美咲
…才能なんて無いから、ここで一生泣いているんでしょ。
目に映った景色の青さが、羨ましく思えていた。
今日も、パソコンをつけ ネットの世界に入っていく。
美咲
…
rainy rainy 求めるものだけ描いた。
心閉まって。
「待って!本当は叫びたいのよ」
rainy rainy
美咲
「強くなりたい」
と願った。
声は、無情に散って、孤独を奏でる。
カチカチとキーボードを打つ美咲。 そこから伝わっていく虚しさの色…
美咲
くすんでしまったの。灰色に。
こんな才能なんて借り物だ。
モブ
まだ人生終わって居ないから、諦めんな。
って、誰かの声。
美咲
見失ってしまったの…。
アイロニー 気付けなくて今も抗ってる。
美咲
この感情奪って去ってよ。
ドロドロになってしまう前に…
Wow…
Wow…
Wow…
Wow…
いつかは出来ると思ってた。
美咲
だけど、現実は残酷だろ?
焦りと不安の渦の間に、 黒くなって浮かんでいる。
rainy rainy 雨と流れていく疲労感。
rainy rainy
肩を濡らして残った、冷たい記憶の体温。
雲の隙間から覗いた、
美咲
光は当たって、届いて体を軽くしたんだ。
モブ
美学とかプライドとか語る前に、やれる事やっていけ。
焼けた才能を1つ置いてけ
美咲
ただやったもん勝ちなんでしょ?
固唾飲んでる場合じゃないでしょ!
目を開いても変わらぬアイロニー
美咲
気付いたってどうしようもないから。
美咲
それを虎視眈々と狙ってる
ペルソナになんて、越されんなよ。
Wow…
Wow…
Wow…
美咲
くすんでしまったの。灰色に。
こんな才能なんて所詮借り物。
モブ
まだ人生終わって居ないから。
諦めんな。
諦めんな。
って誰かの声。
美咲
見失ってしまったの…!
アイロニー 気付けなくて今も抗ってる。
美咲
この感情奪って去ってよ。
ドロドロになってしまう前に…
Wow…
こんな世界とバイバイバイバイ
Wow…
滲む思いなぞって描いた
Wow…
夢の形笑っていた