マジカル・ダーリン

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■マジカル・ダーリン■ 　再掲

兎「そうそう、こないだテレビで見たマジックなんだけど」 Ｌ「マジック？」

兎「なんかね、選んだカードの色を変えちゃうっていうスゲーびっくりなヤツでさ！」 Ｌ「ほぉん」

兎「え、びっくりしない？だって自分の手に持ったままのカードが変わってんだよ？ずーっと持ったままだから、すり替えるチャンスなんかないんだよ？」 Ｌ「おん」

兎「スペードが赤いハートに変わっちゃってんの！ずーっと見てたのにいつの間に！？ってもぉびっくり」 Ｌ「へえ」

兎「あ～やっぱ実際に見ないと伝わんないかなー、動画探してみよ」 Ｌ「いやいや、その程度なら俺もできるでぇ」

兎「えぇえー！？うっそ、マジ？エルくんが？」 Ｌ「できるできる」

兎「ちょ、じゃあやってよ見たい見たい！あ、でもトランプないや」 Ｌ「トランプ使わへん、あ〜紙だけちょっと使うかな」 兎「へー」

Ｌ「ちょっと待っとり···」 兎「紙って、何をメモしてんの？」

Ｌ「これはオマケやな」 兎「オマケ？」

Ｌ「さて···ほんなら明日の天気を心の中で考えて」 兎「あ、天気予報みてなかったな～」

Ｌ「考えたら目を閉じて」 兎「考えた···」

　···ちゅ 兎「っ！？」

　ちゅむ、くちゅ くちゅ、ちゅっちゅっ··· 兎「ん、っう、···んん······ッ！」

Ｌ「···ぷは、ごちそうさま☆」 兎「っは、···っはぁはぁ、···ちょ、///」

Ｌ「アハッ、ほらうーくんの顔みごと真っ赤に変えたやろ」 兎「～～～ッ!!///」

Ｌ「ねっ？」 兎「ば、ばか！ばかエルぅー！///」

Ｌ「はい、じゃあオマケの紙を開いて」 兎「うう～何だよばかぁ～恥ずいんだよぉもぉ～～///」

Ｌ「何て書いてあったかな？」

兎「···『うーくんが目を開けて最初に言うのはばかエル』、」

Ｌ「これが俺のマジック」 兎「···お見事だよこんにゃろぉ///」 END

賢いのに身を守る知恵がない兎くん☆