俺を思い出すその時まで＿

俺は、病院からシェアハウスに帰っていた

受け入れたくない事実と現実

みんな、俺だけを忘れた

必死に涙をこらえて

必死に現実を受け入れようとしても

俺には、無理なことだった

人のいない公園に

重い足を動かしてきた

必死にこらえた涙も

もう、止まってはくれない

clくんがいた

そこには、俺の師匠であり、幼なじみの

俺と師匠は、シェアハウスに帰った

師匠は帰っている間、何も聞かず、

ただ、優しい手で背中をさすってくれた

cl side

prちゃんと偶然、公園で会った時、

prちゃんは泣いていた

prちゃんが泣くことは滅多に無かった

理由を聞けば、

ak達が交通事故にあい、

その後遺症として、記憶喪失になったらしい

それも、prちゃん“だけ”を忘れて

『prちゃんが僕にしてくれたように』