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瑠花
95
主
主
主
主
主
主
主
のあさんに好きと言われてから、数日後。
私たちの関係は少し変わってしまった。
前より距離が近い。
目が合うだけで変に緊張するし
手を繋がれるたび胸がうるさくなる。
でも、
”付き合おう”とはまだ言っていない
曖昧なまま、ただお互いを意識している
その日も私はいつものように、のあさんの部屋に来ていた。
ベッドの上に並んで本を見ていたはずなのに、
気づけば会話が止まっていた。
静かだった。
エアコンの音とページをめくる音だけ。
でも、沈黙は嫌じゃない。
むしろ心地いいくらいだった。
百瀬乃愛
不意に名前を呼ばれる。
柚木橙
振り向いた瞬間、すぐ近くにのあさんの顔があった。
近い。
思わず息が止まる。
百瀬乃愛
柚木橙
百瀬乃愛
意地悪く笑うのあさん。
でもその目は少しだけ緊張していた。
柚木橙
そう返すと、彼女は一瞬だけ目を丸くして困ったみたいに笑った。
ずるい
ぽつりと落ちた声。
その瞬間のあさんの手が私の頬へ触れる。
逃げられないくらいに優しく。
百瀬乃愛
胸がどくどく鳴る
怖いわけじゃ無いのに、緊張でうまく息ができない
それでもなんとか私は小さく頷いた
柚木橙
その返事を聞いたのあさんは、壊れ物を扱うみたいに目を細める。
そしてゆっくり距離が縮まってーー。
柔らかい感触が唇に触れた。
一瞬だけ。
本当に軽く重なっただけなのに
頭が真っ白になる。
離れた後ものあさんの顔はすぐ近くにあった
百瀬乃愛
百瀬乃愛
柚木橙
耳まで赤いのあさんに、私まで恥ずかしくなる。
すると彼女は照れ隠しのみたいに私の肩に額を押し付けた
百瀬乃愛
くぐもった声が胸の奥まで甘く響く。
その夜、私たちは初めてーー
”幼なじみ”より少し、本当に少し先の関係になった。
主
主
主
主
主
主
主
コメント
1件
おおっ、ついにキスシーン…! もう読んでてこっちまでドキドキしちゃいました。のあさんの「やっば…//」とか、照れ隠しに肩に額を押し付ける仕草とか、めちゃくちゃ可愛くて胸がきゅっとしました。「好きな子とキスするのってこんなにヤバいんですね」って台詞、リアルすぎて笑っちゃったけどすごく共感します(笑)。“幼なじみより少し先の関係”っていう表現も、二人の距離感がじんわり伝わってきて素敵でした。完結に向けて駆け足になっちゃうとのことですが、無理のない範囲で最後まで楽しみにしてますね! 次はゆあえと、ですね。楽しみにしてます🌷