イタッ…、、、
今日もまた1つ傷が増えた。
人間関係,これからのこと…いろんなことに疲れてどうしようもなくなってしまう日々。
ポロポロ出てくる涙を拭いながらまた手にカッターを当てようとした。
だが、その手は固まったように動かない。
❤️
なにやってん、
〇〇
え、
見上げると私の大好きな彼が冷たい目線で見下ろしている。
〇〇
ごめん、ごめん、これは、その…
❤️
なぁ…自分の体傷つけて、なにしてんの、?
これは怒ってる…大吾くんに私の気持ちなんかわからないくせに。
大吾くんの手を振り払いカッターを離す。 ぶわぁぁっと信じられないほど涙が出てくる。
〇〇
大吾くんに私の気持ちなんてわからないくせに!!!
〇〇
みんなから人気者で何でも出来る大吾くんにこんな気持ち分からないでしょ?
こんなこと、こんな風に言いたくなかったのに。あぁ…私って本当にバカすぎる、
❤️
うん、分からへんよ?
❤️
分からんからこそ〇〇の力になりたいねん。
後ろからギュッと抱きしめられ彼の温かい体温と、どくどくとリズムよく刻む鼓動。
❤️
ごめんな。気づいてやれんくて。
❤️
辛かったな、しんどかったなぁ…〇〇よう頑張ってるで、
より一層強く抱きしめられ、私の手首についている複数の傷を優しく撫でてくれる。
〇〇
ごめんね、こんな私嫌いになるよね,
❤️
そんなことない。むしろ後悔してる。なんでもっと早く気づけへんかったんやろって。
❤️
彼氏失格やな、俺…笑
そう言って彼は寂しげに笑った。
❤️
西畑にもっと頼ってや、
〇〇
うん、、、
❤️
もう、〇〇はさぁ、色々我慢しすぎやねん。もっと頼って、わがままになってええのに。
❤️
もう我慢したらあかんで?もっと辛いこととか、しんどいこと西畑に話してええから。
そう言いながら私の頭に優しく手を乗せ、ぽんぽんっと撫でてくれた。
〇〇
ありがとう。
どこまでも優しい彼。 本当にこんな人私にはもったいないくらい。
ずっと側で支えてくれる彼が世界一大好きだ。