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⚠これは作者の勝手な妄想です。 ご本人様との関係は一切ございません。

・前回の 『君のことが誰よりも大切で大好きだから…』 の、スピンオフストーリーです。

そちらを読んでいない方は先にそちらを 読んでいただけると嬉しいです。

⚠そら×あまです。 地雷の方は読まないでください。

⚠BLです。 苦手な方は読まないでください。

⚠かなりドロドロ(?)したお話に なっている可能性があります。 苦手な方は読まないでください。

それでは、本編どうぞ!

〜結婚式〜

天宮翔太❤️(天月)

………

今日は結婚式。

それは、お互いを好きになり 付き合った恋人2人が 病める時も健やかなる時も愛し合うことを誓い これからの生涯を共にして行くための ”普通なら”幸せな儀式の日…

天宮翔太❤️(天月)

(まぁ、僕の
結婚式では無いけど…)

僕の名前は天月。 今、ネットを中心に音楽活動をしている 『歌い手』です。

今日は、とある友人の 結婚式に呼ばれて出席しています。

その友人は──

浦田わたる💚

まふ!96猫!
結婚、おめでとう!

相川真冬🤍(まふまふ)

ありがとう!うらたさん!

坂田明❤️

96猫、ウェディングドレス
”意外と”似合うな!綺麗やん!w

黒木棗🖤(96猫)

ちょっ!さかたん!
”意外と”って何!?

黒木棗🖤(96猫)

わし、ちゃんと
”女”なんやけどっ!?

相川真冬🤍(まふまふ)

そうだよ?96ちゃんはちゃんと
”僕のかわいい最高の花嫁”だよ?

相川真冬🤍(まふまふ)

だから96ちゃんのこと悪く言ったら
半殺しじゃ…済まないからね…?w

坂田明❤️

うおっ…こっわw

浦田わたる💚

しれっと惚気も
入れてきたなw

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

……(幸せそうだな…)

そう、その友人はあの2人…

96ちゃんとまふくんだ。

あの日から約1年、そのあと2人は 1回も喧嘩をすることも無く 2人で楽しく幸せに毎日を過ごし、今日……

めでたく結婚式を上げた。

2人から結婚式の招待状をもらった時は 『僕なんかが行っていいのかな?』と 思ったし、ちゃんと2人の幸せを 祝福できるのかも不安だった。

でも、『あまちゃんにもたくさん お世話になったし、出席して欲しいな!』 と言われ、出席した。

でも───

天宮翔太❤️(天月)

(やっぱり2人のことは…
近くで見れないや…)

あの2人ことはどうしても 遠くから眺めることしかできなかった。

近くで96ちゃんのあの姿を見ると 涙が出そうになるし… 2人と上手く話せる自信もなかったから…

すると……

カメラマン

新郎新婦さ~ん!
お写真撮らせてくださ~い!

と、1人のカメラマンさんが そう言って2人にカメラを向けた。

相川真冬🤍(まふまふ)

あ、はーい!

相川真冬🤍(まふまふ)

相川真冬🤍(まふまふ)

そうだ!96ちゃん!

そう言うと…… まふくんは急に96ちゃんを抱き上げ…

黒木棗🖤(96猫)

わぁっ!?ちょ……
ま、まふちゃんっ!?///

相川真冬🤍(まふまふ)

せっかく写真を
撮ってもらうんだし
こうゆうことした方が
映えるでしょ?w

と、そう言って幸せそうに笑った。

すると、96ちゃんも…

黒木棗🖤(96猫)

っ!!…うん!///

と、そう言ってまふくんと 同じように幸せそうな笑顔で笑った。

天宮翔太❤️(天月)

……っ…

カメラマン

じゃあ、とりまーす!

パシャッ…!

カメラマン

ありがとうございます!
すごくいいお写真が撮れました!

カメラマン

やっぱり、お2人は
すごくお似合いですね!

相川真冬🤍(まふまふ)

あははw
ありがとうございますw

黒木棗🖤(96猫)

ありがとうございますw

天宮翔太❤️(天月)

…っ……

天宮翔太❤️(天月)

(無理だ…っ
今はこの場に居たくない…)

僕は2人を見ているのが苦しくなって 足早にその場から離れた。

???

………

~裏庭~

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

はぁっ…はぁ…

あれから、少し走って僕はあまり人が 来なさそうな裏庭みたいなところに来た。

そして、近くにあったベンチに腰をかけると…

天宮翔太❤️(天月)

ふっ……ゔ…っ……

と、静かに涙を流した。

天宮翔太❤️(天月)

はぁ…最低だなぁ……僕…っ

天宮翔太❤️(天月)

今日は2人の結婚式の日なのに
こんな日にまで……
”あの時、やっぱり96ちゃんを
奪っておけばよかった”なんて
また…っ考えるなんて…っ!!

天宮翔太❤️(天月)

僕は…っ…大切な友達の
幸せさえも…ちゃんと…
祝福してあげられないの…?

あの時、一度は”諦めがついた気がする” とは言ったけど、本当は まだ…だいぶ、引きずってる。

1人の時間があればあるだけ いつも96ちゃんのことばかりを考えて あの時、2人を後押ししてしまう形に なってしまったことをずっと後悔してる。

もう今更、後悔したって なんの意味もないのに…

こんな自分が、本当に大っ嫌いだ。

天宮翔太❤️(天月)

ぅっ……ふっ……

1人でずっと泣き続けていると……

???

な〜に、こんなところで
1人で泣いてんだよ。

と、誰かに声をかけられた。

天宮翔太❤️(天月)

……っ!?

びっくりして顔を上げると……

天宮翔太❤️(天月)

ぁ……そらる、さん…

そこには、シャンパングラスを 片手に持ったそらるさんがいた。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ん、これ…

そう言うと、そらるさんは 片手に持っていた シャンパングラスを僕に差し出してきた。

天宮翔太❤️(天月)

え……?ぁ……
ありがとう、ございます…っ

僕はシャンパングラスを受け取ると…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

なんで、居るんですか…?

と、涙を拭いながらそう聞いた。

すると……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ん?…たまたまお前がこっち側に
走っていくのが見えたから……
気になって追いかけてきた。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

あと、お前に
聞きたいこと、と
話したいこともあったし…

と、そう言った。

天宮翔太❤️(天月)

そう……ですか…

天宮翔太❤️(天月)

僕は聞きたいことも
話したいことも、特に
無いので帰っていいですよ。

できるだけ… 1人にして欲しくてそう返した。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

お前は無いかもしれないけど
俺があるんだって…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

っ……なんですか?

僕がそう聞くと……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

96猫とまふまふが喧嘩した日
あの後、どうなったんだ?

と、聞かれた。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

え…?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

まふまふ、あの電話の後
天月の家に行っただろ?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

そこで何があったのかなって…

天宮翔太❤️(天月)

なんで、僕がまふくんに
電話したこと知ってるんですか?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

あの時、俺も
あそこに居たから…

天宮翔太❤️(天月)

は!?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

居たって言うか…discordで
AtRの新曲の打ち合わせしてた
だけなんだけど……

天宮翔太❤️(天月)

あ、そうだったんですか…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

……っ!!
じゃあ、あの時…まふくんを
後押ししたのって…!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺だよ。

天宮翔太❤️(天月)

~っ!!…

僕は、思わず… 『なんで、後押しなんかしたんですか!』と 文句を言いそうになってしまったが すぐにやめた。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

っ……そう…だったんですね…

天宮翔太❤️(天月)

(僕が……
言えることじゃないか…)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

なんだよ。
なにか言いたそうな顔して…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

もしかして、俺がまふまふを
後押ししたことに対して
何か文句でも言いたいの?

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

…言いたかったけど
やめました…。

天宮翔太❤️(天月)

同じことをした僕が
言えることじゃないので…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

え?同じことをしたって…?

天宮翔太❤️(天月)

話しますよ。
あの時のこと……

僕は、あの時のことを 全てそらるさんに話した。

96ちゃんとまふくんが 喧嘩をしたって聞いた時は 正直、『チャンスだ!』と、思って 直接96ちゃんに告白しようとしたこと。

でも、96ちゃんにはまだ、まふくんへの 気持ちがある。 その状態のまま、告白するのは何となく嫌で 直接、告白はしなかったこと。

そして…… 最終的には2人を後押しする形になってしまって 96ちゃんにフラれて失恋したことも、全部…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

なるほどな……

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

あの時、諦めがついたはず
だったんですけどね…ww

天宮翔太❤️(天月)

そらるさんは…どうやって
まふくんのこと諦めたんですか?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺?俺も…そんなすぐには
諦められなかったよ。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

でも、まふまふがよく俺に
96猫の相談をしてくるようになって
幸せそうに96猫の話をしてる
まふまふを見てたら…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

『まふまふが幸せなら
それでいいかな?』
って、思うようになって…

天宮翔太❤️(天月)

っ!!!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

それで、そう思った日…
俺は自分の気持ちには蓋をして
2人を後押しすることに
決めたんだよ。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

だから俺は…
『まふまふのことが好き』
…って、言うよりかは
『96猫に恋をしている
まふまふが好き』
って、感じだったかな?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

まぁ、後押しした時は
さすがに少し辛かったけどw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

でも、今は幸せそうな
2人を見れてよかったと
思ってるよw

天宮翔太❤️(天月)

…………

天宮翔太❤️(天月)

すごいですね…そらるさんは
相手の幸せを、そんな風に
思えるなんて……

天宮翔太❤️(天月)

僕とは大違いで羨ましい…w

一ノ瀬彼方💙(そらる)

え?

天宮翔太❤️(天月)

僕は…そらるさんみたいに
綺麗に相手の幸せを祝福することが
できないから……

さっきだってあんな最低なことを思った。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

…………

天宮翔太❤️(天月)

僕、これからずっと……っ
96ちゃんへの心の穴が
埋まらないまま…なんですかねw

僕がそう言うと……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

…ならその穴、俺と埋めてみる?

と、いきなりそらるさんにそう言われた。

天宮翔太❤️(天月)

え?…それ、どういう意味?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

”心を埋め合う
身体だけの関係”に
なるってこと。

天宮翔太❤️(天月)

”身体だけの関係”……

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

……って、えええっ!!?

あまりにいきなり過ぎて 思いっきり動揺してしまった。

天宮翔太❤️(天月)

ななな…なんで…そんな…///

一ノ瀬彼方💙(そらる)

心を埋めるためだよ。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

それに、そういうことしてる間は
そっちに集中して
余計なこと考えなくて済むから
少しは軽くなるんじゃないかと
思って……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

だから、どう?

天宮翔太❤️(天月)

どう…?って言われても……

天宮翔太❤️(天月)

(身体の関係になる
必要はないと思うけど…)

僕が答えに戸惑っていると…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

それにさ……

天宮翔太❤️(天月)

……それに?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

”失恋した俺たちだからこそ
埋められるものもあるんじゃないか”
って、思って……

と、言われた。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

(失恋した俺たちだからこそ…
埋められるもの…)

確かにそうかもしれない… 失恋の仕方は違うけど そらるさんも失恋したことには変わりない。

僕と同じ失恋をしたそらるさんとだったら… 心に空いた96ちゃんへの穴… 埋められるのかな?

もし、そうなら僕は───

天宮翔太❤️(天月)

…………

僕は少し考えたあと……

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

じゃあ……
よろしくお願いします…?

と、そう答えた。

すると……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

なんで疑問形?
まぁ、いいやw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

じゃあ、よろしくな、天月。

と、そう言ってそらるさんが 手を差し出してきた。

僕はその手を取り…そらるさんと ”心を埋め合う身体だけの関係”になった。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

でも、あくまで
”身体だけの関係”だからな?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

恋愛には発展しない。

天宮翔太❤️(天月)

もちろん、わかってますよw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ん、ならいいw

そのあとは……

相川真冬🤍(まふまふ)

え?そらるさんもあまちゃんも
もう、帰っちゃうんですか?

黒木棗🖤(96猫)

もっと居ればいいのに……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

うん…でも、俺も天月も
明日、朝…早いからさ
だから先に抜けることにするよ。

相川真冬🤍(まふまふ)

そうですか…
それなら仕方ないですね。

相川真冬🤍(まふまふ)

じゃあ、今日は来てくれて
ありがとうございました!
それじゃあ、また!

黒木棗🖤(96猫)

またね!そらるん!つっきー!

天宮翔太❤️(天月)

うん、またね。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

またな。

と、適当に理由つけて先に結婚式を 抜けることにした。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ここからだとお互い家、遠いし
どっかのホテルでもいい?

天宮翔太❤️(天月)

はい、大丈夫ですよ。

その後、僕らは近くのホテルに入って… お酒を飲みながら話をして 夜が更けてきた頃……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

よし、そろそろやるか…

天宮翔太❤️(天月)

はい…

長い夜が始まった。

僕がベットに移動すると…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月…

そう言いながらそらるさんが 僕のことを優しく押し倒し……

天宮翔太❤️(天月)

わっ……

僕の上に馬乗りになった。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

大丈夫?怖くない?

天宮翔太❤️(天月)

…怖くないって言ったら…
ちょっと嘘になる…かな?

僕がそう答えると……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

そっか、まぁ…初めてだろうし
怖いのは当たり前か……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

でも、大丈夫。
俺がリードするから…
天月はただ…俺に身を
委ねてればいいよ。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

『やめて』って言われたら
すぐに、やめるし…
だから、リラックスしてて…

と、そう言いながらそらるさんは 頭を優しく撫でてくれた。

天宮翔太❤️(天月)

…っ!!はい…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

じゃあ、やるね。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

っ…ん…///…ぁっ…///

そのあとのことは あまりよく覚えていない。

ただ、覚えてることは…そらるさんの 触れ方がとても優しくて…温かくて…

何も考えられないくらい気持ちよかった… って、ことぐらいしか覚えてない。

天宮翔太❤️(天月)

…はぁっ…ん……///

天宮翔太❤️(天月)

(…っ…気持ちいい…っ///)

~次の日~

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

……月~!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

おーい、天月〜!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

起きろ、天月〜!

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

ん……?

そらるさんの声で目覚めると……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

あ、起きた、おはよう。

と、そう言いながら僕の隣に 横になっている、そらるさんがいた。

天宮翔太❤️(天月)

あ、そらるさん…
おはようございます…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

あれ?僕……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月、あの後疲れちゃって
すぐ寝ちゃったんだよw

天宮翔太❤️(天月)

あ、そうだったんですか…
すみません…w

一ノ瀬彼方💙(そらる)

いやいや…
気にしなくていいよw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

それより、身体とか腰…
痛くなってない?大丈夫?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一応、加減はしたけど…

天宮翔太❤️(天月)

はい、大丈夫です!
加減してくれたおかげで!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

そっかwなら、良かったw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

…で、どう?何か変わった?

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

いや、まだわかんないし
そんなすぐに変わったら
苦労しないですよw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ま、そうだよなw
まだ1回目だしw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

これから回数を重ねて
少しづつ埋まっていくと
いいな。

天宮翔太❤️(天月)

そうですね!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

じゃあ、そろそろチェックアウトの
時間になるし帰りの準備するか!

天宮翔太❤️(天月)

はい!

そのあとは そらるさんと帰りの準備をして ホテルを出て……

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

じゃあ……
僕はこっちなんで、また!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ああ、またな。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

時間があったらまた…
俺から連絡するから。

天宮翔太❤️(天月)

わかりました!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

身体は痛くなってないとは
言ってたけど…無理はしないで
帰ってからもちゃんと休めよ?

天宮翔太❤️(天月)

ありがとうございますw
(優しいなぁ……w)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

じゃあ、またな!

天宮翔太❤️(天月)

はい!

そらるさんと別れ、家に帰った。

~天月の家~

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

ふう……

僕は家に帰ってくるとそう息をつきながら ソファーに座った。

天宮翔太❤️(天月)

まさか、そらるさんと
こんな関係になるとは
思ってなかったな…w

でも、これで少しでも96ちゃんのこと 忘れられるなら……

天宮翔太❤️(天月)

その時は僕も……
そらるさんみたいに…綺麗に…
相手の幸せを祝福できるのかな…?

と、そう思いながら ソファーに横になった。

それから、そらるさんとは ほぼ3日に1回のペースで会うようになった。

毎回どちらかの家に行って… お酒を飲んだり、ゲームをしたり 世間話をしたりして……

夜が更けてきたら、いつもの時間。

と、言う日々を送っていた。

そして、そんな日々から気づけばもう 2~3週間が過ぎようとしていて 最近は…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

心の穴、少しは
埋まってきてるみたいだなw

天宮翔太❤️(天月)

はい、おかげさまでw

少しづつではあるけど…僕の 心の穴が徐々に埋まりつつあった。

最近は1人でいる時も96ちゃんのことを 考えることは少なくなってきていて……

ずっと、ちゃんと見れなかった 96ちゃんやまふくんのことも 今ではちゃんと見れるようになって 今まで通り普通に話せるようになった。

だからこの前、改めて 結婚式でちゃんと言えなかった 『おめでとう』の言葉を 直接、2人に伝えに行った。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

でも、完全に埋まるまでは
もう少し時間がかかりそうかな?w

天宮翔太❤️(天月)

はい、でも2~3週間ぐらいで
普通に話せるぐらいには
埋まったからあとの穴も
意外とすぐ埋まるかも
しれないですw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

そうだなw

天宮翔太❤️(天月)

ありがとうございますw
そらるさんのおかげで
すごく助かってるし……

天宮翔太❤️(天月)

心に少し余裕が出来ましたw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ん、俺も天月の心が
埋められてるなら良かったよw

一ノ瀬彼方💙(そらる)

じゃあ、今日はそろそろ帰るな。
また、時間があったら連絡する。

天宮翔太❤️(天月)

はい!それじゃあ、また!

そう言ってそらるさんは家に帰った。

~そらる視点~

俺が天月のマンションから出て いつもの道を歩いて家に帰ろうとした時…

???

???

そらるさ~ん!!!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(……ん?)

と、誰かに名前を呼ばれ振り返ると……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

あ……w

天宮翔太❤️(天月)

っ!(ぶんぶんと手を振る。)

天月がベランダに出ていて 大きくぶんぶんと俺に手を振ってくれていた。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

ふふっw(フリフリ…)

俺は同じように天月に手を振り返すと…

天宮翔太❤️(天月)

…えへへっw

天月は満足したように 微笑み部屋に戻って行った。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(……かわいいなw)

そう思いながらまた、道を歩く。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(でも、天月の心の穴が徐々に
埋まってきててよかった。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(正直…俺なんかで
埋めてあげられるのかって
不安もあったけど
大丈夫そうだな……)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

とりあえず、良かった…

天月の心を埋められていることが 俺はすごく嬉しかった。

前まではぎこちなくて上手く笑えてなかった 天月の笑顔も今ではさっきのように 自然に笑えるようになった。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

それに、最近は少しお願いして
くれるようになったし……

そう、最近の天月は俺に 少しお願いしてくれるようになった。

今まではただ俺に身を委ねて かわいい声を出すだけだった。

でも、最近は少し慣れたのか 『もっと…激しくして欲しい。』 とか…… 『もっと…たくさん触れて欲しい。』 と、言ってくれるようになった。

それが毎回かわいくて俺の”何か”が 切れそうになる。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(あんなこと毎回されたら
俺の”何がが”切れるのも
時間の問題な気がする。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺、最近ずっと天月の
ことばかり考えてるな…

そして、最近の俺は…… ”次はいつ天月に会いに行けるだろう?” ”次はどんな風に触ってあげたら喜ぶだろう?” と、考えることも多くなっていた。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月はただの
”心を埋め合う身体だけの関係”
でしかないだろ。なのに……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

…疲れてんのかな?
早く帰って休もう。

俺は、足早に家に帰った。

~1週間後~

~天月視点~

あれから、1週間が経った。

そして、この1週間は そらるさんとは会えていない。

理由は、そらるさんの仕事が 忙しくなったから。

そらるさんは今現在、ライブを控えていて ライブの打ち合わせやリハーサル……

また、AtRの新曲の打ち合わせもあり なかなか時間が取れないそうだ。

仕方がないことだってわかってる。 わかってるけど……正直、僕は少し…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

……寂しいなぁ…

と、思っていた。

そして、そらるさんに会えなくなってから 気づいたことがある。

それは……

天宮翔太❤️(天月)

僕、最近、そらるさんの
ことばかり考えてる…

そらるさんのことばかり考えてることだ。

最近はもう、96ちゃんのことを 考えることはほぼ無くなり… その代わりに次はそらるさんのことを 考えていることが何故か多くなった。

”次はいつそらるさんに会えるんだろう?” ”次はどんな風に触れてくれるんだろう?” って、考えることが多くなって…

心に別の穴が空いているような 感覚があった。

この穴の正体は自分でも分からない。 自分が抱えている何か悩みの穴なのか… もしくは、誰かへの気持ちなのか……

もし、これが誰かへの気持ちなんだとしたら その相手は……そらるさん?

天宮翔太❤️(天月)

いや、でも、そらるさんはただの
”心の穴を埋め合う身体だけの関係”
じゃん?そんなこと思わないはず…

天宮翔太❤️(天月)

だったら、この穴は
僕の抱えている
何か悩みってことだよね!

天宮翔太❤️(天月)

うん、きっとそうだ!

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

もうこんな時間か…
お昼でお腹も減ったし
何か作って食べよ!
今日は何にしよ〜かな~♪

と、そう思いながら 僕はキッチンに向かった。

天宮翔太❤️(天月)

(今は…何かしてないともっと
余計に考えちゃいそうだから…)

~3日後~

ピピピッ…ピピピッ…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

んん……っ

スマホのアラームで目が覚めた。

僕は手探りでスマホを手にとり アラームを止めたあと画面を見ると…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

……ん、LINEが来てる…

1件のLINEが来ていた。 送り主は……

天宮翔太❤️(天月)

っ!…そらるさんっ!?

僕はベットから飛び起きて すぐにLINEを開いた。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月〜!おはよう。
久しぶり、元気にしてた?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

実は今日、久しぶりに
休みがとれてさ…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月が大丈夫なら
久しぶりにやりたいんだけど…
どうかな?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

いい返事、待ってる。

天宮翔太❤️(天月)

っ!!!

天宮翔太❤️(天月)

…やった!久しぶりに…
そらるさんに会えるんだ!

僕はとても嬉しくなり すぐに……

天宮翔太❤️(天月)

そらるさん!
お久しぶりです!

天宮翔太❤️(天月)

僕は全然大丈夫です!

と、LINEを返した。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

良かったwなら…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

12時に俺の家に来て
お昼、一緒に食べよう。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺、作って待ってるから。

天宮翔太❤️(天月)

ありがとうございます!
わかりました!

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

久しぶりに
そらるさんに会えるんだ…

天宮翔太❤️(天月)

ふふっ…嬉しいなぁ…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

…って、何考えてるんだ僕は
この前も言ったじゃん
そらるさんとはただの
”心を埋め合う身体だけの関係”
だって……

天宮翔太❤️(天月)

それに、心が完全に
埋まれば僕らの関係は…

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

僕らの…関係は……?

どうなるの…?

僕とそらるさんはあくまで ”心を埋め合う身体だけの関係”って だけで、頻繁に会うようになった。

だからもし、心が完全に埋まったら僕たちは 会う理由が、やる理由が、何も無くなる。

そしたらこの関係だって……もう……

天宮翔太❤️(天月)

…っ……!

そう思った瞬間… 一気に胸が苦しくなり締め付けられる 感覚がした。

そしてこの胸の苦しさを、この感覚を…

僕は よく知っている。

あの時、96ちゃんを好きだった時に 痛いほど経験した、この気持ち……

これは───

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

はは…そっか…
そう、だったんだ…

天宮翔太❤️(天月)

僕がただ……気づこうと
しなかっただけで本当は…っ

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

こんなこと…そらるさんに
言ったら…どう思うのかな…?

天宮翔太❤️(天月)

きっと、困らせちゃうよね…っ

天宮翔太❤️(天月)

あの時、『わかってますよw』
って、言ったのになぁ……

その時……

ピコンッ!

天宮翔太❤️(天月)

…わっ!?

と、LINEの通知がなった。

天宮翔太❤️(天月)

あ、もう時間か……

天宮翔太❤️(天月)

とりあえず、行かないと…

僕はそらるさんに『今から出ます!』と LINEを返して家を出た。

~そらる宅~

そして、その後は… そらるさんとお昼を食べたり… ゲームをしたり、世間話をしたり…

前によく会っていた時のように 変わらず楽しい時間を そらるさんと過ごした。

ただ、それでも…僕の頭の中には…

”心が完全に埋まれば 僕らの関係はどうなるの?”

の、考えが消えることは無かった。

天宮翔太❤️(天月)

……っ…

そして、少しづつ夜は更けていき……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

よし、そろそろやるか…

天宮翔太❤️(天月)

ぁ…っ…はい…

久しぶりに長い夜がまた始まった。

~ベット〜

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

久しぶりだから
少し長めに慣らすね。

天宮翔太❤️(天月)

はい……

そう言うと…そらるさんは 優しく、僕の身体を触り始めた。

天宮翔太❤️(天月)

(あ…この触り方…
久しぶりだな…//)

この優しい触り方が…だだ、1週間ぐらい 会っていなかっただけだったのに とても久しぶりに感じて気持ちよかった。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

(もし、僕の心が完全に埋まったら
もう、こうやって…優しく触れて
くれることも…無くなるのかな?)

天宮翔太❤️(天月)

(頻繁に、会えなくもなるし…
そらるさんの優しい声で『天月』って
名前を呼んでくれることも…もう…)

何も無くなっちゃうの…?

天宮翔太❤️(天月)

(そんなの…っ…そんなの…!)

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

(ぃゃ…っ…嫌だっ!)

天宮翔太❤️(天月)

(僕は…っ!)

天宮翔太❤️(天月)

っ……ゔっ…、ふ…

そう思った瞬間… 悲しさが一気に押し寄せてきて 僕は、そらるさんの前で泣いてしまった。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

えっ!?天月!?
なんで泣いて…っ

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

あ、もしかして…嫌だった?
ごめん!前と同じ感じで
触れてたつもりだったんだけど…っ

すると、そらるさんは そんな僕を見てびっくりして 慌てて触るのをやめようとした。

天宮翔太❤️(天月)

ゃっ!…待って!
違うんです…っ!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

……え?

天宮翔太❤️(天月)

ち、ち…がう…違う…っ

天宮翔太❤️(天月)

嫌だったんじゃ…ない…っ…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

なら、なんで泣いて…?

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

……っ…き…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

……え?

天宮翔太❤️(天月)

っ……すき…だ、から……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

すき?…何が……

天宮翔太❤️(天月)

そらるさんが好きだから!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

は!?///

僕は思わず自分の気持ちを 言ってしまった。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

そらるさんのことが…
好きなんです…っ……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月…お前……

天宮翔太❤️(天月)

ごめんなさい…!こんなこと…っ
ダメだって…わかってるけど…!

天宮翔太❤️(天月)

僕…最近……そらるさんと…
やり始めてから…少しづつだけど
心の穴が埋まってきて……

天宮翔太❤️(天月)

96ちゃんのこと考える日も
もうほぼ…無くなったんです…っ

一ノ瀬彼方💙(そらる)

うん…

天宮翔太❤️(天月)

でも、それと同時に…今度は…
そらるさんのことを考える日が
多くなって…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

っ!?…

天宮翔太❤️(天月)

『次はいつ会えるんだろう?』とか
『次はどんな風に触れて
くれるのかな?』とか…
考える日が、多くなって……

天宮翔太❤️(天月)

”心に別の穴”が
開き始めたんです……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

別の…穴?

天宮翔太❤️(天月)

最初はこの穴がなんなのか……
自分でも、分からなかった…っ

天宮翔太❤️(天月)

自分の抱えてる何かの悩みなのか…
もしくは、誰かへの気持ちなのか…

天宮翔太❤️(天月)

最初は、『そらるさんに
そんなこと思うはずない…』

天宮翔太❤️(天月)

自分の抱えてる…っ
何かの悩みの穴だと思ってた…っ

天宮翔太❤️(天月)

でもっ!今日…
今やっとわかった…

天宮翔太❤️(天月)

僕の…この穴は……っ

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

そらるさんに対しての
気持ちだったんだ…って!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

っ!!!

天宮翔太❤️(天月)

僕とそらるさんはただの
”心を埋め合う身体だけの関係”…

天宮翔太❤️(天月)

じゃあ、もし心が…
完全に埋まったら…
この関係は…どうなるの?

天宮翔太❤️(天月)

もう…終わりなの?

天宮翔太❤️(天月)

そらるさんに会うことも…
触れてくれることも……っ
名前を呼んでくれることも…

天宮翔太❤️(天月)

何も無くなっちゃうの?って
思ったら急に悲しくなって…っ

一ノ瀬彼方💙(そらる)

……

天宮翔太❤️(天月)

会えることが嬉しかった。
優しく、触れてくれることが
嬉しかった。
優しい声で『天月』って名前を
呼んでくれることが嬉しかった。

天宮翔太❤️(天月)

僕…っ……いつの間にか……
こんなにもそらるさんのこと…
大好きになってた……っ

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月……

天宮翔太❤️(天月)

も、う……身体だけの
関係じゃ…っ…嫌だっ!

一ノ瀬彼方💙(そらる)

……っ!…

天宮翔太❤️(天月)

そらるさんと…ちゃんと
付き合いたい……っ…!

天宮翔太❤️(天月)

これからは…そらるさんの
”本当の恋人”として……
そらるさんのそばに…っ
居たい……んです……っ…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

…本当の恋人……

天宮翔太❤️(天月)

こんなこと……思っちゃいけない
って、こともわかってる…
そらるさんにはそんな気なんて
ないことも…っ…わかってる…でも!

天宮翔太❤️(天月)

お願い、します…っ

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

僕と…っ…付き合って
くれませんか……?

~そらる視点~

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

僕と…っ…付き合って
くれませんか……?

と、泣きながら俺にそう言ってきた天月。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

………

俺はそんな天月を見て……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(……そっか…
そうゆうこと…だったんだ…
今、やっと…わかったよ。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

……天月、泣かないで…

俺は天月の涙を優しく指で拭うと……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

気持ち、伝えてくれてありがとう。
それは……俺も同じだったよ。

と、天月にそう言った。

天宮翔太❤️(天月)

へ……?、ぇ……?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺も、『次はいつ、天月に
会いに行けるだろう?』とか…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

『どんな風に…触れてあげたら
喜ぶかな?』とか…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月のことを考える日…
本当に、多くなったよ。

天宮翔太❤️(天月)

っ!!……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

”心を埋め合う身体だけの関係”
だから、天月にこんなこと思うのは
おかしいと思ってたけど……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺も、会えることが嬉しかった。
触れられることが嬉しかった。
名前を読んで、呼び返してくれる
ことが……嬉しかった。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

いつの間にか俺も、天月のこと
こんなにも大好きになってたんだって
今、お前に言われて……気づいたよ。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(あの日の帰り道に天月に抱いた
この気持ちは全部”天月のことが好き”
っていう…俺の、気持ちだったんだ…)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月に言われてから気づくなんて
恥ずかしいよな……俺…///

俺はそう言って微笑むと 天月の頬を優しく撫でた。

天宮翔太❤️(天月)

そらる……さん…っ…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(もしかしたら俺は……
あの結婚式の日から天月のことが
好きだったのかもしれない。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(だから、天月の…
苦しそうな…辛そうな顔を
見ているのが、嫌だった。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(どんな形でもいいから、ただ…
天月を笑顔にしてやりたかった
だけだった…のかもしれない。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

(お前のおかげでやっと…
自分の気持ちに気づいたよ。)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月、好きだよ。

天宮翔太❤️(天月)

っ!!/////

一ノ瀬彼方💙(そらる)

こんな俺でいいなら……もう…
身体だけの関係なんてやめて
ちゃんと、”本当の恋人”として
付き合おう?俺ら…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

これからは天月の”彼氏”として
天月のそばにいさせて……?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺と、付き合ってください。

俺は天月にそう言った。

~天月視点~

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺と、付き合ってください。

そらるさんからそう言われた。

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

ぇ…ぁ…ほ、本当に……?

天宮翔太❤️(天月)

っ…う、そじゃ…ない?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

うん、嘘じゃない。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月、大好きだよ。

天宮翔太❤️(天月)

…〜っ!!///

天宮翔太❤️(天月)

ぅっ、ふぇ…っ…ゔぅ~…

その言葉がとても嬉しくて 僕は思わず大号泣してしまった。

一ノ瀬彼方💙(そらる)

あ~、もう泣くなよwほら…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

泣いてるお前も十分かわいいけど
俺は笑顔の天月の方がもっと
かわいいと思うし、好きだぞ~w

そう言いながら、そらるさんは 僕の涙を優しく拭ってくれた。

天宮翔太❤️(天月)

…ふふっ…もぅ…///
なんですかぁ~…それぇ…w

そんなそらるさんに 僕もそう言いながら笑うと……

一ノ瀬彼方💙(そらる)

一ノ瀬彼方💙(そらる)

天月。

天宮翔太❤️(天月)

ん?……

そらるさんが急に真剣な顔をして…

一ノ瀬彼方💙(そらる)

今まで…天月の辛かったことは
全部、俺が忘れさせてやる。

と、言ってきた。

天宮翔太❤️(天月)

え……?

一ノ瀬彼方💙(そらる)

俺の愛で、お前をたくさん
愛して…俺で天月の全部を
満たしてやるからな。

天宮翔太❤️(天月)

っ!(そらるさん…///)

天宮翔太❤️(天月)

天宮翔太❤️(天月)

はい、そらるさんの愛で…
僕の全部、満たしてください…///

僕がそう言ってそらるさんに微笑むと そらるさんは僕に……

優しくキスをした。

今までは、ただの… ”心を埋め合う身体だけの関係”って だけの、僕らだったけど……

でも今、これからは違う。

これからは”本当の恋人”として 幸せな時間を2人で一緒に過ごしていく。

僕ら、2人の”本当の恋”は…

今、ここから 始まって行く。

僕らの ”本当の恋”は 今、ここから…

~END~

何だ、このストーリーは……w

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