理恵
たかちゃん!!
鷹斗
っ!!うお!!
ドサッ!!
鷹斗
いっ……た……理恵…?どうした?
理恵
……ふっ…うぅ……ぅう…………
鷹斗
……!
鷹斗
お前……泣いてんのか?
理恵
ふっ……ううぅ……ふっぅ…ぅう…
鷹斗
っちょ……///とりあえずきちんと立て💦
理恵
うっ……ふぅ…ぅう………
鷹斗
……💦
鷹斗
ちょっと来い💦ほら💦
鷹斗
どーしたんだよ急に
鷹斗
……なんかあったんだろ?
鷹斗
話してみろ…あとで瞬にも伝えておくから
理恵
……ぅう…ふっ…………
理恵
わ……私……また…いじめられるのかな…
鷹斗
……!!!
理恵
り、律に……少し前から嫌がらせさせられてるの…………
理恵
この程度ならまだ良くても……中学の頃みたいになったら…私……!
理恵
よ……ようやくトラウマを乗り越えられたと思ってたのに!
理恵
また……同じになっちゃう…ぅう……うぅう……
鷹斗
……!
鷹斗
やっぱりアイツらか…。
鷹斗
前々から理恵のことを嫌ってるのかとは思ってたが
鷹斗
まさか嫌がらせに繋がってたとは思わなかったな……
鷹斗
先生に相談した?
理恵
ぅ……ぅ……!
静かに首を振る……
鷹斗
……そうか
鷹斗
きっと担任が力になってくれるだろうから俺も相談してみるよ
理恵
………
理恵
…ありがとう
鷹斗
……いいんだよ
鷹斗
中学の時……俺はお前を救えなかったからな…
理恵
……!
理恵
そのセリフ……瞬も言ってた……
鷹斗
!
理恵
でも……2人が1番私の救いの存在だったよ……?
理恵
瞬は私を庇ってくれたし
理恵
たかちゃんはいつも励ましてくれた……
理恵
いじめは最後まで終わらなかったけど、2人が支えてくれてた……
理恵
嬉しかったよ……私…。
鷹斗
何言ってるんだよ……俺は自信もなけりゃ勇気もない
鷹斗
陰で話を聞くことしか出来なかったんだ……
鷹斗
無力だった……
鷹斗
俺よりレイナや葉音のほうが頼りになってたと思うぞ…
鷹斗
いつも隠された教科書とか貸してたのもレイナだし
鷹斗
泣いてる理恵を元気づけたのは葉音だ
鷹斗
少なくとも今は1人じゃねぇ。
鷹斗
もっと頼れ。特にお前にとっては瞬が1番頼りだろ
理恵
……!
理恵
……そうだね…。
理恵
……また…話聞いてくれる?
鷹斗
当たり前だろ
たかちゃんは私の頬を優しく撫でながら微笑んだ…。
理恵
…っ…!!
理恵
うわああん……
鷹斗
!!
理恵
うぅうぅ……うわぁぁあん…ぅうっ……
鷹斗
な、泣くなって💦大丈夫だから…💦
理恵
……ぅぅっ…////
理恵
……ありが……っとうっ……
理恵
(キリッ)お陰で元気でた
鷹斗
……マジ…?(切り替え……)
理恵
…うん。話聞いてくれてありがと。
理恵
中学の頃とは違うんだもん…何とかやって行ける気がする
理恵
それに……もしそうなっても……2人がいるんだもん…自信もっていけるよ!
そう……振り返って微笑んだ理恵の姿は…とても儚かった…