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お母さんが私の頬を撫でながら
お母さん
お母さん
お母さん
と言っている
紗来
お兄ちゃんが、私を見ながら
お兄ちゃん
お兄ちゃん
と叫ぶ
紗来
紗来
紗来
お父さんが、私の頭を撫でながら
お父さん
お父さん
と初めて泣き顔を見せた
紗来
紗来
私の大切な友達が、私の前で泣き崩れながら
友達(凛)
友達(凛)
友達(凛)
友達(凛)
と囁いていた
紗来
紗来
紗来
なんでこうなったんだろうね…
なんで、間に合わなかったんだろうね…
お母さん
お母さん
お兄ちゃん
お父さん
お父さん
お父さん
お父さん
友達(凛)
友達(凛)
友達(凛)
紗来
紗来
なんで、死んでしまってから
こうすればよかった…
ああすれば良かったって嘆いて
過去を振り返るんだろう…
それをどうして生きている間にできなかったのかな…
当たり前のようにみんなが言う明日を想像できなくなって
どのくらい日がたったかな?
当たり前のようにみんなが言う明日を想像できなくなって
罪悪感に身を焼かれて、
毎日辛かった…
毎日自分を責めて
毎日自分を傷つけて…
でも、そんな日々にももうさよならできるね!
私はもう、心をすり減らす日々に苦悩しなくてもいいんだね…|ω・`)
紗来
気づいてたよ
多分私は、ちゃんと愛されてた
ただそれがあんまりにも分かりにくくて、
兄に向けられる愛情よりも小さかったから霞んでしまっていたんだよ
二人は多分、不器用な人だったんだ
稼ぐ方法も、働き方もよくわかっているけど、
愛し方はよくわかっていなかったんだ
下の子が生まれると上の子への愛情が減ってしまうとか
下の子に嫉妬するとか、
下の子への愛情の方が大きくなるってわかっていたから
それを防ぎたかったのかもね…
でも、極端すぎて私への愛情がものすごく小さくなっていた
最期の最期になってようやく気づいたけど、
気づいた時にはあんまりにも遅すぎたんだ.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.
もう、とっくの昔に限界突破してもう我慢できないところまで
来てしまっていたから、気づいても止まることなんか出来なくなっていた
大好きだったよ…
私は、友達一人にだけ真実を伝えていた
ねぇ凛、たくさん負担かけてごめんね
「死にたい」
初めて凛に言った時、駄目って言ったよね…
そんなこと言わんのって
でも、何度も言うにつれて、何度も苦しんでるのを見るにつれて
無言か、(´・ω・`)そっかーとしか言わなくなったね…
凛、ありがとう
私が、二人に愛されてたって気づけたのは凛のおかげだった…
でもさ、憎いよ…
何も知らなければ、そのまま二人を恨んだまま逝けたのにさ
凛、私に愛されてるって気づかせてくれてありがとう
私を最期まで楽しませてくれてありがとう
大好きだよ(*^^*)
ずっと友達でいてね(*´ ˘ `*)♡エヘヘ
ティア
ティア
ティア
ティア
ティア
ティア