私の知ってる蓮翔じゃない…
廊下で見た蓮翔の姿は、暗い感じの、犬系とはかけ離れている姿だった。
名前を呼ぼうとした私は、名前を呼べないほどに驚いた。
杏
え、、え、、嘘、だよね、
杏
あんなの蓮翔じゃない!
そう言って私は駆け出した。
あっ、視線が感じる。後ろから。バレちゃったかな。蓮翔、ごめんなさい。
… あれ、ここ、どこ…
杏
…何が起きたんだろう。
???
んっ……ん!あん!!
杏
ハッ!
琴音
杏!大丈夫!?
杏
ここ、どこなの…
私が気を取り直した時、私の前には大親友の琴音がいた。
琴音
ここ、保健室!分かる?
杏
保険…室…
なんで…
なんで…
私は琴音の方を向きながらそういった。
琴音
杏、廊下で倒れてたんだよ!!
誰かが叫んでて向かったら杏が倒れてた!
誰かが叫んでて向かったら杏が倒れてた!
杏
え、なんで、倒れてたんだろう。
私はまた気を取り直すようにハッとした。
そうだ、私、蓮翔とは全く違う姿を見て…
杏
ごめん…ありがとう。
私はベットから動こうとした。
杏
ゴソゴソ
っ…!!!
っ…!!!
琴音
杏!動いちゃダメだよ!
琴音
次の授業も休めって先生が言ってたんだよ!?
もう杏2限授業飛ばして気失ってたんだよ!!!
もう杏2限授業飛ばして気失ってたんだよ!!!
杏
あ…そうなの…
杏
でも、なんで琴音はそんな詳しいこと知ってるの?2限飛ばしてとか、、
琴音
だって私ずっといたんだよ!!
次は4限目!
次は4限目!
杏
そんなにか、というか、琴音は授業受けなくていいの…?
琴音
私は大丈夫!先生に言ってあるからね!
杏
そうなんだ…ごめんね…
琴音
お昼は杏のカバン探って杏のお弁当取ってきたから!もちろん私のもあるよ!
杏
えぇっ笑ありがとね笑
琴音
あっ、早弁しちゃう?怒られないし!
杏
いいじゃん!お腹すいちゃったなぁ
琴音
食べちゃお食べちゃお!あっ、保健室の先生は言ってくるね!体調不良の人は食べてなんぼだからねっ!
琴音
言ってきたよ!
琴音
よし!たーべよ!
琴音
いっただっきます!
杏
いただきます。
40分後…
琴音
ごちそうさまでしたあぁぁ!
杏
ご馳走様でした。
琴音
そろそろ元気になった?そういえば今日お弁当食べたら下校だってぇ!
杏
そーなんだ。じゃあ保健室で遊ぼ!
琴音
なーんだ。元気そうじゃん!遊ぼ遊ぼ!
そして、下校時刻になった。
杏
琴音、本当に今日はありがとう。また遊ぼーね!
琴音
いやいや全然! そうだね!また遊ぼ!
琴音
じゃあね!また明日ぁん〜
杏
じゃあね笑
今日は蓮翔から一緒に帰ろうとは言われなかった。やっぱり私が見たあれは現実だったんだ。
主
とーりあえずここらで終わりです!
続き待っててね!
続き待っててね!
主
ばいちゃ!