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王にはその上がいた
過去
王はその人を超えると宣言した
二人の出会いは路地裏
ロマンチックの欠片も無い
喧嘩をしていた男
と
たまたま通りかかった女
その女は"あること"が
特別(有名) だった
"特別(有名)"な女は 喧嘩中の男を止めた
男は人を殺しそうな 勢いだった
けれどその女の行動に
男はキレた
『俺に喧嘩を売ったのが悪い』
と
その言葉に女は言った
『じゃあ私に喧嘩で勝って?』
『そしたら何も言わないから』
『でも負けたら私の下僕ね?』
その言葉に男は同意した
『いいぞ負けたら下僕な? まあ絶対勝ってやるけど』
と
自信満々な様子だった
けれど…男は負けた
そんな男に女は言った
『今日から貴方は私の下僕ね?』
男は手も足も出なかった
その時男は女を認めた
俺の王
と
男は清々しい顔で言う
『あぁ俺はお前の下僕だ』
その様子に女は笑い
『これからよろしくね』
と、言った
数年後
女は別れる時が来た
『ごめんね"イザナ"』
『絶対に戻ってくるから 待ってて』
女は言った 外国に行く事になったと
その言葉に "イザナ"は言う
『…わかった絶対に 帰ってこいよ』
女は言う
『うん!』
『じゃあそれまでに"イザナ"が、 皆の《王》になって イザナの《王》は私だけど それ以外は"イザナ"が 皆の《王》ね?………… 卑劣な事には手を出さないって 約束守ってね?』
『そして…』
『私以外には絶対に負けないで』
"イザナ"が言う
『もちろんだ。俺の《王》は "翠(すい)"だけだ ……"翠"が帰ってきたら 俺は"翠"に勝つからな それに危ないことには 手を出さないよ』
その言葉に"翠"は 笑顔で言った
『楽しみにしてる約束ね』
『"またね"イザナ』
"イザナ"は泣きそうな 笑顔で言った
『"またな"翠』
それから四年後… "翠" がこの街に帰ってきた
霧雨玖苑
霧雨玖苑
霧雨玖苑
霧雨玖苑
霧雨玖苑
霧雨玖苑
霧雨玖苑
翠
顔 ⬇
霧雨玖苑
翠
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100
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝