穂乃香
香苗
麻里奈
紗英
香苗
穂乃香
麻里奈
穂乃香
紗英
香苗
麻里奈
紗英
香苗
穂乃香
麻里奈
穂乃香
ガサッ
麻里奈
穂乃香
紗英
香苗
麻里奈
穂乃香
外
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
香苗
麻里奈
紗英
教室の窓からキャーキャーと声が上がる
穂乃香
寛太
寛太
香苗
麻里奈
紗英
寛太が睨むとそそくさと女子達は窓から顔を引っ込めた
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
カバンを投げられて慌てて受け取る
寛太はすぐさま木に掴まりよじ登っていった
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
気づくと寛太は木から降りてノートを持って仁王立ちした
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
手を伸ばす度にひょいひょいと避けられる
穂乃香
寛太
穂乃香
それから数十分休み時間ギリギリまでそうしていた
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太は満足したようにノートを投げてきた
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
意地っ張りな自分に呆れたような顔をすると寛太は柵を跨いだ
寛太
寛太
穂乃香
去っていく寛太の後ろ姿を睨んでから私は教室に向かった
香苗
麻里奈
紗英
穂乃香
穂乃香
穂乃香
香苗
麻里奈
紗英
穂乃香
席に戻ってく女子たちを見て私は目を丸くした
穂乃香
穂乃香
あんな意地悪な奴がそんな事まで考えるわけない
この時はそう割り切って席についた
次の日
穂乃香
香苗
穂乃香
麻里奈
紗英
穂乃香
クラスメイトA
穂乃香
クラスメイトA
穂乃香
クラスメイトA
クラスメイトA
穂乃香
香苗
麻里奈
紗英
穂乃香
穂乃香
ビクビクと廊下に出ると周りから明らかに避けられて寛太が立っていた
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
さっさと歩き始める寛太に私は戸惑いながらついて行った
屋上
寛太
穂乃香
穂乃香
てっきりまたいじめられると思ったのに寛太は何もせず寝転がり始めた
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
数分後
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
私はこの状況がよくわからなかった
それからも好きな番組とか漫画とか
他愛もない会話ばかり
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
結局私はこの前みたいにギリギリで教室に戻った
なんともない私に香苗たちは訝しげな顔をして
コソコソと何か話していた
それから毎日
寛太
穂乃香
寛太は休み時間毎日教室の前に来て私を呼び出した
香苗たちは流石に不良の寛太に文句は言えないのか
いつもそれを黙って睨んでいた
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
身振り手振り大きく話してくれる寛太の話はどれも面白かった
口下手な私は聞くことしかできないけど
寛太はそんな事気にせず話をたくさんしてくれた
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
教室前
穂乃香
穂乃香
穂乃香
そーっと教室に入って席に行く
香苗
麻里奈
紗英
穂乃香
教科書と筆箱を持って教室を出ようと立ち上がる
香苗
麻里奈
穂乃香
穂乃香
紗英
筆箱を持ったまま香苗たちは廊下に行っしまった
穂乃香
穂乃香
とぼとぼ廊下に出る
ドンっ
穂乃香
香苗
穂乃香
麻里奈
紗英
穂乃香
何故か筆箱を私に乱暴に渡すと香苗たちは逃げるように教室に戻って行った
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
そこでさっき香苗たちが大人しかった理由がわかった
寛太くんがきっと何か言ってくれたのだろう
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
それから数日後
寛太
穂乃香
寛太
今日も休み時間寛太と話していた
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
そう言われてぎゅっと目を瞑る
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
恐る恐る目を開けると服の袖についていたクモはいなくなっていた
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
初めて男の子とこんな約束をしたので正直嬉しかった
教室で
穂乃香
香苗
穂乃香
香苗
穂乃香
香苗
香苗
穂乃香
嫌な予感しかしたかった
絶対みんなにパシリにされる
いつも以上にいじめられる
穂乃香
麻里奈
紗英
穂乃香
香苗
麻里奈
紗英
穂乃香
デートではない
しかし一緒に花火を見るだけだと言ったら何を言われるか
穂乃香
穂乃香
香苗
麻里奈
紗英
穂乃香
案の定香苗たちは楽しそうに話し始めた
これで無理矢理連れてかれずに済む
しかし寛太が悪い奴と嘘をついたみたいで少し罪悪感が湧いた
穂乃香
土曜日
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
私のお父さんは私が小さい頃に離婚していない
そのせいでお母さんはいつも仕事で忙しいのだ
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
律儀に謝る寛太を見て、私はなんで不良なんだろうと思ってしまう
実はとても面白いし優しいし、本人はそう言うと怒るけど
そんな彼が不良なのが不思議だった
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
衝撃的な告白に思わず唖然としてしまう
しかし寛太はどうでもよさそうに話を続ける
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太が何故こんな話をしたのかわかった
私がいつも家で一人なのがわかって
こんな話をしてくれたのだ
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
河原
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
ドンッ
穂乃香
ズサアッ!!
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
寛太
ズザザッ
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寝転がったまま土を投げ合ってお互い土になった
ヒュ~~~
寛太
穂乃香
ドーーーーーーーーン!!!!!
穂乃香
寛太
穂乃香
空いっぱいに広がる花火に目が離せなかった
次々と上げられる花火にいつもうるさい寛太も流石に黙っていた
花火が終わり
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
そう花火が終わっても暫く話していた
香苗
麻里奈
紗英
麻里奈
紗英
香苗
麻里奈
そう香苗たちが話しているのに
私は気づかなかった
月曜日
教室
穂乃香
穂乃香
穂乃香
穂乃香
香苗たちは何故か私に構わず廊下に行ってしまった
穂乃香
なんとなく嫌な予感がして私は後をついて行った
穂乃香
穂乃香
穂乃香
こっそり扉の隙間から覗いた
穂乃香
香苗
先輩A
麻里奈
紗英
先輩B
先輩C
寛太
穂乃香
寛太はいかにもガタイのいい男の子3人に囲まれていた
もしかしてあれが香苗たちが言ってた彼氏なのかもしれない
穂乃香
そういえば彼は喧嘩に強いのだろうか?
いや強くても流石に年上っぽい男子3人相手なんて勝てないに決まってる
穂乃香
穂乃香
そう思うも足はなかなか動かない
穂乃香
穂乃香
ガチャッ
香苗
寛太
穂乃香
そう寛太の腕を掴んだ
先輩A
穂乃香
先輩B
先輩C
しかし寛太の腕を掴んだ腕とは反対の腕を腕をすぐ掴まれてしまった
穂乃香
絶望して腕を掴んでた男の顔を見上げていると
寛太
穂乃香
寛太
突然隣の寛太がそう言った
わけがわからなかったが真剣な目で見られて私は素直にぎゅっと瞑った
先輩A
先輩B
先輩C
香苗
私の腕を掴んでた手が離れた
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
先輩B
先輩C
真っ暗な視界の中、必死に掴んでる寛太の腕は固くて
ちゃんとした男の子の腕だった
左右に引っ張られながら私はずっと驚いていた
見えないけど寛太は次々と男達を殴り飛ばしているのだ
穂乃香
穂乃香
穂乃香
それから数分も経たず喧嘩は終わった
男達の呻き声が聞こえていたが、
寛太はしっかりと立っていた
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
目を開けると顔の赤い仏頂面の寛太がいた
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
ずっと腕を掴んでたことに今更気づき私も真っ赤になって手を離した
香苗
麻里奈
紗英
香苗たちは隅で固まって恐怖に顔を歪めていた
穂乃香
ちょっとスカッとしていると、寛太が3人に近づいた
寛太
香苗
麻里奈
紗英
寛太
香苗
ガシャン!!!!!
穂乃香
寛太
麻里奈
紗英
寛太は3人が寄りかかるフェンスを蹴りあげてそう言った
寛太
穂乃香
階段で
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
珍しく無言で私たちは教室まで言った
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
そう寛太はどこか嬉しそうに帰って行った
次の日の放課後
穂乃香
先輩A
穂乃香
先輩B
穂乃香
穂乃香
先輩C
穂乃香
穂乃香
穂乃香
穂乃香
数十分前の寛太
寛太
寛太
香苗
麻里奈
紗英
寛太
寛太
香苗
寛太
香苗
寛太
寛太
麻里奈
紗英
香苗
寛太
寛太
一方の穂乃香
穂乃香
穂乃香
穂乃香
先輩A
先輩B
穂乃香
慌てて周りを見回すと近所で有名な空き家が目に入った
穂乃香
心の中で知らない家主に謝りながら私は家の中に入った
穂乃香
先輩A
穂乃香
軋む床の音に気をつけながらてきとーな部屋に入った
とても脆そうな鍵ではあったが、とにかく私は鍵をかけた
穂乃香
穂乃香
穂乃香
数十分前の寛太
寛太
香苗
麻里奈
麻里奈
寛太
寛太はスコップを振り回す3人に苛立ちを隠せなかった
寛太
寛太
寛太
紗英
寛太
香苗
麻里奈
寛太は香苗の前に立つと腕を振り上げた
香苗
立ちすくむ香苗の顔に目がけて拳を振り下ろした
紗英
香苗
麻里奈
寛太は香苗の顔ギリギリで拳を止めて3人が怯む隙に間をすり抜けたのだ
あとは凄まじい足の速さであっという間に離れていった
寛太
寛太
一方の穂乃香
先輩A
先輩B
先輩C
穂乃香
先輩A
穂乃香
ガチャガチャ
先輩B
先輩C
先輩A
穂乃香
軋む扉に私はいよいよ絶望した
穂乃香
穂乃香
だん!!!!!
穂乃香
穂乃香
扉が壊されたと思ったが、チラリと見ると扉は無事だった
代わりに部屋の外から男たちの悲鳴があがった
先輩A
先輩B
先輩C
穂乃香
穂乃香
扉の向こうで戦ってる人物がわかり、
堪えてた涙が溢れてきた
大きな音が響くなか、ずっと私は泣いていた
ガチャガチャ ガチャン
扉が開いた
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
また溢れてくる涙に寛太はあわあわと慌て始める
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太は無理矢理私をお姫様抱っこしてきた
穂乃香
寛太
穂乃香
文句を言おうとするも、実際立てないくらい足が痛かったため抵抗できない
結局そのまま連れてかれた
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太
穂乃香
寛太
いつもと逆で私は強く言って寛太は弱く反論した
寛太
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
寛太はドサッと隣に座った
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
穂乃香
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
ちゅっ
穂乃香
寛太
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
寛太
穂乃香
穂乃香
寛太
穂乃香
END
作者です
試しにあげた恋愛ものです
普段はホラーしか書いてないのですが
楽しんでいただけたなら良いと思います
コメント
5件
キュンキュンした… こんな人いたらとっくにキュン死しそう
桜さんありがとうございます(●︎´▽︎`●︎) わざわざコメントありがとうございます!
めちゃめちゃいい話でしたΣ(°꒫°๑=͟͟͞)➳♡ズキュン