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ゆきな

皆さんどうも〜

ゆきな

ゆきなです

ゆきな

謎作イエ~イ!

ゆきな

今回は少し前に予告していた
お話をかきます!

こゆき

🐇💎をご希望の方はごめんなさい💦

ゆきな

でも最後にお知らせあります!

注意 このお話は本人様とは一切関係ありません 青組のお話となっております めっちゃ長いです(多分) 地雷さん、このお話を読んで不快になりそうな方は 他の神々様のところへレッツゴー

ゆきな

それでは~

start

暗がりの中人が賑わう年に1度の夏祭り

家族と楽しく屋台を周っていた俺は

気づけば迷子になっていた

いふ

グスッ…みんなどこぉ

いふ

どこに行ったのぉ

必死に俺は叫び居場所を探す

そんな俺の叫びもかき消される程に賑わった参道

まだ5歳で体が小さい俺はすぐに人の波に飲まれていった

気づけば俺は祭りが行われている場所とは 離れた神社の境内に居た

少しの月明かりだけでほぼ暗闇の空間は俺の不安をより煽る

チリン…チリン…

いふ

んぅ?グスッ

風鈴?それとも鈴の音だろうか

境内の奥の方から音が聞こえる

音が聞こえる方に向かって俺は歩き出した

チリン…チリン…

さっきより音が大きくなった

チリン……

そこに誰か居るの?

音のする方から声が聞こえる

いふ

えぁっ…親とはぐれちゃって

じゃあ僕が親御さんのところへ
連れて行ってあげる!

いふ

ほ…ほんと!?

うんっ!

でも帰る前に僕と遊んでくれない?

いふ

あ…うんいいよ!

ほんと!?やったぁ〜

じゃあそんな暗いところじゃなくて
こっちにおいで

ここの方が明るいよ

いふ

分かった〜

木の葉で隠れていた月明かりが差し込み相手が見える

水色に綺麗な紫のグラデーションのかかった髪

綺麗な着物を身に纏い右手には風鈴が握られている

明るい笑顔が印象的な太陽みたいな男の子

身長は俺より少し高いが同い年くらいに見える

お名前なんて言うの?

いふ

えっと…いふ

じゃあいふくんね

ほとけ

僕の名前はほとけ!

ほとけ

いむくんって呼んでほs

いふ

じゃあほとけな

ほとけ

ちょっとぉぉぉぉぉ!?

いふ

www

ほとけ

まぁいいやw

ほとけ

いふくんって何歳?

いふ

5歳やで

ほとけ

え!?同い年じゃん

いふ

おぉ!マジか

ほとけ

じゃあいふくん遊ぼ!

いふ

おう!

ほとけ

いっぱい遊んだね~

いふ

そうやなぁ…

ほとけ

僕こんなに遊んだの久しぶり!!

ほとけ

僕友達居ないからずっと1人だったんだよね

いふ

じゃあ俺と友達にならない?

ほとけ

えっ!?いいの?

いふ

だってほとけと遊ぶの楽しいし

ほとけ

んへへっ///ありがとう

いふ

そういえばほとけずっと右手に風鈴
持っとるけどどうしたん?

ほとけ

あぁ…これ?

ほとけ

7年前に僕の大切な人がくれたの

いふ

だいぶ前やなw

ほとけ

大切な人っていうか僕のお兄ちゃんなんだけどね

いふ

ほとけお兄ちゃんおるんや

ほとけ

そうそう!

ほとけ

優しいお兄ちゃんだよ

いふ

ええなぁ

ほとけ

この風鈴青色と水色で綺麗でしょ〜

ほとけ

僕のお気に入りなの!

いふ

フフッそっか

いふ

ふわぁ~…

ほとけ

いふくん眠くなっちゃった?

いふ

眠い…

ほとけ

じゃあそろそろ帰ろっか!

いふ

また会える?

ほとけ

うん!ここに来てくれれば会えるよ

いふ

じゃあ絶対ここにまた来るからな!

ほとけ

うん待ってるね

ほとけ

じゃあいふくん最後にぎゅ~しよ

手を広げられほとけの胸に俺はすっぽり収まった

暖かいほとけの体温と静かに響く風鈴の音

チリン…チリン…

いふ

うとうと…

俺はいつの間にか眠りに落ちていた

ほとけ

いふくんおやすみなさいニコッ

いふ

んぅ…?

目が覚めると自分の部屋に居た

いふ

あれ…確か俺昨日ほとけにぎゅ~されて寝たはず

いふ

なんで家に?

いふ

ままみ〜なんで俺家にいるの?

いふくんママ

え〜?急にどうしたの?

いふ

だって昨日俺途中で迷子に…

いふくんママ

なに寝ぼけたこと言ってるのw
昨日はずっと一緒にいたでしょ?

いふ

え…そうだったっけ?

いふくんママ

ほら、顔洗っておいで

いふ

…は~い

バシャッバシャッバシャッ…

いふ

本当に夢だったんかな

そういえばほとけここに来てくれれば会えるって…

いふ

昨日の場所に行ってみよ

いふ

え〜っと確かここ…

明るいからか昨日と雰囲気が全く違う

いふ

ほとけぇ〜居るか?

いふ

居ない…みたいなや

いふ

昨日のはやっぱ夢やったんかな?

チリン

いふ

え?この音ってたしか…

振り返るとそこにはにこやかな表情の君がいた

ほとけ

いふくん来てくれたんだね!!

いふ

お…おう

さっきまで後ろには誰もおらんかったのにいつ現れたんや?

ほとけ

遊ぼ!遊ぼ!ピョンピョン

無邪気に飛び跳ねている君

飛ぶたびに右手に握られた風鈴がチリンチリンと音をたてる

いふ

右手にずっと持っとるの邪魔じゃないん?

ほとけ

あぁ、昨日もだけど遊ぶときは帯に刺してるから大丈夫!

いふ

そうなんや

いふ

なにして遊びたい?

ほとけ

え〜っとね

迷子になりほとけと会ったその日から

俺は毎日のようにほとけに会いに行くようになった

いふ

ほとけ〜

大体俺が来た直後にほとけは居ない

いふ

まだかなぁ

チリン

この風鈴の音がほとけが現れる合図

ほとけ

いふくん!いらっしゃい

いふ

おう!今日もきたで

ほとけ

今日はね〜隠れんぼしたい

いふ

おっ、ええやん

いふ

どっちが鬼する?

ほとけ

じゃんけんで決めようよ!

いふ

じゃあいくで〜

じゃんけんポン!

あいこでしょ!

あいこでしょ!

ほとけ

ずっとあいこだぁ…

いふ

じゃあ俺が鬼するから隠れていいよ

ほとけ

ほんと!?ありがとう

いふ

じゃあ数えるで~

いふ

1…2…3…4……

いふ

10!!も〜いいかい

ほとけ

も〜いいよ

いふ

じゃあ探しに行くぞ〜

いふ

どこかなぁ

チリン

いふ

あっ…ふふっ

いふ

ほとけみ~つけた

ほとけ

え〜いふくん早い

いふ

だって風鈴の音でバレバレやったでw

ほとけ

えぇ!?嘘でしょ

ほとけ

ぐぬぬ…いふくんもう1回

いふ

はいはいw

月日が経ち小学生になり学校に通い始めた

沢山の友達ができ放課後遊びに誘われることもあった

モブ

いふくん今日学校終わったら一緒に遊ばない?

でも…

いふ

あ~モブくんごめん!用事あるから

モブ

そっか…じゃあまた今度ね

いふ

うん!誘ってくれてありがとう

チリン

ほとけ

あっ!いふく〜ん

いふ

やっほ~ほとけ

俺はほとけの元に向かうのを優先させていた

ほとけ

今日暑いね〜

いふ

そりゃぁ着物着とれば暑いやろw

ほとけ

確かにwww

いふ

今日暑いから駄菓子屋でこれ買ってきたんよ

カラン

ほとけ

なにこれ?

いふ

ラムネって言う飲み物でシュワシュワして美味しいんやで

ほとけ

へ〜綺麗だね

いふ

はい1個あげる

ほとけ

えっ…いいの?

いふ

おう!1本100円で安いし

ほとけ

わぁぁ✨ありがとういふくんギュッ

いふ

ちょっとほとけ〜暑い〜

ほとけ

あぁごめんごめんw

いふ

じゃあ飲もうか

ほとけ

うん!楽しみ〜

プシュッ

いふ

んま…

ほとけ

???

いふ

ん?ほとけどうしたん

ほとけ

これどうやって開けるの?

いふ

じゃあ一緒にしようか

ほとけ

うん!

いふ

じゃあほとけここ持って

ほとけ

こぉ?

いふ

そうそう、そしてここを押して…

プシュッ

ほとけ

わぁぁできた!

ほとけ

いただきま〜す

いふ

ラムネどんな?

ほとけ

すっごく美味しいっ!

いふ

ふふっそれは良かった

いふ

また買ってきてやるよ

ほとけ

ほんと!?

いふ

おんw

ほとけ

いふくん大好き〜ギュッ

いふ

だから暑いってぇ

ほとけ

え〜いいじゃん!

いふ

ふふっ…ギュッ

ほとけ

んへへっ///

ほとけと一緒に居るのが楽しくて毎日通った

でも…

モブ

いふくん!今日僕の家でゲームするんだけどくる?

いふ

おう!行くわ

モブ

じゃあ放課後僕の家集合な

いふ

わかってるって〜

中学生になった頃くらいだろうか

俺はほとけと会う回数が減っていった

ほとけと遊ぶときは鬼ごっこや隠れんぼばかりで 境内から出たがらない

小さい頃は楽しかった遊びも年を重ねるにつれて 楽しさを感じなくなっていき

高校生になる頃にはほとけのことを忘れていた

数年後

俺は19歳になった

東京の大学に通っている俺は学校に通いやすいようにと 夏休みを使って上京することになった

いふくんママ

荷造りできた?

いふ

もうちょっと〜

いふくんママ

あら…じゃあ頑張ってね

いふ

ん、ありがと

ミーンミンミン

8月の蒸し暑い夏の日に蝉の鳴き声が聞こえる

いふ

あっつ…

チリン

いふ

…ん?

視線を音の方に向けるとそこには窓辺に風鈴が下がっていた

夏風に吹かれ揺れる風鈴

チリン…チリン…

いふ

あ…ほとけ

懐かしい風鈴の音

いふ

まだ居るかな

荷造りが終わっていない俺は200円を持って家を飛び出した

タッタッタッタッ

いふ

はぁ…はぁ…

いふ

流石に居らんか…

チリン…

いふ

えっ

振り返るとそこには出会った頃と変わらない姿の君がいた

ほとけ

いふくん久しぶりだねニコッ

いふ

ほ…ほとけ?

ほとけ

そ〜だよ

ほとけ

いふくん来てくれなくなっちゃって
寂しかったんだからね!

プクっと頬を膨らます君

いふ

ごめんなぁ…

ほとけ

いいよ~来てくれたんだから

ほとけ

僕久しぶりにいふくんとぎゅ~したい!

いふ

ええよ、おいで

手を広げるとほとけは勢いよく俺の胸に飛び込んできた

ほとけ

ギュッ

俺の胸にすっぽりと収まったほとけ

いふ

ふふっヨシヨシ

ほとけ

いふくん見ないうちに変わったね

いふ

そりゃぁ7年会ってなかったもん

いふ

それに比べてほとけは全然変わらんなぁ

ほとけ

まぁね!

いふ

そこドヤるとこなん?

ほとけ

分かんないw

いふ

ダメやんw

いふ

あっ!ほとけこれあげる

ほとけ

ん〜なになに?

カラン

ほとけ

わぁぁラムネだ

いふ

ほとけ好きって言っとったやろ?

ほとけ

うん!いふくんありがとう

ほとけ

いふくん!一緒に飲もっ

いふ

ん、ええよ~

プシュッ…プシュッ

ほとけ

ん〜凄い久しぶりだけどやっぱり美味しいっ!

いふ

ほとけはほんとにラムネ好きよなぁ…

ほとけ

だって美味しいんだもん

いふ

まぁ…ラムネが美味しいのはわかるけどなぁw

ほとけ

あっ!!!

いふ

ほとけどうしたん?

ほとけ

いふくんちょっとそこで待ってて

いふ

お…おう?

勢いよく駆け出した君

いふ

(急にどうしたんや?)

数分待っているとほとけが歩いて戻ってきた

右手には風鈴

そしていつも何も持っていない左手には花が握られていた

ほとけ

いふくんごめんね~ただいま

いふ

ん〜おかえり

いふ

左手に花持っとるけどどうしたん?

ほとけ

僕ねお花が好きなの

ほとけ

だからね!このお花をいふくんにあげたくて

いふ

綺麗な花やなぁ…

ほとけ

このお花はローダンセっていうんだよ〜

ほとけ

はい!いふくんにあげるっ!

いふ

ありがとなヨシヨシ

ほとけ

えへへっ///

俺はそのままほとけと話し込んで気づけば夕方になっていた

いふ

もう夕方やなぁ…

ほとけ

時間があっと言う間だったね〜

いふ

なぁほとけ

ほとけ

ん?

いふ

俺さ…ここを離れるんよ

ほとけ

そっか…大学とかで?

いふ

そんなところやな

ほとけ

じゃあもうここには戻ってこないの?

いふ

年に1回戻ってくるよ

ほとけ

てことはバイバイじゃないんだね!

いふ

まぁそうやな

ほとけ

じゃあこれからも僕と友達で居てくれる?

いふ

当たり前やん!俺らはずっと友達やで

ほとけ

いふくんッッ!ギュッ

いふ

おわっ!?…ふふっ

ほとけ

ん〜大好き///スリスリ

いふ

俺も大好きやで

ほとけ

いざ行っちゃうってなると寂しいなぁ…

いふ

ん…ヨシヨシ

いふ

また来年来るから…な?

ほとけ

んぅ…

ほとけ

約束だよ!

ほとけ

僕はずっとここに居るからね

いふ

約束やな

ほとけ

じゃあいふくんまたね

いふ

おう!ほとけまた来年な

そう言葉を交わして俺は歩き出す

少しして後ろを振り返ると腕をこれでもかと ぶんぶん振るほとけがいた

チリン…チリン…チリン…

いふ

ふふっ…フリフリ

元気なほとけに手を振って 風鈴の音を背に俺は境内をあとにした

1年後

20歳になった俺は1年前に約束した場所に来ていた

いふ

ほとけ〜ほとけ〜

チリン…

いふ

あっ!ほと…け?

確かに俺の後ろで風鈴の音が聴こえた

なのに振り返ってもそこには誰も居なかった

翌年もその翌年もほとけは姿を現さなかった

数年後

俺は毎年のようにここに訪れている

いふ

ほとけ来たで〜

チリン…

勿論ほとけの姿は見えない

でも姿は見えんけど側に居ると思う

いふ

ほとけ聞いてよ〜

いふ

職場のパワハラ上司がさぁ

だから俺は話し続ける

チリン…チリン…

いふ

も〜会社辞めた〜い

チリン…チリンチリン…

いふ

え〜まぁ…しょうがないか

俺が話すと風鈴の音が聞こえてくる どこにも風鈴なんて無いのに

だからこの音はほとけが答えてくれとる音だと思う

いふ

そういや今年も持ってきたで

そして取り出したのは2本のラムネとローダンセの花

毎年俺はこれを持ってくる

いふ

ここに置いとくな

ローダンセの花言葉は 終わりのない友情

いふ

これからもずっと友達やで

チリン

いふ

じゃあラムネでも飲もうかな

プシュッ…プシュッ

いふ

ん〜やっぱ夏はこれやなぁ

チリン…チリン…

いふ

じゃあまた来年来るな〜

チリン…チリン…チリン…

帰る時は大きめの風鈴の音が聞こえてくる

その音の中に紛れて

ほとけ

ありがとう

微かにそう聴こえた気がした

風鈴の音 end

ゆきな

やったぁぁ謎作できたぁぁぁぁぁ!

こゆき

喜ぶ事じゃなくね?

ゆきな

いやぁ…楽しかったね

ゆきな

ここで皆様にお知らせです

ゆきな

まずはこちらをご覧ください

こゆき

…え?

ゆきな

てことで

風鈴の音 番外編

ゆきな

かきまぁぁぁぁす!

こゆき

おぉ✨ペアは?

ゆきな

勿論🐇💎

ゆきな

一応番外編に繋がる伏線をいくつか
作ったんですけどみんな気づきましたか?

こゆき

伏線作りにめちゃめちゃ苦戦してたねw

ゆきな

ほんとそれな

ゆきな

最後まで見てくださりありがとうございました

ゆきな

♡、コメント沢山いただけると嬉しいです

こゆき

番外編も楽しみにしててね~

ゆきな

それでは~

ゆきな

おつゆき!

謎作楽しいぃぃぃぃ(((殴

この作品はいかがでしたか?

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