主
主
主
フェリシアーノ
ルート
ギルベルト
フェリシアーノ
モブ
モブ
菊
私は大きなモニターに映るキラキラとしたアイドルの広告を目にし呟いた。
最近世間を騒がしている人気アイドルグループSUGIK。その存在は最初は小さかったものの、今では興味はなくとも一度は耳にしたことがある者の方が多い。
彼らの魅力は半年もすれば、たちまち波紋のように広がっていった。
菊
チラッと財布を覗く。
菊
思わず顔をヒクつかせる。確かにアルバムを買えるだけのお金はある。いや、買えるだけのお金しかない。
菊
ちなみにいうと私は別に彼らを推してる訳ではないのだ。でもアイドルという存在に私はとても惹かれていた。
菊
菊
買い物袋を右手に、そして左手にはCDの入った袋をぶら下げ、もう薄暗くなりそうな夕暮れの空の下を歩いていた。
菊
菊
〜♪〜
菊
菊
菊
私は目を丸くして買い物袋を床にポスっと落としてしまった。だって目の前にいたのは。
フェリシアーノ
菊
SUGIKのセンター、フェリシアーノくんだからである。
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
菊
フェリシアーノ
菊
というか、何故私は普通に超人気アイドルと話しているのか…
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
流石アイドルですね!自分の顔の使い方をよくわかってらっしゃる!!
思わず立ち上がろうとしていた姿勢からまた座ってしまった。
菊
フェリシアーノ
ちゅ
菊
フェリシアーノ
びっ
菊
くりしました。 え、大丈夫なんですか?これ大丈夫なんですか!?
フェリシアーノ
菊
〜♪〜
菊
先程までヘラリと笑っていた顔は音楽がかかるともうアイドルの顔になっていた。
けれど
菊
フェリシアーノ
私もなんとなくだが気になっていたところを、踊り終えた本人もやはりそこを気にしているようだった。
菊
フェリシアーノ
菊
なんとか言葉で伝えようと思うが中々表現が見つからなかった。
菊
フェリシアーノ
私は言葉で伝えるよりこうした方が早いと判断し、そこの部分だけ踊って見せた。
菊
フェリシアーノ
完璧にやらかした。
なにがこんな感じだ馬鹿者。素人の分際でプロにアドバイスだなんて…
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
予想外の輝いた眼差しで見てくる彼に混乱しかできなかった。
なにをしたと言われても、ただそれっぽい動きをしただけである。
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
最初は冗談だと思ったが、彼の目は真剣だ。
こんなに頼まれると断ろうにも断れない。
菊
フェリシアーノ
菊
〜♪〜
菊
最初からなんてきいてません!
菊
私はとにかく、何回も何回もみたダンスの動きを記憶の底から全力で思い出した。
本当に訳のわからない状況だ。偶然通りかかっただけなのに、なぜ人気アイドルフェリシアーノくんと踊っているのか。
でも。
フェリシアーノ
菊
菊
結局、私は最後の最後まで踊ってしまった。
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
菊
フェリシアーノ
「アイドルやってみない?」
菊
菊
コメント
19件
天才おったわ私が好きなタイプの小説や
いい話です( ` -´ )bイイネッ✨ニヤニヤしちゃいました(๑¯ω¯๑)
過去に何かあったのかな🤔菊ちゃんの過去とか見れるなら見たいなー。まぁ何にしろ菊ちゃんのアイドル姿、楽しみだなー⸜(´˘`) ⸝