こんなやつ、好きじゃなかったのに。

今日はヒカリエに行った帰りにらいとと ご飯を食べに来た。

最近は、二人で会うと必ず心音の話になってしまう。

きっと、少しは心音も告白する気になっただろう。

積極的な心音が楽しみ、なんてな笑

昨日の飲み会から帰ってきたのは23時半、ずっと眠りに付けず結局寝れたのは1時過ぎだ。

これも全部心音のせいだ…

あれは確かに現実だった。ほっぺ何回も引っ張ったし。

…いや、俺これからどんな顔して心音と話せばいいの？

今日も2人で配信だよ？？？

心音とペアになったのをこんなに恨んだ日は無い。

らぴすとらいとが俺に頼ってくるくらいには頑固に告白を拒否していたというのに、

詳しい説明を求めて、通話ボタンを押す。

あっきぃにとっての心音は｢友達｣であり、大切な「仲間」なんだ。

いつも嫌い嫌い言っているが、なんだかんだ心音のことは大事だし｢好き｣なんだろう。

でも、それはあくまで｢友達｣としてのもので。

そんな人が自分に恋愛感情を持っているなんて知ったら、そりゃ困惑するだろう。

心音が頑なに告白しなかったのは、それがわかっていて、あっきぃを困らせたくなかったから。

好きだからこそ、嫌な思いはして欲しくなかったんだろう。

…まさかこんな形で知られてしまうとは俺も思わなかったが。

音声通話 13:05

心音のLINE画面を開いたまま、何も出来ずに5分が経過しようとしている。

投げやりになって通話ボタンを押す、するとほぼワンコーラスで心音が通話に出た。

緊張で上手く言葉が出ない。

悲しいな事じゃ、ないといいな…