外は真っ暗な宇宙空間
初めての景色に窓に張り付いて目を輝かせていた
ケイト
規定の制服 セーラー服に下はハーフパンツ(宇宙空間ではスカートはNG)
少しずつキラキラと輝くエリアが見えてきて目を見張る
「まもなく、ベイリースクールに到着します。」
ケイト
生まれた場所にも昔は学校があったけど、今は廃校となっていて、誰も通っていない
だから私は学校を知らない
ケイト
沢山の初めてを抱えて学園へと向かった
降り立った地は地球と変わらないけど、流石宇宙 そこら中に沢山のロボットやMSが歩き回っていた
ケイト
ケイト
ケイト
色んなロボを見ながら興奮していると後ろから声を掛けられた
アンナ
アンナ
ケイト
ケイト
アンナ
アンナ
ケイト
ケイト
手を差し出すと少し驚いた顔をしてからアンナは手を握った
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
アンナ
ケイト
歩きながらアンナさんは丁寧に説明をしてくれた
私はタブレットで学園マップを見ながら書き込んでいっていた
ケイト
アンナ
ケイト
ケイト
ケイト
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
少し暗い笑顔で彼女は呟いた
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
とある一線を超えればそこはまるで惑星の表面かのように凸凹していて
沢山のMSが訓練を行っていた
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
ケイト
アンナ
ビーーーッ、ビーーーッ
ケイト
けたたましいサイレンが鳴り響いて一体のMSがこちらに接近していた
アンナ
ケイト
手を掴まれて退避しようとしていた時、1人の少女がボーッと近づいてくるMSを眺めていた
ケイト
ケイト
アンナ
アンナ
気づいたらアンナさんの手を振り払ってその子の元に走っていた
コツ、コツ、コツ
いつもと変わらない日々
勉強して、食事して、シャワー浴びて、寝て
行きたくもないパーティーに行って、作り笑顔で話して
番が見つからなければ、父親の決めた婚約者と結婚して、親の決めたレールを歩いていく
そんな日々
ビーーーッ、ビーーーッ
エマ
不快になる音が聞こえて、一体のMSがこちらに向かって接近していた
エマ
エマ
そんな風に思っていると後ろから足音が凄い勢いで聞こえてきた
ケイト
エマ
小麦色の肌、少し赤みがかった髪 背の高い女子生徒が走ってきていた
ドンッという音ともに私はその子に抱きしめられゴロゴロと転がっていた
その瞬間近くでMSが倒れ込んだ
アンナ
ケイト
エマ
エマ
ギュッと抱きしめられた所が熱くなって胸の中がぎゅぅぅっと締め付けられた
ケイト
大きな身体で私を包み込んで離さない彼女は私の背中をポンポンと叩いて首に安心したように頭を預けた
エマ
エマ
少し触れただけでもヒートのように心拍数が上がり、本能的に相手を求めてしまう
『運命の番』
ケイト
エマ
私を解放しようとする彼女のリボンを掴んで呟いてしまった
エマ
ケイト
エマ
自分が本能的に出してしまった言葉にハッとして口を手で覆う
エマ
ケイト
エマ
今まで嗅いだことが無い甘く、喉が勝手に鳴ってしまう匂い
周りにはいなかったからきっと初めて嗅ぐ
ケイト
ケイト
言葉を言おうとすると口を手でグッと掴まれた
エマ
エマ
ケイト
ゾッとして慌てて頷くとアンナがいそいそと走ってきた
アンナ
アンナ
ケイト
必死だったから気づかなかったけど、膝からダラっと血が流れ出ていた
ケイト
ケイト
教官
教官
当然怒号聞こえてビクッと肩を震わせた
教官
教官
教官
教官
ケイト
教官
教官
ケイト
アンナ
エマ
私が助けた生徒が私の服を掴んで弱く引っ張った
エマ
エマ
ケイト
エマ
ケイト
保健医から治療を受ける彼女を見てドキドキと心臓が鳴ってしまう
保健医
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
エマ
ケイト
エマ
エマ
エマ
足に包帯が巻かれていくのを見てチラッと助けた少女を見る
ケイト
ケイト
保健医
保健医
保健医
ケイト
ケイト
ケイト
保健医
アンナ
ケイト
椅子から立ち上がり軽くジャンプしてから足を動かす
ケイト
アンナ
アンナ
アンナ
ケイト
エマ
そう話していると助けた少女が私の前に手を差し出した
ケイト
エマ
ケイト
そう言われて鞄の中から通信、生徒手帳代わりの端末を取り出して渡した
エマ
彼女はタタッと軽快に画面を操作すると直ぐに私に返した
ケイト
画面には
『friend エマ・アンドリア』
ケイト
エマ
ケイト
エマ
エマ
ケイト
ウィーンと扉が開くと彼女は出ていってしまった
アンナ
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
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