TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

敬浩

敬浩

(休憩時間短かったなぁ…)

敬浩

(折角他校の人と仲良くなれそうだったのに。)

敬浩

敬浩

(あのちょこんっとした人、冒頭のイケボの人だったな…)

敬浩

(ギャップがえぐすぎる、本当にあの声の主か3度見しちゃった。)

ブーッ!

(第二部開始のブザーが鳴る)

敬浩

敬浩

敬浩

(…さて、)

敬浩

(楽譜に集中して頑張るか)

 

尚則

みなさん、大変長らくお待たせいたしました。

敬浩

尚則

渚雲合同演奏会、第二部は楽器紹介のコーナーをお送りします。

尚則

管弦楽にはヴァイオリンを含めた弦楽器から、

尚則

金属でできた金管楽器、木材でできた木管楽器…

尚則

(よし、出だしはいい感じだ)

尚則

(頑張れ…頑張れ僕)

敬浩

…。

尚則

以上、楽器紹介のコーナーでした!

パチパチ(拍手が響き渡る)

尚則

さて、

尚則

ここからは特設のホームページで集まった皆様のリクエスト曲を

尚則

メドレー形式で演奏していきたいと思います。

尚則

曲目は…名付けて「渚雲スペシャルメドレー」

尚則

自分の希望した曲が演奏されるのか、乞うご期待してお聴きください。

ぺこっ!…スタスタ (尚則がお辞儀をして 舞台袖に下がる)

尚則

…。

尚則

尚則

(はー終わった!)

尚則

(よかった、なんとか噛み噛みにならずに進行できたぞ。)

後輩

先輩!お疲れ様です!

尚則

!、

尚則

ありがとう。

尚則

…なんとかやり切ったよ。

後輩

すごかったです!

後輩

しびれました!

尚則

あはは…ありがと。

後輩

後輩

尚則せんぱーい!

尚則

ん?

後輩

莉央ちゃんが見つかりました!

尚則

尚則

えっ!

莉央

ひっく…うう…。

(莉央が泣きながらしゃがんでいる)

春樹

…。

春樹

なんで、

春樹

本番直前にトイレに閉じこもったりしてたの?

莉央

…だ、だって

莉央

あんな大勢の前で1人で話すなんて…無理なんですもん…

後輩

後輩

それは莉央ちゃんが無理って決めつけてるだけでしょ!

後輩

部長が折角莉央ちゃんに任せてくれたのに。

後輩

任せられた仕事は絶対にしなきゃだめなんだよ!わかる!?

後輩

!、あそこです。

尚則

尚則

(莉央ちゃん…)

春樹

みんな、莉央ちゃんのこと心配してたんだよ。

春樹

それで、沢山の人に君は迷惑をかけたんだ。

春樹

春樹

だから、

春樹

みんなにちゃんと謝ろ、ね?

莉央

ううう…だって、でも…っ。

尚則

…莉央ちゃん。

後輩

!、尚則先輩。

尚則

自分に自信が持てなくても、頑張らなきゃだめなんだよ。

尚則

第一部の時にもっと相談に乗れなかったのは申し訳ないけど、

尚則

する前から失敗するより、

尚則

全力でやって失敗の方がいい…

莉央

莉央

莉央

うるさいです!!

パシッ!

(莉央が尚則の手をはらいのける)

尚則

えっ…?

莉央

そ、

莉央

それはぁ…

莉央

尚則先輩が色んな人からチヤホヤされてるから言えることですよね…?

莉央

私は…先輩とは違って、

莉央

何をやっても親に怒られて

莉央

誰も褒めてくれないんですよッ!

莉央

先輩はずっと…部長に褒められて、

莉央

真面目に練習してる私の横で…先生に媚び売って

莉央

勝手に賞とって、

莉央

プレッシャー押し付けて

莉央

『僕も自分の声苦手だよ』なんて意味不明なこと言って…

莉央

ッ…

莉央

莉央

私と先輩は一緒じゃないんですよ!

尚則

!…。

春樹

おいテメェ…

春樹

誰が、お前の後始末したと思ってそんな口叩いてんだ、あ?

後輩

最低…ですね。

後輩

莉央ちゃん…。

莉央

ううぅう…っ。

尚則

…。

尚則

尚則

(僕が…媚を売ってた)

尚則

(チヤホヤされてた…?)

尚則

春樹

春樹

ナオ…?

尚則

…。

尚則

…なんだ。

尚則

僕、中学の時と同じじゃん…。

春樹

尚則

もういいや。

春樹

お、おい!

春樹

ナオ…

春樹

ナオ!!

それから、 どうやって演奏会を終えて、

家に帰ったのか

僕は全く思い出せなかった。

片付けを手伝って、 先生に帰る連絡をして お母さんの車に乗って…

そして今…。

…ナオ、大丈夫?

冷蔵庫にアイスあるから、よかったら食べなさい。

それと

部活のことはこの三連休でゆっくり考えなさい。

尚則

…うん、ありがとう。

尚則

尚則

はぁ…

ゴロン (ナオが自室のベッドに寝転がる)

尚則

…僕、やっぱり放送部になんて入るんじゃなかった。

尚則

(携帯…ずっと鳴ってる)

尚則

(春樹からかな。)

尚則

尚則

はぁ…

尚則

どうしよう、これから…。

尚則

(なんで放送部なんて入っちゃったんだろ)

尚則

(あんなに…1人の後輩の恨みを買うくらい声を持ってるのに)

「私と先輩は一緒 じゃないんですよ!」

尚則

うっ…。ズキッ!

尚則

…。

尚則

(…もう、)

尚則

(これからは、無口になった方がいいのかもしれない。)

尚則

(誰かといるのも避けて、1人でいれば…誰も僕のことで苦しまない)

尚則

尚則

(そうすると、僕自身は…)

「ナオ!」

「尚則先輩っ!」

尚則

尚則

(きっと悲しくなるけど)

尚則

(でも、)

尚則

(自分のことなんて、もう…いいや。)

尚則

グスッ…。

尚則

…スゥ、スゥ…

尚則

尚則

…。

尚則

ん…?

尚則

(僕…寝てた?)

尚則

尚則

今は…何時だ…?

尚則

!、もう22時

尚則

(制服のままで寝ちゃった。)

尚則

(母さんに怒られるー…!)

ぐぅ〜… (尚則のお腹が鳴る)

尚則

尚則

お腹減った…。

尚則

何か食べるか。

尚則

!、

尚則

そういえば、アイスがあったはず…!

尚則

尚則

!、アイスが無い…!

尚則

(さては、達則(弟)が食べたな…)

尚則

…。

尚則

尚則

買いに行くか…。

数分後

 

いらっしゃいませー。

尚則

(深夜にコンビニ行くとか久しぶりだな。)

尚則

(テストの夜食買いに来た日以来だ。)

尚則

(さて、何アイスを買おうかな〜?)

尚則

 

いらっしゃいませー。

尚則

尚則

(この声…聞き覚えのある声だ)

尚則

敬浩

敬浩

あっ…。

つづく

コンプレックス・クライシス

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

545

コメント

5

ユーザー
ユーザー

執筆お疲れ様です🙇‍♂️ 莉央ちゃんが見つかって良かったと思うも束の間… ナオくんの気持ちが痛いほど伝わってきて、涙腺が緩みました… 続き凄く気になります…👀👀

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚