ある雨の日、月も見えない夜の中一人の少女は運命的な出会いを果たすことになる
莉子
莉子
好奇心からのぞき込んだ裏路地の中ほどには大きな犬が寝転がっていた。よく見ると雨に濡れ、寒さに震えていた。
莉子
莉子は犬に駆け寄り持っていた折りたたみ傘を開き、立てかけてやった
大型犬
犬は近づいてくる莉子に抵抗するでも、噛み付くでもなくただジッとその金の瞳で彼女を写していた
莉子
持っていたハンカチで莉子は犬の体を拭いていく。ハンカチで拭える量などたかが知れているが悲しそうな犬に精一杯をしてあげたい莉子の一心であった
莉子
一通り体を拭き終わると莉子は立ち上がり犬を見つめてこう言った
莉子
大型犬
大型犬
莉子は帰宅すると今日あった不思議な出来事を思い返していた
莉子
うんうん唸りながらその日は就寝し 次の朝に単語テストの存在を思い出したことで犬のことなど一時的にすっぽりと抜けてしまうのであった
莉子
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