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チュンチュン
チュンチュン
鳥のさえずりが閑散とした住宅街に響き渡る
少し暖かさをおびてきた風は
街をやさしくなでながら通り過ぎていく
その光景はあまりにも
昨日起きようとしていた悲劇とかけ離れたものだった
タワーオブインサニア
最終話
忘れちゃいけないもの
そる
そる
ピシィ
全身を鈍い衝撃が駆け巡る
そる
そる
そる
そる
そる
ジャン
ジャン
チー
そる
そる
そる
ピシッ
全身に痛みがめぐる
そる
ジャン
ジャン
チー
そる
そる
そる
そる
そる
そる
そる
チー
チー
チー
チー
ジャン
ジャン
ジャン
そる
チー
チー
チー
ジャン
ジャン
グスッ
そる
チー
チー
チー
ジャン
ズズズッ
そる
そる
そる
そる
そる
チー
そる
そる
そる
そる
その日、俺は困惑する2人を横目に
ただ、ひたすらに泣き続けた。
あの後、タワーオブインサニアの生き残りとして
世間からもてはやされた俺達は
一通りのメディア露出を終えると
それぞれの生活に戻り始めた
ジャンはその知名度を上手く使い芸人の道へ
チーは地獄を生きたキャス主として投げ銭で日銭を稼いでる
俺はなぜか心に穴が空いてしまったように
なにも手につかず
気がつくと、実家に流れ着いていた
ちょうど、桜がピンクから緑に変わり始めた頃だった
母
母
そる
母
母
母
母
母
そる
母
母
そる
そる
そる
そる
母
母
母
母
母
母
そる
そる
そる
そる
そる
そる
そる
そる
空を見上げると
眩しいくらいの太陽が照りつけてた
俺は必ず思い出す
例え、一生かかったとしても…
忘れちゃいけない思い出が
そこにあるはずだから
fin.
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