TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

胡蝶しのぶ

(キメツ学園高等部3年生、胡蝶しのぶです)

胡蝶しのぶ

(大変なことに、私は今困っています)

胡蝶しのぶ

(何故かって?それは…)

胡蝶カナエ

あら〜?しのぶは私のものなのだけれど??

不死川実弥

しのぶは俺のモンだァ

伊黒小芭内

コヤツは俺との約束があるんだ。貴様らには譲れん

冨岡義勇

戯け。しのぶは俺と一緒にいたがっているのが見えんのか

胡蝶しのぶ

〜〜〜っ!!!!

今世の21歳組に愛されすぎて困ってます!!

不死川実弥

冨岡ァ…それどういうことだァ

冨岡義勇

そのままの意味だ

胡蝶カナエ

しのぶは私といたいって顔してるわよ。ねぇ〜しのぶ〜!

伊黒小芭内

それはありえん。その大きい瞳は飾り物か何かか?しのぶは俺との約束が果たしたいと言っている

冨岡義勇

ちゃんとしのぶの目を見ろ。目は心の窓だ。しのぶは俺といたいんだ

胡蝶カナエ

目より身体の方がいいんじゃない?しのぶの事は何でも分かるわ。私の方が断然有利よ?

冨岡義勇

それなら俺だって分かる。何せ保健体育の先生だからな。しのぶの体操着はこれでもかと見てきた

伊黒小芭内

それなら俺は化学だ。しのぶの白衣姿はとても愛らしかったぞ

不死川実弥

ハッ!しのぶはなァ、数学の問題も率先して答えるんだよォ。回答を黒板に書くしのぶの顔や身体のラインをしっかりと把握してるぜェ

胡蝶カナエ

何か忘れてるんじゃなあい?私はしのぶの家族なのよ?下着のサイズだって分かるんだから

胡蝶カナエ

最近しのぶはお胸が大きくなってきてブラのサイズ、また変えたのよねぇ〜?

冨岡義勇

俺の見たところでは…Dといったところか

しのぶを囲んだ4人の教師の視線が、一斉に胸へと注がれる

伊黒小芭内

いや…これはなかなか…

不死川実弥

甘露寺ぐらいあるんじゃねェの?

胡蝶カナエ

ざんねーん。正解はえふかっ…

胡蝶しのぶ

姉さん…!!

終わるまでずっと黙っていたが、流石にもう限界だ

胡蝶しのぶ

先生たちは私を囲んで何がしたいんですか…!

胡蝶しのぶ

これ傍から見れば異様な光景ですよ…!?

冨岡義勇

異様ではない

胡蝶しのぶ

いいえ!普通1人の生徒を4人の教師で囲ったりしません!

胡蝶しのぶ

そもそも先生方にはお仕事があるでしょう!?職員室にお戻りください…!!

胡蝶カナエ

お仕事って言ったって…

不死川実弥

丸つけも採点も終わってるしなァ…

伊黒小芭内

次の授業の準備も終わっている

冨岡義勇

それに今は休憩時間だ

胡蝶しのぶ

私も今は放課後なんです…!

冨岡義勇

放課後じゃなきゃ呼ばない

胡蝶しのぶ

私だって友達と遊びたいんです…!

胡蝶しのぶ

今日も姉さんが「お話があるから来てくれるかしら」って、言ったから来たのに!

胡蝶しのぶ

私にとって迷惑なんです…!

胡蝶カナエ

でも、しのぶだって顔赤いじゃない

胡蝶しのぶ

赤くない!

胡蝶しのぶ

とにかく!私帰るから!

胡蝶しのぶ

さようなら!

胡蝶カナエ

あっ、待ってしのぶ

胡蝶しのぶ

何!

胡蝶カナエ

忘れ物

胡蝶しのぶ

?別に忘れ物なんて…

しのぶが振り向くと、カナエの顔がすぐ目の前にあった

そして、チュッ、とリップ音が鳴る

胡蝶カナエ

ほら、しのぶも。いつもみたいにしてくれないの?

胡蝶しのぶ

い…っ!?

伊黒小芭内

………いつも、だと?

不死川実弥

聞き捨てならねーなァ、胡蝶さんよォ

胡蝶しのぶ

あ、あの…っ、ちが…!

胡蝶カナエ

違くないでしょう?行ってきますと、おかえりなさいのチューとか、しのぶが先に家に帰る時とか

胡蝶カナエ

生物準備室に来ては「姉さん、いつものして」って、しのぶから言うじゃない

胡蝶しのぶ

〜〜〜〜〜っ

冨岡義勇

…ほう

しのぶは顔を更に赤く染め皆から見られないよう逸らす

胡蝶しのぶ

ね、ねえさんのっ、ばかぁー!

胡蝶しのぶ

も、もうしないから…!ねえさんなんか知らない!

そう言って校門の方へと走り去ってしまった

冨岡義勇

胡蝶…

胡蝶カナエ

ん〜?

伊黒小芭内

さっきのは本当か

胡蝶カナエ

えぇ、本当よ

不死川実弥

俺たちが真面目に仕事してるっていうのに、胡蝶はアイツとキスを?

胡蝶カナエ

えぇ。意外な事に、しのぶはキスが好きみたい

冨岡義勇

………………………

伊黒小芭内

オイ。貴様は何を考えている

冨岡義勇

………いや、しのぶにディープキスを教えたら、しのぶの方からおねだりされるのだろうかと、考えていた

伊黒小芭内

………………

不死川実弥

……………

胡蝶カナエ

………今一瞬、心臓が止まったかと思ったわ

不死川実弥

同感

伊黒小芭内

冨岡にしては、いい事を考えているではないか

伊黒小芭内

認めたくないが

胡蝶カナエ

……でも、恥ずかしくて出来ないっていうのも想像出来るわ

冨岡義勇

まぁ、しのぶは人並み以上に羞恥心があるからな

伊黒小芭内

なぜそれを知っている?

冨岡義勇

以前しのぶを抱きしめたらその温もりが良いのか、よく体育倉庫に来るようになった

冨岡義勇

もじもじしているだけで自分から言い出せないのがたまらなく愛おしかった

不死川実弥

……………………冨岡ァ

不死川実弥

どうして抱きしめたんだァ…

伊黒小芭内

信用しない信用しない

冨岡義勇

これには海よりも深い事情があってだな

胡蝶カナエ

でも、不死川君も人のこと言えないんじゃない?

伊黒小芭内

それはどういう事かね

胡蝶カナエ

私、見ちゃったのよねぇ…

不死川実弥

やめろォ!それ以上言うんじゃねェ…!

胡蝶カナエ

不死川君がしのぶに撫で撫でしてるとこ

胡蝶カナエ

それからしのぶの髪飾りにもキスしてたわよねぇ?

不死川実弥

〜〜〜〜〜!!

冨岡義勇

それは本当か

胡蝶カナエ

えぇ。本当よ

不死川実弥

そ、それならなァ、俺だって見たぜェ

不死川実弥

伊黒がしのぶと2人っきりで居るとこをなァ

伊黒小芭内

そ、そそそれになんの問題があると言うんだ?

胡蝶カナエ

(分かりやすく動揺してるわ…)

不死川実弥

お前、しのぶの身体に当ててただろォ?

冨岡義勇

?????

伊黒小芭内

!??!?!!??!?

不死川実弥

しのぶは天然だから気付かなかったようだけどよォ…

不死川実弥

流石にアレはやり過ぎだよなァ?

伊黒小芭内

なな、ななななっ、なんの事かねねねね?????

不死川実弥

オイオイ動揺の仕方異常じゃねェかよ…

胡蝶カナエ

つまり?伊黒君はしのぶに、男の象徴であるソーセージを当てていたと?

冨岡義勇

伊黒小芭内

何かの誤解ではないか!!

不死川実弥

嘘付くのかよォ?

伊黒小芭内

そそそそそそれなら俺だって見たぞ!

伊黒小芭内

胡蝶めがしのぶの服やスカートに手を入れていたところを…!

胡蝶カナエ

え…!!

不死川実弥

伊黒も許せねェが胡蝶も許せねェなあ?

冨岡義勇

胡蝶…

胡蝶カナエ

ええっと………?

胡蝶カナエ

何の事かしら?

伊黒小芭内

あろう事かしのぶの脚をM字開脚にしていた…

胡蝶カナエ

ちょ…!

冨岡義勇

……………………………

不死川実弥

……なんだとォ?

胡蝶カナエ

ご、誤解よ…!なんの事だかさっぱりだわ!

伊黒小芭内

しのぶが「やめて」と言ってもやめていなかったな

伊黒小芭内

胡蝶が愛用しているペンで胸の辺りや股部分を刺激していた

胡蝶カナエ

!!!!!

冨岡義勇

もう姉妹の境界線を超えているな…

胡蝶カナエ

それを言うなら貴方達だって教師と生徒という境界線を超えてるわ!

不死川実弥

流石にやり過ぎじゃねェか?

伊黒小芭内

俺もそう思う

不死川実弥

お前は人のこと言えねェよ

胡蝶カナエ

だ、だって!あれはしのぶが悪いのよ!?

冨岡義勇

珍しく胡蝶が怒った

胡蝶カナエ

しのぶが「姉さん、もっかいキスして…?」なんて言うから!!

胡蝶カナエ

キス以上の事もしたくなっちゃうわよ!!

不死川実弥

等々暴露しやがった

伊黒小芭内

なにそれ尊い

冨岡義勇

……羨ましい

胡蝶カナエ

私悪くないもん!

胡蝶カナエ

あの子がイケナイのよ!

不死川実弥

駄々っ子かよ

伊黒小芭内

無自覚天然タラシ惚れ殺しマシーン

冨岡義勇

伊黒、さっきからどうした

伊黒小芭内

すまん。思っていた事が口に出ていたようだ

胡蝶カナエ

強制勃起マシーンだとも思ってるわ

不死川実弥

勃起するもんねェだろ

胡蝶カナエ

あるわよ

冨岡義勇

……………まさか、心のちん

胡蝶カナエ

そうよ冨岡君。心のちん

不死川実弥

ストップストップ。それ以上言うんじゃねぇぞォ…

伊黒小芭内

さっきからキャラがブレているんじゃないか?

不死川実弥

お前もブレてんだよォ…

4人の教師が言い争っていると、学校のチャイム音が鳴った

胡蝶カナエ

…………帰りましょうか

不死川実弥

そうだなァ

伊黒小芭内

胡蝶。家に帰っても、しのぶに手は出すなよ

胡蝶カナエ

はいはい。“手は”出さないわよ

冨岡義勇

……………邪な気持ちを抱くなよ

胡蝶カナエ

………………………………………………………………………………

胡蝶カナエ

………………………………………頑張るわ

4人はそれぞれ職員室に戻り自分の荷物を持つと、各々車で帰って行ったとさ

この作品はいかがでしたか?

1,200

コメント

1

ユーザー

ソーセージwwwwww

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store