那菜
あれ?
那菜
私、番号間違えた?
石田
え?何が?
那菜
私、あなたを追加した覚えないんですけど
石田
え?そう?
那菜
まぁいいや
那菜
それより私、親がめちゃくちゃ厳しくて、話し相手が誰もいなくて…
石田
いいよ自分でよければ聞くよ!
那菜
いいんですか?
私は、親が厳しくて厳しくて仕方がなかった
昔から、英語にピアノ、習字に塾。
私には、休みというものがなかった。
テストでは必ずしも100点を取らなければお皿やお鍋を投げられる。
いい大学に行かなければ、親に人間としてみてくれなかった
だから、ただ話し相手が欲しいだけなのに皆は私が傷を作って学校に行くと、必ずバカにされて離れてく
それを石田という人に話したらすぐに受け入れてくれた
石田
そっかそうなんだ…
石田
ずっと悲しかったでしょ?痛かったでしょ?
那菜
うん…
那菜
ありがとう
1週間後
那菜
ねぇねぇ石ちゃん!!
石田
ん何?なっちゃん
那菜
あのね、最近ね、立て続けに100点取れるようになったの!!!
那菜
石ちゃんのお陰だよ!!!
石田
そう?何かありがとう
那菜
こっちだよありがとうは!
2週間後
那菜
石ちゃん大丈夫?最近、20代前半の女性を中心に連続殺人事件が起きてるみたいだけど、、、
石田
そうだねやばいね!!!
那菜
ほらまただよ!怖いなあ石ちゃんは男なの?女なの?
石田
そんなの関係ないじゃん?
那菜
そっかーじゃあいつか教えてね
石田
うんいつかね
那菜
うん!
1週間後
私はいつものように石ちゃんと話していた。
石田
ねぇなっちゃんは気づかないんだね?
那菜
え?
石田
ねぇ最近起こってる連続殺人事件知っているでしょ?
那菜
うん?
石田
それと、最近死んだ、石田琴菜ちゃん知ってるでしょ?
那菜
うん。クラスメイトだよ
石田
じゃあ僕がなんで君の番号知ってると思う?
那菜
え?全然わかんないんだけど
石田
だろうねぇ
石田
だって石田琴菜ちゃんのこと、僕が監禁してるんだよぉ
那菜
え?なんで?
石田
このケータイ石田琴菜ちゃんのなんだぁ
那菜
嘘…
那菜
唯一
那菜
友達だったのに…
那菜
嘘…
石田
そんなことないよぉ
石田
ほらぁもうすぐ君の家だよぉ
石田
あ、着いたよぉ
那菜
嫌…
那菜
嫌…
那菜
嫌ぁ!!!
私は必死で、家から出て走った。
誰も信じられなくなった
もう疲れた。
ドンッ
石田
あらら
那菜のクラスメイト
死んじゃったんだ。
那菜のクラスメイト
あんなお遊びぐらいで