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この村では唯一日本の法律が通じない 『犬鳴村』である ある日の夕暮れの頃 ある親子がその村に訪れる
心菜(双子の姉)
ねぇ、お父さん
彩奈(双子の妹)
ここって、本当に大丈夫な所なの？
お父さん
んー
お父さん
大丈夫だろう笑
彩奈(双子の妹)
正直に言って、迷った？
お父さん
…(´･･`)
お父さん
はい、
心菜(双子の姉)
どうするの!?
心菜(双子の姉)
お父さんが美味しいパン屋さんに連れて行ってくれるって言うから着いてきたのに!!
お父さん
ごめんな、
彩奈(双子の妹)
ねぇ、早く帰ろう
お父さん
お、トンネルが見えてきたぞ
お父さん
行ってみないか？
心菜(双子の姉)
嫌だ!!
彩奈(双子の妹)
いやー!!
お父さん
ちょっとだけ！
心菜(双子の姉)
私は彩奈と車にいるから
彩奈(双子の妹)
うん
お父さん
じゃ、父さん1人で行ってくるよ
心菜(双子の姉)
うん、
彩奈(双子の妹)
早くしてね
お父さん
いざとなったらスマホで警察呼んでくれ
心菜(双子の姉)
分かった、
お父さん
じゃ、行ってみるよ。
彩奈(双子の妹)
…
心菜(双子の姉)
…
ガサッ ガサッ ガサッ
お父さん
なんもないな…
???
ﾌﾌﾌ
お父さん
誰だ!?
???
また新しいやつが来たね…ﾌﾌﾌ
お父さん
やめろ、来るな。
お父さん
わぁぁぁぁぁ!?
車の中で
心菜(双子の姉)
ねぇ、何か音しなかった？
彩奈(双子の妹)
うん、
彩奈(双子の妹)
なんかわぁぁぁぁぁって
心菜(双子の姉)
警察呼ぶ？
彩奈(双子の妹)
うん
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
。
おかげになった番号は電波が届かないか、電源が切られているため、お出になりません。
。
ピーと言う発信音の後に、お名前と、要件をお話下さァァァァァァいぃぃぃぃ
。
逃げられないよ
。
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
心菜(双子の姉)
ﾋｯ…
彩奈(双子の妹)
どうしたの!?
心菜(双子の姉)
逃げられないよって…
彩奈(双子の妹)
どうしよう、逃げられないよ…泣
彩奈(双子の妹)
うわぁぁん
心菜(双子の姉)
泣いちゃダメ！
心菜(双子の姉)
こういう時に協力し合おう？
彩奈(双子の妹)
うん。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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