TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
戦時中の恋愛

一覧ページ

「戦時中の恋愛」のメインビジュアル

戦時中の恋愛

3 - 第三話 もう一人のフランス

♥

630

2023年07月10日

シェアするシェアする
報告する

ナチスが支配している境界線付近にて

🇬🇧

では、ここからは私1人でナチスの事を調べます。

🇬🇧

貴方はここから避難し、なるべく誰にも見つからないように。

自由🇫🇷

ああ。

自由🇫🇷

お前もなるべく気をつけろよ?

🇬🇧

もちろん。では(o・・o)/

しばらくして……

ーーーーーーー。

🇷🇴

ーーーーーーー。

🇬🇧

…………(建物の影で監視)

トントン(誰かが🇬🇧の肩を叩く。)

🇬🇧

?!

ヴィシー🇫🇷

君……あのイギリス?

🇬🇧

貴方は?!……んん(口を押さえられる)

ヴィシー🇫🇷

シーーー。とりあえず、場所を変えよ……(小声で)

🇬🇧

(゚ー゚)(。_。)ウンウン

数km離れた街並み

ヴィシー🇫🇷

ここなら大丈夫でしょ……

🇬🇧

はぁ…はぁ…

🇬🇧

貴方……もしかしてヴィシー?

ヴィシー🇫🇷

そうだよ。

ヴィシー🇫🇷

て事は、もう一人の僕は逃げ切れたんだね。

🇬🇧

はい。

ヴィシー🇫🇷

それなら良かったよ。

🇬🇧

所で、貴方はなぜ私をここに?

🇬🇧

あの人にバレたら……

ヴィシー🇫🇷

いいよいいよ。

ヴィシー🇫🇷

僕は……いや、僕達は意外と自由行動が許されてるんだ。

ヴィシー🇫🇷

まぁ、あの方が何を考えてそうやっているのかは知らないけど。

🇬🇧

でも……なぜ逃げようとは考えていないんです?

ヴィシー🇫🇷

逃げていつか殺されるより

ヴィシー🇫🇷

支配されながら生きていく方がまだ安全じゃない。

🇬🇧

確かに……そうですけど……

🇬🇧

………………

🇬🇧

貴方って……昔とあまり変わってないですね。

ヴィシー🇫🇷

ん?

🇬🇧

昔の貴方は、私に対して威勢を見せたり

🇬🇧

たまに、そうやって暗くなったり……

🇬🇧

ほんと、貴方達2人は不思議ですね……

ヴィシー🇫🇷

…………僕、自由の事についてよく分からないけど……

ヴィシー🇫🇷

僕とは真逆な人間である事は確かだね。

ヴィシー🇫🇷

昔は同じ人間だったのに、2人に別れた瞬間……

ヴィシー🇫🇷

性格も全て別々になった。

ヴィシー🇫🇷

不思議だよねぇ……

🇬🇧

……………

🇬🇧

(このフランス……どこか不思議な雰囲気を感じる……)

🇬🇧

(どこか……謎めいていて……でも、どこか悲しそうで……)

ヴィシー🇫🇷

イギリス?

🇬🇧

は、はい。

ヴィシー🇫🇷

どうかした?

🇬🇧

あ、いえ……別に何も……

ヴィシー🇫🇷

もしかして、僕の事が気になってた?

🇬🇧

そ、そんな事……思ってませんよ……///

ヴィシー🇫🇷

あ、顔赤いよ?

🇬🇧

え、え?!///

ヴィシー🇫🇷

ふふ🤭君は相変わらず可愛いんだね♡

🇬🇧

貴方こそ……そういう性格変わってないですね…

🇬🇧

昔のままそっくり。

ヴィシー🇫🇷

なんか……そう言ってもらえるとすごく嬉しい。

🇬🇧

え///……

ヴィシー🇫🇷

実はね……たまに自分が誰か分からなくなる時があるんだ。

ヴィシー🇫🇷

あの方の元で生き長らえているからなのか……

ヴィシー🇫🇷

それとも、2人に別れてしまったからなのか…………はぁ

ヴィシー🇫🇷

自分でもよく分からないや😅

ヴィシー🇫🇷

でも……今日君を見かけた瞬間……

ヴィシー🇫🇷

「本当」の自分を取り戻せたような……そんな感じがしたんだ……

🇬🇧

つまり、幾ら生き長らえているとしても……

🇬🇧

支配されている身である為に、我を忘れてしまう……と言うことですね。

ヴィシー🇫🇷

うん。

ヴィシー🇫🇷

もし…………

🇬🇧

もし?

ヴィシー🇫🇷

もし……あの方を殺せる勇気が…僕にあれば……

ヴィシー🇫🇷

こんな戦争なんて、すぐに終わらせることができたのに……

ヴィシー🇫🇷

なのに……なのに……なんで……(倒れ込む)

🇬🇧

ヴィシー?!

🇬🇧

ぁ……

ヴィシー🇫🇷

ぅぅ……なんで……僕にはそんな勇気が……ないの?😭

🇬🇧

ヴィシー……

ヴィシー🇫🇷

もう……自分が嫌になってしまうよ😭イギリス……

🇬🇧

ずっと……そういう思いをしていたんですね……

🇬🇧

でも、自分を嫌いになんかならないでください。

ヴィシー🇫🇷

……え?

🇬🇧

そのまま自分を嫌いになっては……

🇬🇧

前へ進もうにも進めないですから。

🇬🇧

もちろん、私と自由も協力して貴方を助けます。

🇬🇧

だから、自分を嫌いにならないでください。

ヴィシー🇫🇷

ぅぅ……イギリス〜😭(抱き着く)

🇬🇧

おお……ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙

ヴィシー🇫🇷

本当に……2人を信じてもいい?

🇬🇧

もちろん😊

ヴィシー🇫🇷

ありがとう……

ヴィシー🇫🇷

僕を見つけてくれて……ありがとう……

🇬🇧

え……今なんて……

ヴィシー🇫🇷

ううん、何も。

ヴィシー🇫🇷

……イギリス、そろそろ帰った方がいいよ。

🇬🇧

え?……というと?

ヴィシー🇫🇷

ほら、枢軸軍がここまで……

🇬🇧

もうこんな近くに……!

ヴィシー🇫🇷

でも大丈夫。

ヴィシー🇫🇷

僕、近道知ってるから😊

境界線付近にて

ヴィシー🇫🇷

んじゃ、ここでお別れだね。

🇬🇧

はい。どうかご無事で……

ヴィシー🇫🇷

うん😊

ヴィシー🇫🇷

イギリス、今日はありがとう😊

ヴィシー🇫🇷

(。・ω・)ノ゙

🇬🇧

では、また(o・・o)/~

続く

この作品はいかがでしたか?

630

コメント

4

ユーザー

物凄く精神的に来ますね…これ……

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚