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あれから…何年?

あれから…何年?

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あれから…何年?

♥

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2019年03月06日

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ユイ

喉が乾いた…

私は水を飲みにキッチンへと向かった

ユイ

はぁ…馬鹿だな…水で乾きが無くなるなんてないのに…

ユイ

?今日は確か…

今日は愛しい彼から捨てられて約5年目そして、彼の誕生日

ユイ

そうか…もう5年経つのか…

私は思わず泣いてしまった

ユイ

あぁ〜…泣かないって決めたのに………寂しい…どうして…

そして泣き疲れた私は行きつけのバーへと向かった

バーの店長

いらっしゃいユイちゃん

ユイ

こんにちは

バーの店長

何を飲んでく?

ユイ

私の今の気分にあったカクテルを…

バーの店長

わかった

ここのバーの店長も私と同じヴァンパイア…だから一緒にいると何故か安心する

バーの店長

お待たせ

ユイ

ありがとうございます…ってなんですか?この紙…

バーの店長

読んでご覧

ユイ

?!

ユイへ

私のことを忘れてなければ

来て欲しい

ユイ

これって…

バーの店長

行っておいで

ユイ

はい!あっお金…

バーの店長

いいよ。今日はサービスだよ

ユイ

(//∇//)\有難うございますっ!

バーの店長

ユイちゃん…幸せになりなよ?

ユイ

はい!

私は無我夢中で走った…早く行かなきゃ…という気持ちと同時に怒りもこみあげてきた

ユイ

何を着ていこう

私はクローゼットをあさった

そこには私がヴァンパイアになった時のお祝いの時に彼に貰ったドレスばかりだった

ユイ

……これにしよう!

私が選んだのは彼の…レイジの髪色に似ている紺色のドレス

ユイ

少し髪をアップにして、メイクアップも少ししようかな

ユイ

……

ユイ

よし!!行こう

そして城に着いた

ユイ

(なんで私こんなに不安なんだろう)

数時間後

ユイ

やっぱり居ないよね…

私はずっと壁の花を決め込んでいた

ユイ

でも…

ユイ

……薔薇園に行こうかな

薔薇園

ユイ

なんで私…来たんだろう…

分からなかった…

ユイ

ん?

後ろからいきなり抱きしめられた

???

ここにいたんですね…

そう…この声は…

ユイ

レイジ…

レイジ

探しましたよ…

ユイ

……

レイジ

きっと忘れられてると思ってましたよ。

バタッ

私はレイジに上からかぶさって倒した

ユイ

貴方は…貴方は何も知らないから…そんな事を軽々と言えるのね

ユイ

私がどれだけ寂しかったか、苦しかったか、悲しかったか、知らないから…

レイジ

すみません…

ユイ

それで許すとも?

レイジ

…無理ですね、貴方は頑固なので

ユイ

…忘れたかった…でも、忘れられなかった…だから辛かった…

レイジ

…分かりましたよ…連れて行って差し上げます

ユイ

えっ?

ユイ

キャッ

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