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遅いんですけど涙(滝が出来ちゃってもうほんと神作
完璧にわかってしまった☆
ゆきな
ゆきな
ゆきな
ゆきな
こゆき
ゆきな
注意 このお話は本人様とは一切関係ありません 青組のお話となっております めっちゃ長いです(多分) 地雷さん、このお話を読んで不快になりそうな方は 他の神々様のところへレッツゴー
ゆきな
start
暗がりの中人が賑わう年に1度の夏祭り
家族と楽しく屋台を周っていた俺は
気づけば迷子になっていた
いふ
いふ
必死に俺は叫び居場所を探す
そんな俺の叫びもかき消される程に賑わった参道
まだ5歳で体が小さい俺はすぐに人の波に飲まれていった
気づけば俺は祭りが行われている場所とは 離れた神社の境内に居た
少しの月明かりだけでほぼ暗闇の空間は俺の不安をより煽る
チリン…チリン…
いふ
風鈴?それとも鈴の音だろうか
境内の奥の方から音が聞こえる
音が聞こえる方に向かって俺は歩き出した
チリン…チリン…
さっきより音が大きくなった
チリン……
?
音のする方から声が聞こえる
いふ
?
いふ
?
?
いふ
?
?
?
いふ
木の葉で隠れていた月明かりが差し込み相手が見える
水色に綺麗な紫のグラデーションのかかった髪
綺麗な着物を身に纏い右手には風鈴が握られている
明るい笑顔が印象的な太陽みたいな男の子
身長は俺より少し高いが同い年くらいに見える
?
いふ
?
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
手を広げられほとけの胸に俺はすっぽり収まった
暖かいほとけの体温と静かに響く風鈴の音
チリン…チリン…
いふ
俺はいつの間にか眠りに落ちていた
ほとけ
いふ
目が覚めると自分の部屋に居た
いふ
いふ
いふ
いふくんママ
いふ
いふくんママ
いふ
いふくんママ
いふ
バシャッバシャッバシャッ…
いふ
そういえばほとけここに来てくれれば会えるって…
いふ
いふ
明るいからか昨日と雰囲気が全く違う
いふ
いふ
いふ
チリン
いふ
振り返るとそこにはにこやかな表情の君がいた
ほとけ
いふ
さっきまで後ろには誰もおらんかったのにいつ現れたんや?
ほとけ
無邪気に飛び跳ねている君
飛ぶたびに右手に握られた風鈴がチリンチリンと音をたてる
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
迷子になりほとけと会ったその日から
俺は毎日のようにほとけに会いに行くようになった
いふ
大体俺が来た直後にほとけは居ない
いふ
チリン
この風鈴の音がほとけが現れる合図
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
じゃんけんポン!
あいこでしょ!
あいこでしょ!
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
チリン
いふ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
月日が経ち小学生になり学校に通い始めた
沢山の友達ができ放課後遊びに誘われることもあった
モブ
でも…
いふ
モブ
いふ
チリン
ほとけ
いふ
俺はほとけの元に向かうのを優先させていた
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
カラン
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
プシュッ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
プシュッ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけと一緒に居るのが楽しくて毎日通った
でも…
モブ
いふ
モブ
いふ
中学生になった頃くらいだろうか
俺はほとけと会う回数が減っていった
ほとけと遊ぶときは鬼ごっこや隠れんぼばかりで 境内から出たがらない
小さい頃は楽しかった遊びも年を重ねるにつれて 楽しさを感じなくなっていき
高校生になる頃にはほとけのことを忘れていた
数年後
俺は19歳になった
東京の大学に通っている俺は学校に通いやすいようにと 夏休みを使って上京することになった
いふくんママ
いふ
いふくんママ
いふ
ミーンミンミン
8月の蒸し暑い夏の日に蝉の鳴き声が聞こえる
いふ
チリン
いふ
視線を音の方に向けるとそこには窓辺に風鈴が下がっていた
夏風に吹かれ揺れる風鈴
チリン…チリン…
いふ
懐かしい風鈴の音
いふ
荷造りが終わっていない俺は200円を持って家を飛び出した
タッタッタッタッ
いふ
いふ
チリン…
いふ
振り返るとそこには出会った頃と変わらない姿の君がいた
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
プクっと頬を膨らます君
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
手を広げるとほとけは勢いよく俺の胸に飛び込んできた
ほとけ
俺の胸にすっぽりと収まったほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
カラン
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
プシュッ…プシュッ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
勢いよく駆け出した君
いふ
数分待っているとほとけが歩いて戻ってきた
右手には風鈴
そしていつも何も持っていない左手には花が握られていた
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
俺はそのままほとけと話し込んで気づけば夕方になっていた
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
そう言葉を交わして俺は歩き出す
少しして後ろを振り返ると腕をこれでもかと ぶんぶん振るほとけがいた
チリン…チリン…チリン…
いふ
元気なほとけに手を振って 風鈴の音を背に俺は境内をあとにした
1年後
20歳になった俺は1年前に約束した場所に来ていた
いふ
チリン…
いふ
確かに俺の後ろで風鈴の音が聴こえた
なのに振り返ってもそこには誰も居なかった
翌年もその翌年もほとけは姿を現さなかった
数年後
俺は毎年のようにここに訪れている
いふ
チリン…
勿論ほとけの姿は見えない
でも姿は見えんけど側に居ると思う
いふ
いふ
だから俺は話し続ける
チリン…チリン…
いふ
チリン…チリンチリン…
いふ
俺が話すと風鈴の音が聞こえてくる どこにも風鈴なんて無いのに
だからこの音はほとけが答えてくれとる音だと思う
いふ
そして取り出したのは2本のラムネとローダンセの花
毎年俺はこれを持ってくる
いふ
ローダンセの花言葉は 終わりのない友情
いふ
チリン
いふ
プシュッ…プシュッ
いふ
チリン…チリン…
いふ
チリン…チリン…チリン…
帰る時は大きめの風鈴の音が聞こえてくる
その音の中に紛れて
ほとけ
微かにそう聴こえた気がした
風鈴の音 end
ゆきな
こゆき
ゆきな
ゆきな
ゆきな
こゆき
ゆきな
風鈴の音 番外編
ゆきな
こゆき
ゆきな
ゆきな
こゆき
ゆきな
ゆきな
ゆきな
こゆき
ゆきな
ゆきな
謎作楽しいぃぃぃぃ(((殴