主
注意事項 ・キャラ崩壊 ・20タップで終わる ・オチがあったりなかったり ・続きは考えて欲しい ・通報は普通にやめてください ・なんでもいい方向け(マジで) ・地雷さんは回れ右してください。
主
司
朝起きるとえむが横で寝ている。 それが普通になったのは ワンダーランズ×ショウタイム を結成して5年後だった。 オレとえむは同棲を初め、 1年前に婚約した。 何度か夜も重ね、えむのことも 次第に詳しくなって行く。 朝には弱いこと。 ハサミを扱うのが苦手なこと。 夕暮れがもう怖くなくなったこと。
司
横ですうすうと眠る彼女をゆっくりと 揺らし、言葉をかける。 今日は何を作ろう。日曜日だし ホットケーキにしてやろう。 えむは朝のホットケーキが大好きだ。 ほんと。こいつと暮らすために どれほど苦労したものか。 こいつはきっと知らないだろうな。
えむ
いやいやと寝返りを何度が打つ。 そんな仕草も可愛いなんて、口には 出せないけれど。 そう思いながらもえむを抱き寄せて、 朝の言葉を云う
司
えむ
暖かい温もり、子供のような仕草、 乱れたシーツ、なんでも 愛おしく感じてしまう。
司
えむ
掴んで離さない。 えむの可愛い癖だ。 オレはいつもえむに癒されるので これは嬉しい。 いやいや。スターとして冷静で いなければならないのだ。 そう。何事も冷静… 否。無理だな。えむの前で冷静を装う のは案外難しいことなのだ。 えむはオレの喜怒哀楽全てを把握 している。オレも同じように、 えむの裏表くらい分かるのだ。
司
えむ
本当はこいつ起きてるんじゃないか? と思うくらい小悪魔だな。 そんな所も可愛いが。 今日はホットケーキを作らなければ いけないのだ。構ってる時間なんて… 結構ある。 いやいや。けれど今日はデートだ。 きちんと起こしてやろう。
司
えむ
オレが冗談で言うとえむはうるうると涙目で訴えてくる。ぐ、罪悪感が 凄まじい。
司
にこっと笑うとえむはむすっとする。 けれど少ししたらまたふにゃっと 可愛く笑うんだ。 優しく額に接吻をしたら キッチンへ向かった。 2段重ねにしてやろう。 そう決めたのはキッチンへ向かって 30秒後ほどのことだった。
がこん、がこん。すー、すー 誰もいない電車の中では揺れる音 とオレの肩に頭を乗せる彼女、 えむの寝息だけだった。 先程まで波で遊んでいた 少女はどこに行ったのだろうか。 オレの肩には規則正しい寝息を 立てる可憐な女性しかいない。 差が激しすぎるだろう。 そんな所もまた惹かれるが。
アナウンス
ぴく。 アナウンスの音で肩に頭を乗せていた 可愛らしい少女が起きてしまった。 アナウンスめ。空気くらい読んでくれ
えむ
けれど何も無いと分かったのか えむはまた夢の中へと入っていく。 そんなえむを膝の上に寝転がせ、 誰も載っていない電車の中で えむの頭を撫でた。 えむはくすくすと笑ったり くすぐったそうにしている。 そんな仕草もオレにとっては 「もう国家遺産にしていいだろう」 と言うほど好きなのだ。
司
愛の言葉。普段なら絶対に 面と向かって言うことの無い言葉だ。 普段はえむから好きやら愛してるやら 言ってくるが、オレから言ったことは あまりないのである。 けれど今回のえむは可愛すぎる。 いつも可愛いが、今日はその倍ほど 可愛い。本当に恐ろしいほど
司
なんて、ほんの少しイタい発言 をしたって車内には誰もいない。 そう、オレとえむだけの空間なのだ。 別に誰もいないのだしえむに 気持ちを伝えてもいいだろう。
司
また独り言が少し。 誰も返事や反応はしない。 ヒトリゴトを聞くとすれば えむだ。けれど今の彼女は 俺の膝の上で夢を見ている
えむ
司
少し顔が赤くなるが どうせえむのことだ。 「もっとたい焼き買って」 なんて言ってるのだろう。 予想すると頬が緩んでしまう 可愛らしい。 なんて今日何回かんじたんだ?
司
司
オレも目を瞑り、腕を組む。背もたれにピタッとくっついて、睡眠に入る
えむ
司
えむ
えむ
今日は12月25日。 恋人たちが手を繋ぎ笑い合う日だ。 けれどそんな日、オレとえむは 手を繋がず歩いていた。 えむが「イルミネーション」に 感激しているので 邪魔はしたくない。 えむは「イルミネーション」を見る ことが初めてらしい。かわいいな。
司
こんなことしたくないが。 手を繋ぐ作戦を思いついた えむと歩幅を合わせ、自然と指を 絡める。なんて素晴らしい。 さすがスターだな。
えむ
そうだ。いい事おもいついた
司
えむ
司
えむ
司
歩き出して5分後、 オレ達の前には大きなクリスマスツリーがあった。 時計を見るとちょうど7時58分 よし。と覚悟を決め、 えむを抱き寄せた
えむ
慌てるえむの口を塞ぐように接吻 を交わした。10...9...8...7...6...5...4..3... 頭の中でカウントダウンを始め、2秒前になった時、えむをぎゅっと抱き締め、深く口付けをした
えむ
司
ちょうど唇を話すと クリスマスツリーの上に飾ってあった 鐘がゴーンとなる。時間ピッタリだ えむの方に目をやると、えむは 真っ赤になってオレの服の袖を引っ張っていた。 もしやまずいことをしてしまったのか?
えむ
司
えむ
えむ
舞踏会はつまらない。 皆笑顔なのに、笑顔じゃない。 「偽り」の笑顔だ。 あたしはそんな舞踏会があまり 好きじゃない。 けれど今日は頑張らなければ いけない日だった。 そう。 ーあたしの婚約者を決める日ー なのだから。
召使い
えむ
フェニックスワンダーランドの隣といえば……ペガサスシャイニングしか思いつかない。けれどそんな国の王子様があたしになんの用だろう。
えむ
司
えむ
笑う?あたしが? あたしはいつだって 笑ってる。ずぅっと、 なのに、笑ってないって、 笑顔じゃないの?あたし 戸惑いながらもツカサ王子に 一礼し、その場を離れようとした瞬間
司
周りがざわつき始めた。 いきなり笑顔じゃない。 なんて言ってきた王子が 踊りに誘っているのだ。 誰だって急で吃驚するよ。
えむ
司
えむ
初めて男の子を名前で呼んだ。 男の子なんて近寄ってはダメと 教育されたあたしからすれば 男性はとても珍しく、気になる
司
えむ
司
ツカサくんと話してると落ち着く。 なんて考えながらも ツカサくんと会場の真ん中に 立つ。その時、 ツカサくんは右手を後ろに、左足を後ろに回し、中腰で手を出した
司
コメント
1件
この人の作品全部神作品ばっか!