パラオ
台湾
後ろを振り向くと、すぐそこにアメリカが迫ってきていた
手を伸ばしきってしまえば、僕に届くくらいに
台湾
もうダメだ……
捕まる……
パァァァン!!
アメリカ
台湾
台湾
台湾
銃声を認識するとほぼ同時に、僕とアメリカの手の間に物凄いスピードで何かが突っ込んできた
アメリカ
アメリカは咄嗟に伸ばしていた手を引っ込める
アメリカ
アメリカは足を止め、音の方向を睨み付けた
先は真っ暗で、何も見えないけれど…
台湾
今しかないと思った
あのアメリカから距離を離すのは、今、アメリカが止まっている時しかない
僕は全力でその場から走り去った
台湾
少しでも…
遠くに…!!
アメリカ
アメリカ
アメリカ
面倒くせえ…
はぁ…… はぁ……
台湾
どのくらい走ったのだろう…
ここがどこかも分からない…
景色が歪んで見える…
台湾
ドサッ…
僕はその場で座り込んでしまった
足が震えて立ち上がれない…
パラオ
パラオ
パラオが心配してくれている
でも、僕は呼吸を整えるのに必死で、すぐに返事ができなかった
台湾
自分の胸元の服を握りしめる
僕がこんなんじゃいけない…!
台湾
台湾
自分の口から出た声はとても弱々しく、身体中震えてしまっている
パラオから見れば、僕の今の状態と 、言ったことは一致していないだろう
パラオ
パラオが涙目になりながら必死にうなずいてくれている
台湾
台湾
パラオ
パラオは辺りを見渡すと、あるところで視点を止めて、僕の右手を握った
台湾
パラオ
パラオにしては珍しい、落ち着いた声だった
台湾
僕はある程度呼吸が戻るとなんとか立ち上がり、パラオについて行くことにした
コメント
5件
100億でどうだ、君を買わせてくれ
こんな神作無料で読んでいいんですか……💰💰(´;ω;`)