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学校が終わって、これからアイドルとしての活動が始まる時間になった時、校門にふとあの黒髪が見えた。
神代葵加
白井煌雅
神代葵加
白井煌雅
神代葵加
体力的に苦痛ではない。だけど最近は精神的に疲れてきた、なんて口が裂けても言えない。あくまで私はアイドル。特別を演じなきゃ
白井煌雅
神代葵加
白井煌雅
私は昔から幼馴染という単語に憧れと、妬みを持っていた。私には無いという特別感からの憧れ。でも私だけその特別を持っていないという妬み
神代葵加
白井煌雅
神代葵加
白井煌雅
白井煌雅
神代葵加
本当は時間に余裕なんてない。ここで喋っていたら絶対に遅れてしまう。でも、断れなかった。煌雅くんの幼馴染、誰か知りたいという欲望が出ちゃったから。
白井煌雅
天樂琉月
仮崎秩
またキャラが濃い人達だ、と心の中で呆れ半分興味半分のツッコミをする。特に秩と言う人。あれは典型的な「二重人格」。琉月という人達との関わり方と私の関わり方が違う。琉月という人は…ノリに乗ってしまうとどこかへ連れていかれそうなほどキャラが濃い。
天樂琉月
仮崎秩
完全に二人の世界に入ってしまってる、なんて思った時に「はい!そこまでだ!」とパンと手を叩く音と共に聞こえた。
白井煌雅
神代葵加
仮崎秩
仮崎秩
神代葵加
天樂琉月
神代葵加
努力。その言葉を私に向けられるとは思わなかった。だって、私は「2ヶ月でセンターに上り詰めた汚い子」と言われていたのだから。努力と才能だけなのに、「賄賂」、「その体で事務所に媚びを売った」などと散々言われてきたこの私に、だ。あぁやっぱ、琉月という人はキャラが濃い。
仮崎秩
神代葵加
白井煌雅
神代葵加
「は?/あら?」3人の声が重なる。危ない、少し素の私を出しすぎたかもしれない。近寄るな、という意味合いも兼ね言ったんだけど…どうだろう。
仮崎秩
神代葵加
あぁ、ダメかも。心のうちに秘めてたこと全部言っちゃいそう。また、嫌われちゃうかな。まぁでも、嫌われるのは慣れっこだし。大丈夫、大丈夫だよ。と自分に言い聞かせる
白井煌雅
白井煌雅
神代葵加
気づいてはいけないことに気づいてしまったかもしれない。本当は、煌雅くんの幼馴染のことを知りたいんじゃなかった。煌雅くんともっと一緒にいたかった、煌雅くんについてもっと知りたいって思ってしまった。
そう、この感情は正に恋。アイドルが、普通の男子高校生に。
神代葵加
誰にも聞こえないようにそう呟くと途端に顔が熱くなる。今、どんな顔してるんだろ。どのくらい顔が火照ってるんだろ。
顔の火照りを隠すように私は両手を両頬につける。あつい。でも、嫌じゃない熱さ。
天樂琉月
私の世界に入りそうになる時に琉月さんが呟いた。
白井煌雅
神代葵加
逃げるように自宅へ帰る。明日からどんな顔して合えばいいの、
「またな/ばいば〜い」と息の揃った声が後ろから聞こえてくる。あぁどうしよう。私、恋なんて初めてなんだけど。
白井煌雅
天樂琉月
白井煌雅
仮崎秩
白井煌雅
天樂琉月
白井煌雅
仮崎秩
天樂琉月
天樂琉月
仮崎秩
白井煌雅
天樂琉月
仮崎秩
白井煌雅
仮崎秩
天樂琉月
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