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時計を見るともう23時だった
乗る予定のバスはまだ この停留所には来てない
仕方なくベンチに腰を下ろすと ポスターが目に入った
木から光が差し込んでいる 木漏れ日のポスター
昔 まだ両親が一緒にいた頃
近くの公園で見た
でもあんまり覚えていない
確か暖かくて、綺麗で
眩しくて、涼しくて
また行きたいな、あの公園
でも、もう無理か
両親が離婚し、私は1人になった
生きる為に夜勤での力仕事や 水商売
青春とか、遊びとか そういうの出来なかった
そして、海外移住
自分で決めた事だ 後悔はしてない
でも、もう帰ってこれないだろう
プップー
結局私の木漏れ日は ただの思い出だけか
ただの宝物か