黒猫
黒猫
あれから少し待って見たものの一向に らだおや楽山が帰ってくる気配がなかった
ぺいんと
此処でずっと待っているのは逆に危険なような気がする
けれど、無闇に目的無く図書室から出るほうが危険なような気がして動けれないでいるとポケットからバイブが揺れるのを感じ取った
ぺいんと
先ほども校門の注意事項だけ一方に伝えてきて終わったが今度は一体何の連絡なのだろうか?
メッセージは削除されました
メール内容を確認しようとしたがメッセージはすでに削除されてしまっており見ることはできなかった
ぺいんと
しかしその意味不明なメールのおかげで自分の連絡先の存在を思い出せたのでよしとしよう
ぺいんと
連絡先を見てみると会話可能になっているのがらだ、先生、らだ美、楽山以外にも青井さんが増えていた
ぺいんと
楽山さんなら僕をおいて何処かに行っても何の不思議もないが…
青井さんはそんなことをしなさそうなので何かあったのではないかと思った
ぺいんと
適当に1番上にあったらだに今回は連絡することにした
ぺいんと
らっだぁ
メールを送った数秒後に返信が来て少し驚いたが同時に嬉しく感じた
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
連絡アプリを閉じ隠れられる場所を探している最中塵の塊が不自然なまでに大量に散りばめられていた
ぺいんと
回ってきた感じ此処はなかなか最適な場所だがこの塊を見ていると苦しい
ぺいんと
その場を去ろうと思っていると塵の中に何か埋まっているのが見えた
が、しかし塵に近づきたくない僕はそれを無視し隠れられる場所を探した
僕は掃除用具入れの中に入りらだが来るのを息を殺して待っていた
時々図書室のドアが開いた音がしたが らだの場合きっと声をかけてくれると思い出ていきたい気持ちを抑え縮こまった
時間が経過するごとに無音で、何も見えないこの状況に心が蝕まれていくのを感じた
ぺいんと
ぺいんと
掃除用具のすぐ外で誰かが僕に話しかけて来たがその声は今まで聴いて来た声とはまるっきり違った
ぺいんと
ぺいんと
問いかけには答えてくれなかったが扉越しの彼の言葉には妙な説得力がありもう少しが頑張ろうと思えた
それからまた時間が経過するとらだが扉を開けてくれ視界が明るくなった
らっだぁ
ずっと彼を信じ暗い場所に閉じこもっていたせいで彼に抱きしめられた時力が抜けた
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
少しの間ぎゅと彼に抱きしめてもらったおかげで呼吸が落ちついたが徐々にこの体制に恥ずかしを感じて来た
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
一瞬彼の顔が怖くなったような気がしたが瞬きすると優しく僕の頭を撫でて離してくれた
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
謎の声についての情報が公開されました
器の記憶の進行度で変化する正体不明な声 低確率で出現する"概念"的存在
コメント
12件
塵の塊ってことは...結構逝ってるはず!ぺんちゃんが触りたくないはずだよ...塵ってことは服とかも無くなってるはずだけどその中にあった物はなんなんだろう? 続きが気になります!!!!
声の正体が他世界のぺんちゃんだったとは! らだはなぜ遅れたんだろう?ぺんちゃんから連絡来たら光の速さで飛んでいきそう!
分かれ道……分岐かな、音が出た時に出たら……概念…各世界のぺんちゃんとか……?