増田
で?手越と何話してたわけ?
増田
とっても楽しそうな雰囲気でした
けど。
けど。
○○
なんだったっけなぁ…
私たちがお似合いの2人だと思うよ。 って言われただなんて言えるわけがない。
増田
○○…?
増田
また手越のこと好きになった?
真っ直ぐな瞳に、胸の鼓動が早くなる。
辞めてよ。反則。
○○
何言ってんの。貴久は。
増田
お前があいつを想う気持ち知ってる
し、また好きになっても、
不思議じゃないし
し、また好きになっても、
不思議じゃないし
○○
それは、ない。
緊張するけど、ちゃんと伝えよう。
○○
貴久こそ。
女の子になんて返事したの?
女の子になんて返事したの?
増田
どうって
なんでそんなこと気にするの?
なんでそんなこと気にするの?
○○
だって…それは…
緊張で手が震えるけど、伝えたい。
私の気持ちが全部貴久に届けばいいのに。
○○
貴久に…恋しちゃったから。
増田
え?
もう。どうにでもなれっ!!
○○
貴久のことが…好き。だよ。
貴久は固まったまま動かない。
加速していく私の胸の鼓動。
それは、手越くんに告白した時よりも、 ずっと早くて。
増田
○○。ごめん。
そう言って、 貴久は私の腕をグイっと引きよせて、私は、 貴久の男っぽい腕の中にすっぽりと入った。 心臓が口から飛び出そう。
増田
○○。緊張してる?
○○
う、うるさい。
増田
可愛いな。お前笑笑
もう、ダメだ……。
緊張で体が震えまくる。
貴久の胸に顔を埋めると、 貴久の鼓動は私のより早かった。
貴久も緊張してるのかな。
○○
ねぇ、貴久。あの女の子は?
増田
ちゃんと断ったよ。
○○
ねぇ、貴久。苦しいよ…
増田
俺のこと思ってもっと苦しくな
れよ。
れよ。
○○
もう充分苦しいよ…
だって、好きだもん
だって、好きだもん
何言ってんの私。
めっちゃ恥ずかしいよ。
増田
やっと○○から聞けた。
○○
え……?
増田
言わせてやるって言っただろ?
増田
つーか、おせーよ。言うの。
○○
ねぇ、貴久。私返事もらってない。
増田
言わなくても分かるだろ?
○○
わかんないよ。
○○
私の事、どう思ってる?
増田
お前のこと、すっげぇ好き。
増田
マジで俺でいいの?てか。
○○
貴久じゃなきゃ嫌なの。
増田
俺、結構妬くよ?
○○と手越が話してると機嫌悪くなるけどいいの?
○○と手越が話してると機嫌悪くなるけどいいの?
○○
いいよ。どんな貴久も好きだから。
増田
俺、○○が困ってたら助けるし、何かがあったら1番に飛んでくから。
辛い思いに絶対させないし、
ずっと笑わせてやるから。
辛い思いに絶対させないし、
ずっと笑わせてやるから。
増田
嫌がっても、もう離さないから。
そう言った貴久は私の唇に自分の唇を重ねた
こんな私を好きになってくれてありがとう。
辛くて泣いた時、貴久の優しさに救われて、 沢山笑わせてくれていつも傍にいてくれて。 これからも貴久の隣で笑っていたいよ。
だから、どうか、ずっとずっと、 貴久と一緒に幸せになれますように。
私は、“俺にしとけよ。” って言った貴方のことが本当に
好きになりました。
fIn.