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アンナ

この学園はね、自分で授業を組む事が出来てね

アンナ

組み方によっては沢山の事を学べるし

アンナ

資格も取れる

アンナ

私も機械・操縦科だけど…

アンナ

ケイトさんと違って機械専門で授業組んでるんだ

ケイト

なるほど…

ケイト

あ、てか

ケイト

ケイトでいいですよ

アンナ

!そう?

ケイト

はい!

ケイト

これから、友達です!

アンナ

ふふ…分かった

アンナ

じゃあケイトは機械・操縦科だけど…

アンナ

パイロット中心で授業組むの?

ケイト

あ、いえ

ケイト

私どっちも取ります

アンナ

え?

私がそう言うとアンナさんは驚いて私を見た

アンナ

どっちも…?

ケイト

ケイト

お兄ちゃんのお手伝いをしたいんです

アンナ

お兄ちゃん…?

ケイト

はい

ケイト

ずっと私の為に働いて…会社立ち上げて…

ケイト

学校まで通えるようにしてくれたんです

ケイト

だから、お兄ちゃんのお手伝いが出来るように…って

ケイト

えへへ…

ケイト

私、「欲張り」だから

ケイト

自分のやりたいこととお兄ちゃんの為になる事

ケイト

全部欲しいんです

アンナ

……ふふ、そっか

アンナ

じゃあ私も手伝うよ

アンナ

授業組むの

ケイト

!いいんですか?!

アンナ

うん!

ケイト

ありがとうございます…!!

お礼を言うとアンナさんはニコニコしながら前を指さした

アンナ

着いたよ

アンナ

ようこそ、地球寮へ!

案内されたのは真っ暗なトンネル

ケイト

え…っと…?

アンナ

ごめんねー地球寮は地下にしかないんだ…

アンナ

地球生まれはやっぱり待遇がね…

ケイト

そうですか…

アンナ

MSトーナメントに出たりして好成績残したり

アンナ

何か功績を残せばもう少し資金が貰えるんだけど

眉を下げて微笑む彼女は諦めたような笑顔で呟いた

アンナ

MS操縦出来る人も居なければ、MS自体無くてね

アンナ

とゆうか部品が足りなくて

ケイト

………

アンナ

一応ちょっとずつ作ってはいるんだけどね

アンナ

よし

アンナさんは足を止めて扉の前に立った

アンナ

ここが地球寮のラウンジだよ

ウィーンと扉が開くと、少し広めの空間の真ん中に長机と椅子、モニター 隅の方にはソファーとテレビがあり、なんとも質素だけど、どこか懐かしさを感じるラウンジが広がっていた

ケイト

わあ…

そしてソファーに1人の男子生徒が座ってテレビを見ており、モニター前の椅子には1人の男子生徒がタブレットを見ていた

アンナ

2人ともーちょっといい?

ニック

ん?

ネイト

はいはい

男子生徒はアンナさんの招集により近くに来た

アンナ

今日から地球寮に一緒に住む仲間

アンナ

ケイト・キンバリーさん

ケイト

よろしくお願いしますっ!

アンナ

2人とも自己紹介して

ニック

ニック・ポリカ

ニック

経営学科3年

ネイト

俺はネイト・ラバー

ネイト

機械・操縦科2年!

ネイト

機械専攻だけどね

ニックと名乗った彼は私と同じくらいの背丈で、落ち着いた口調をして自己紹介をした

ネイトと名乗った彼は私よりも少し背が高くほっそりとしていても程よく筋肉が着いているのが分かる

アンナ

ソフィアは?

ネイト

んー?そろそろ戻ってくるはずだけど…

ニック

さっき先生に質問しにいってた

アンナ

そっか、どこ行ったんだろ

ソフィア

ただいま帰りましたー

ソフィア

って、わぁっ!

アンナ

あ、おかえり

アンナ

ほら、新人さんだよ、自己紹介

ソフィア

あ…

ソフィア

ソフィア・ローンです!

ソフィア

経営学科1年です

小柄で小動物のような彼女に少し心がほわっとする

ケイト

ケイト・キンバリーです

アンナ

そして改めて

アンナ

アンナ・カトロン

アンナ

機械・操縦科2年だよ

アンナ

皆、ケイトはMSの操縦出来るんだって

ニック

ネイト

え、本当?!

ソフィア

わっ!!やったぁ!!

ネイト

やっとMSトーナメント出れるかもしれないってことか…

アンナ

こらこら

アンナ

まずMSが完成してないんだから

ニック

それに、まず本人が参加するか

ニック

本人の意思が大切

全員の視線が自分に集まる

ケイト

やりますよ?全然

ネイト

本当か?!!

ネイトさんは嬉しそうに興奮しながらグイっと詰めてきて少し後退りする

ケイト

は…はい…

アンナ

はーい、そこまで

アンナ

今日は色々あってケイトも疲れてるから

アンナ

ここで解散

アンナ

OK?

ニック

ネイト

へいへい

ソフィア

え…えっと、じゃあ、女子部屋、行きましょうか!

アンナ

そうね、ケイト、おいで

ケイト

あ、はい!

案内されたのはベッドが数個置いてある大部屋だった

各ベッドの間にはカーテンが設置してあり、一応プライバシーは守られるようになっている

アンナ

ここが女子部屋

アンナ

このカーテンは好きなように閉めていいこらね

ケイト

はい

アンナ

ケイトのベッドの所に荷物は運んであるから後で片付けもお願い

ケイト

了解です

左手前からアンナ、ソフィア、空いてるベッド

右手前には2つ空いてるベッドがあって1番奥が私のベッドだ

アンナ

一応1番奥にしたけど、好きな所でいいからね?

ケイト

はい!

荷解きをしながらふと気になっていたことを思い出し「あっ」と声を上げた

ケイト

アンナさん

ケイト

昼間の女の子って…

アンナ

!ああ、忘れてた

アンナ

あの子はね

アンナ

この学園の、理事長の、娘

アンナ

なんだよ

ケイト

………うぇぁっ?!

衝撃の言葉に思わず変な声が出てしまった

ソフィア

ああ

ソフィア

エマさんのことですか?

ソフィア

もう噂回ってましたよ

アンナ

はやっ!

アンナ

エマ・アンドリアさん

アンナ

成績優秀、容姿端麗

アンナ

経営学科2年生

アンナ

もう人生の勝ち組って感じの子かなぁ、イメージは

ケイト

へぇ…

ケイト

(勝ち組…かぁ…)

ケイト

(勝ち組が…あんな顔するかなぁ…?)

もう疲れきった、そんな顔をしていた彼女

私には勝ち組、とは見えなかった

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