私のお家は
mfくん
広いお庭に池もあって
mfくん
ときおりカコーン…なんて 獅子おどしがなる
mfくん
まるでお屋敷…それが私のお家
mfくん
mfくん
そんな場所でただいま絶賛… かくれんぼ。
runa
カサカサ 草木の裏に隠れてます
…
runa
しばさん
しばさん
runa
runa
しばさん
しばさん
はぁ、とため息を吐かれ しゃがんでいた私の腕を引っ張られた。
runa
runa
るなの特技
必殺上目遣い…
しばさん
runa
しばさん
runa
runa
runa
runa
しばさん
しばさん
ええー!上目遣い効かなかった!?
runa
mfくん
runa
mfくん
runa
runa
わざとらしくスマホの時計を指差す
runa
runa
runa
そろそろ行かないと… 起こす時間に間に合わない。
荷物を抱えて急いで門までダッシュした
mfくん
しばさん
mfくん
しばさん
jpp
jpp
黒いスーツを着た 明るい髪の男が現れる。
mfくん
jpp
男はへらりと笑って、頭をかいた。
jpp
しばさん
jpp
乾いた笑いが広すぎる庭園に響いた。
no
no
yanくん
yanくん
no
no
yanくん
no
no
ピンポーン
no
runa
しばさん
no
no
no
このため息をついてる人は ゆあんくんのお付きのなおきりさん。
ゆあんくんを 小さい頃から身の回りのお世話したり、いろいろ教えてるって聞いた。
runa
no
no
私は靴を脱ぎ階段を登って行った。
しばさん
しばさん
しばさん
no
no
no
しばさん
no
runa
yanくん
この。布団にくるまって ぜーんぜん起きないのがゆあんくん。
runa
yanくん
yanくん
本当に朝起きなくて 同じ高校入ってから 毎朝起こしにいくのが私の日課。
runa
runa
譲っても叩いても…起きないの。 でも なおきりさんやのあさんだと もっと起きないんだって。
るる
runa
このこはゆあんくんのねこ 流流って書いて"るる"
yanくん
yanくん
るる
るるの猫パンチで やっと目が開くゆあんくん
yanくん
runa
runa
るなも頑張って起こしたのに… 褒められたるるにちょっと嫉妬。
yanくん
不貞腐る私を見かねて、 ゆあんくんの手が私の頭を撫で回した。
runa
yanくん
runa
yanくん
runa
yanくん
ゆあんくんが 扉の方に向かって叫び出した。
ドアからひょっこり二人が顔を出す。
しばさん
しばさん
yanくん
no
yanくん
runa
runa
るる
"別邸"を出て ふたりで学校まで歩く道のりは
私の一番好きな時間
runa
yanくん
yanくん
yanくん
runa
runa
runa
runa
yanくん
yanくん
runa
runa
runa
yanくん
runa
私たちのお家は、ちょっと普通と違う。
runa
ちゃんとした自己紹介をするのなら
yanくん
私、天龍会 ボスの妹 "るな"と
yanくん
runa
こちらは桃虹"とうこう"組 若頭 "ゆあんくん"だ。
runa
yanくん
yanくん
runa
嬉しそうな顔を見て頬が緩む。 この顔見たかったんだ。 朝から唐揚げした甲斐があったなぁ… (朝の護身術さぼったけど)
runa
runa
yanくん
runa
yanくん
yanくん
runa
ゆあんくんが私の肩を掴み ぐるんとお互い向き合った。
runa
yanくん
etちゃん
etちゃん
hrくん
向こうから走ってくる二人に ゆあんくんの決まり悪そうな顔…
yanくん
runa
etちゃん
hrくん
yanくん
えとちゃんとヒロくんも ゆあんくんの組にいる人たち。
ゆあんくんが高校に入って ふたりは三年生から学校内の護衛として編入してきた。
もうわかったかな…私たちね お家がいわゆる"マフィア"です。
二人の出会いははるか昔…
yanくん
noaさん
yanくん
ずっとのあさんの足に くっついていた小さなこ。
jpp
jpp
じゃぱぱさんに連れてってもらった 何か大きな会で初めて会った。
jpp
runa
runa
yanくん
runa
noaさん
yanくん
runa
no
しばさん
runa
mfくん
runa
yanくん
…でそのあと見事池に足滑らせて ふたりでおっこちたんだっけなぁ…
すっごいもふくんに怒られたんだよね…
yanくん
yanくん
etちゃん
hrくん
三人がコソコソと 周りに聞こえないように話している。
runa
runa
yanくん
runa
yanくん
runa
yanくん
yanくん
runa
ゆあんくんのお姉さん 組長代理さんなのに お菓子作りが得意でよく作ってくれるの
特にアップルパイは 私もじゃぱぱさんも大好き
持って帰ったら すーっごく喜ぶだろうなぁ…
etちゃん
etちゃん
etちゃん
hrくん
etちゃん
hrくん
yanくん
ゆあんくんが後ろの席にいたえとちゃんとヒロくんにびしっと指をさした。
runa
yanくん
この物語は
普通のようで普通じゃない 私たちのお話…
noaさん
お菓子を作ってる時だけは
noaさん
私が普通の女の子に戻れる時間
noaさん
あなたが好きと言ってくれた アップルパイ…
あの日から呪いのように作り続けてる。
noaさん
私ね
noaさん
出会った時から今までずっと
noaさん
あなただけを待ってる…
noaさん
noaさん
ur
ur
noaさん
noaさん
ur
ur
ur
ur
最後の最後まで、綺麗に焼けたのか …見たかったのに…
noaさん
ur
noaさん
noaさん
待ってる
待ってるから…
早く迎えにきて…
---のあさん
待っててね
俺が必ず
のあさんに普通の幸せを届けるよ。
俺?俺のことはきにしないで
大丈夫、策があるんだ。
うーん時間はかかると思うけど
のあさんもだし… きっとゆあんくんやるなにも これは大事なことだと思ってる
多分しばらく会えないけれど
絶対に待ってて
必ず
迎えにいくからね。
コメント
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初コメ失礼します!私、からぴちはもう推していないのですが、 ゆあるなだけは忘れられなくて、、主様の小説凄く好きです!!☺️✨
好きです( ´ ཫ ` )ゆあるな待ってました👍🏻