お嬢様、外の世界を見に行きます

メメはカーテンを勢いよく開けると私に微笑みかけた

今日はジュリート学園への入学日だ

メメは重いドアを開け、食堂に入った

私はメイドや執事が忙しく朝食の準備をしている様子を指さした

メメは私の座る椅子を引き、私の方を向いた

水.木.石.光.火　の5個の属性がランダムに生まれる時に割り振られ、その属性の魔法を鍛えるために魔法学校へ行く。

そういう人が大半でしょう。

しかし私は

外の世界を知るために魔法学校へ行きます

数分後

私はまだお肉のソースが残っているお皿を見つめ言った。

外の世界を全く知らない私に何ができるのか。拒絶されないか。なんて不安な気持ちの言葉はいくらでも出てくるのに

それを声に出せないでいた

私は馬車に乗った。 とても不安で不安な気持ちのまま。

この会話の後、無言の時間が数十分続いた。

外を見ると、様々な発見があった。

光属性の方が少ないこと。 植物の種類が沢山あること。etc..

外に出るととてもたのしいけれど

それを冷ややかな目で見られるのが、なにもよりも怖い

私、これからやって行けるのかな…？

新しい発見がある度、そんなことを思ってしまう。