青黄です。
苦手な方は回れ右。
夜の11:00過ぎ
家のインターホンが鳴った
こんな時間に誰が来たのか、 だいたい予想はつくけど
青くん
はーい
ガチャ、とドアを開けると やっぱり彼がいた
でも、いつもと違って 顔が赤くてふわふわしている ように見える
黄くん
青ちゃんだぁ…///
ふにゃふにゃと笑いながら 僕に抱きついてくる彼からは 僕が知らない香水の匂いがした
とりあえず彼をリビングのソファに 連れて行って、水を飲ませる
青くん
どこ行ってたの
黄くん
えへへ…お酒飲んだぁ…///
青くん
誰と飲んでたの?
黄くん
えっとねぇ…お仕事の人…///
青くん
何人?
黄くん
いっぱいいた…///
彼は職場の上司と飲んでたらしい
弱いくせになんでこんなに なるまで飲んだんだ
きっとその上司に勧められて 断りきれなかったんだろう
黄くん
でもね…僕頑張ったんだよ…?///
黄くん
お話いっぱい聞いて…
お酒も飲んだの…///
お酒も飲んだの…///
黄くん
触られそうになったから
やめてくださいって言ったの…///
やめてくださいって言ったの…///
黄くん
偉いでしょ…?///
僕はずっと彼に 男の人と2人きりにはならないように 触られないようにって教えてきた
それをちゃんと守ったから 褒めて欲しいらしい
僕としては、お酒のせいで こんなにふわふわな彼を他の奴に 見られた事が嫌なんだけど
"褒めて"とねだる彼があまりにも 可愛くて、そんな事どうでもよくなる
黄くん
ねぇ…褒めて?///
青くん
うん、偉いね
ぎゅうっと抱きしめて 頭を撫でてあげると"えへへ"と 嬉しそうに笑う
青くん
でも黄くん
黄くん
なぁに?…///
青くん
お酒を飲むなら僕に
言ってって言ったよね?
言ってって言ったよね?
黄くん
あ、…忘れてた…///
黄くん
でもね、急に
決まったんだよ?…///
決まったんだよ?…///
急に決まったからしょうがない なんて言い訳は僕には通じない
青くん
連絡できたでしょ?
黄くん
そうだけど…///
黄くん
でも頑張ったもんっ…///
青くん
そうだね、次は気をつけてね
黄くん
はぁい…///
今日は沢山褒めて欲しい彼
彼にしてはすごく頑張ったから ご褒美に沢山愛してあげようか
僕しか見る事ができない、もっと 甘い顔をいっぱい見せてもらおう
そして沢山褒めてあげよう
読んでいただき ありがとうございました。