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あれから、どれぐらい 経ったんだろうか。
彼の『言葉』が怖くなった。
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
彼はまだ高校生。
彼の反応が鈍ければ、 ここから出られる…
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
彼が、私の髪の毛に 触れようとした瞬間___
Rui/瑠唯
私は彼の手を叩いてしまった。
Rui/瑠唯
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
すると、彼は私を叩かず、 私の左手を掴んだ。
Yuka/ゆか
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Yuka/ゆか
私の声は、彼には届かない___
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
彼は、カバンから黒いベルトを 取り出した。
Yuka/ゆか
名前を知らないで言った訳では無い。
なんで、こんな物が置いてあるのか 聞きたかった。
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
読み#猿轡=さるぐつわ
Yuka/ゆか
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
この人…ヤバい人だ…っ…!
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
なら、やらなければ良いのに… と、私は思ってしまう。
Rui/瑠唯
Yuka/ゆか
私は、無理やりに口に 猿轡をさせられた。
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
彼は、私の手首に紐を結び さらに左足には、鎖を付けた。
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
そう言うと、彼は部屋を出ていった。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
すぐに、手首の紐を解くことができ、 次は猿轡を取らないと。
Yuka/ゆか
私は試行錯誤しながら、 猿轡を外す方法を考えた。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
私は、Nanaの家を見つけ ピンポーンを押す。
『はーい』
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
『お、おう…待ってろよ。』
Tubasa/翼颯
Tubasa/翼颯
出てきたのは、Tubasaくんだった。
Tubasa/翼颯
Yuka/ゆか
私は、家に入ることになった。
Yuka/ゆか
勝手に家に入って怒られないかな。
それが心配だった。
Tubasa/翼颯
なら、数分…長くても数時間には 帰ってくると思う。
Tubasa/翼颯
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
答えるのが、気まずかった。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Tubasa/翼颯
Yuka/ゆか
Tubasa/翼颯
その言葉を聞いて、 私の背筋は凍りついた。
Tubasa/翼颯
彼は私の顔を覗き込む。
Yuka/ゆか
私は、Tubasaくんに Ruiくんとのトーク履歴を見せた。
Tubasa/翼颯
Tubasa/翼颯
Tubasa/翼颯
Ruiくんには、申し訳ないけど 彼が理解者で本当に 良かったと思う。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Tubasa/翼颯
私達が、そう 悩んでいると…
Nana/なな
Nana/なな
Nanaの声が聞こえてきた。
Nana/なな
Nana/なな
私は、全てをNanaに話した。
隣に座っているTubasaくんも、 真剣に聞いていた。
Nana/なな
Nana/なな
Nana/なな
Tubasa/翼颯
Yuka/ゆか
Nana/なな
Nana/なな
その言葉を聞いて、 私は泣き出してしまった。
Tubasa/翼颯
Tubasa/翼颯
Nana/なな
Nana/なな
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Nana/なな
Yuka/ゆか
Tubasa/翼颯
Nana/なな
Nana/なな
たしかに、Ruiくんと同居してから あんまり睡眠時間を取っていない。
Yuka/ゆか
私は、お言葉に甘えさせてもらった。
空き部屋に到着すると、 私はすぐにベットに横になった。
どうやら、ここはNanaのお姉さんが 使っていた部屋らしい。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
微かな希望と不安な気持ちで 胸が苦しくなった。
Yuka/ゆか
私は、布団に潜り すぐに眠りに落ちた___
きゃあああっ!
悲鳴が聞こえてきたのは、 私が部屋で眠って2時間が 過ぎた時だった。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
悲鳴が聞こえてきたのは、 恐らくリビングからだ。
Yuka/ゆか
嫌な予感が的中しそうだ。
私は覚悟を決め、 2人がいるリビングに向かう ことにした。
リビングに繋がる扉を開けると、 そこには2人が倒れていた。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
倒れていた2人は、意識不明で 必死に声がけしたけど起きなかった。
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
背後から、悪魔の声が聞こえた。
Yuka/ゆか
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
優しい声で話しかける彼を、 私は拒んだ。
Yuka/ゆか
私は、彼に問う。
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
そして、彼は私の耳元で
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Yuka/ゆか
Yuka/ゆか
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
Rui/瑠唯
そして、その瞬間 私の意識はプツリと 途切れてしまった__