俺は優等生

俺は迷った

言ったら楽になれる

でも、迷惑をかけてしまう

俺は、言う事にした

ほとけ兄､if兄以外は

驚いたような顔をして俺を見つめた

でも、少し違いがあった

初兎兄は、

悲しそうな、不安そうな顔

ない兄は、

悔しそうな、自分を責めるような顔

アニキは、

怒りに満ちた、不満そうな顔

そんな時、ない兄が口を開いた

それに続いて、みんな口を開いた

兄ちゃん達が、あまりにも俺が求めていた言葉を掛けてくれて

俺は気づけば、

目の奥に留めていた涙が、一気に 溢れ出していた

後で聞いた話だが、

俺は1日ほど気を失っていたらしい

その後俺は、数日入院し

家に帰った

兄ちゃん達は、みんな口を揃えて

俺に謝ってきた

俺は、

そう返した。

その時、俺は

「自分が我慢し過ぎたのが悪い」

と考えていた。

すると、

そう言ってくれた。

やっぱり、兄ちゃんは優しいな

でも、これで平和に解決はしなかった

パシッ

ピコン

タッタッタッ

信じたくなかった

俺のせいで兄ちゃんを傷つけてしまったこと

傷ついてしまったことを

信じられなくて

信じたくなくて

俺は、枕に顔を埋めて

怒りの混ざった、悔しさの涙を流していた。