日本
…(スゥスゥ
にゃんぽ
…
私はお兄ちゃんの声を 一回も聞いたことがない
知っているのは目を閉じた顔、 寝息の音…
それだけ
にゃんぽ
(綺麗な人…)
最初は
にゃんぽ
(この人は本当に私の
お兄ちゃんなのかな、)
お兄ちゃんなのかな、)
って思った。
けど 顔の模様でわかった。
にゃんぽ
(あ、私と一緒の模様…)
この人は私のたった1人の お兄ちゃんだって、そう感じた
…おかしいよね、 私のお兄ちゃんなのに 声や目を開けた顔、 性格を知らないなんて、
にゃんぽ
(見たいなぁ…)
でも 一つだけ、私だけ知っている 仕草があるんだ
それはね…
心臓のあたりの服を握って寝ること
これは私だけが知ってる
…
にゃんぽ
…(ニコ
嬉しいなぁ…
早くお兄ちゃんと会って おしゃべりして 遊んで 笑って ふざけて ギューとかしたり 撫でてもらったり して欲しいなぁ
早くお兄ちゃんという存在に 甘えたい
あのねお兄ちゃん
私ね
お兄ちゃんの代わりに 国を任されたんだ
だから頑張るね
もしその病気が治ったら
私が勉強教えてあげる
そして一緒に国を作っていこうね!







