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【ポートマフィア首領の部屋の前】

昨日来た許で近くに来る事になるとは、

殺されると思っていたのに、二度と来る事は無いと思っていたのに

西条〇〇

………………

尾崎紅葉

……何じゃ、入りたくないのかえ?

西条〇〇

………いえ、

この方はポートマフィア五大幹部の一人

尾崎紅葉様、異能力金色夜叉の使い手で中原様の上司だ

彼女は私が最初に配属された上司だった

その日から気に掛けて下さって、マフィアとして生きていきたいと

そう思ったのには彼女の存在も大きい

私が初めて愛を感じられた人だ

尾崎紅葉

……〇〇が入りたくないと申すのならそう致せ

尾崎紅葉

私も何も云わぬ

西条〇〇

……何故です、

尾崎紅葉

…………?

西条〇〇

いっその事裏切り者として斬り捨てれば善いものを、

西条〇〇

ポートマフィアの首領の部屋迄連れて来るなんて、

西条〇〇

何故です……

紅葉から〇〇の顔は見えなかったが

彼女が本心から云っているのだと理解する事は容易だった

尾崎紅葉

……何故、か

尾崎紅葉

……そうよのぉ、何故であろうか……

西条〇〇

え、……?

三度目だ

又もや〇〇は目の前の人物の発言に呆気にとられた

西条〇〇

理由は、無いのですか……?

尾崎紅葉

無いと云えば無い、有ると申せば有る

尾崎紅葉

そんなものじゃ

西条〇〇

…………そんな、

尾崎紅葉

……納得出来ぬか?

尾崎紅葉

〇〇が私の下に配属された時から

尾崎紅葉

お主とこうやって話す事を夢見て居った

尾崎紅葉

私は夢が叶ったのじゃな

尾崎紅葉

礼を云うぞ、〇〇や

西条〇〇

紅葉姐、様……

尾崎紅葉

懐かしいのぉ……笑

尾崎紅葉

お主だけじゃ

尾崎紅葉

姐に様なぞ付けて呼ぶのはな笑

姐様はお優しい

下に配属した日に理解した事だ

マフィア内でも珍しい方だ

初めて、私を愛してくれた。

西条〇〇

…………

〇〇は覚悟を決めた

尾崎紅葉

……善いのか?

尾崎紅葉

お主が逃げたいと申すなら私は協力するぞ

西条〇〇

……御心配をお掛けして申し訳有りません

西条〇〇

もう、大丈夫です

西条〇〇

私は姐様の部下ですから

尾崎紅葉

……笑

尾崎紅葉

そうか、ならば行くぞ

西条〇〇

……はい。

ガチャり、と

部屋の扉が開く

部屋の眩い光が〇〇の目を覆った

姐様に手を引かれて行った先には。

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