短 編 集

ゆめ

こんなの、おかしいよ

なんでみんな、そんなにつめたいの？

俺が、悪いの...？

俺が、何も出来ないから？

...こんなの、やだ、

ゆめだったら、はやくさめて

ゆめ、さめて

はやく

さめてさめてさめて

ゆ、め、？

ほんと、に？

ほんとに、ゆめだった、の？

もし、ゆめじゃなかったら

正夢だったら、

ほんとにみんなに、そう思われてたら、

ｶﾞﾁｬｯ

ｷﾞｭｯ

も、もちゃん

この桃ちゃんは、あの怖い桃ちゃんじゃないよね、？

いつもの、優しい桃ちゃんだ、よね、

あれ、

俺いつも桃ちゃんとどう話してたっけ

いつもの俺なら

こういうとき、なんていうの？

ｶﾞﾁｬｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

ﾊﾟﾘﾝ

あのゆめと、同じだ...

もしかして、本当に正夢なの...？

まだ、まだ間に合うはず

俺が、黄ちゃんと違ってなんも出来ないから、

努力できないから、

その日から俺は頑張った

料理も家事も

活動も

黄ちゃんに負けないように

黄ちゃんよりも、役に立てるように

やれることは何でもやって

みんなのために、たくさん頑張って

頑張って頑張って、

桃ちゃんに、好きになって貰えるように、

ｶﾞﾁｬｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

こんなんじゃだめだ

今のままじゃ、だめ

まだまだ、もっともっと、頑張らないと

全然だめ

もっとみんなの役にたたないと...

最近、赤の様子がおかしい

あのとき、赤が怖い夢を見て泣いていたときからだ

何か変な夢でもみたのだろうか

いつもと話し方も違う

まるで別人になったみたいに

心配になって

赤の相方である黄に仕事ついでに相談しているけど

黄でも分からないらしい

赤の様子がおかしいのは

メンバーの中でも話題にでている

赤のリスナーも、最近放送がないから心配してるだろう

流石にこのままじゃだめだと思って

青にも相談してみることにした

ﾊﾞﾀﾝｯ

家に帰ると、

赤が倒れていた

ｸﾗｯ

ｷﾞｭｯ

ｷﾞｭｳｳ

久しぶりの、赤からのハグだった

ﾊﾟﾀｯ

ｷﾞｭｳｳ

...俺、倒れたの、？

こんなんじゃ、だめだよ

ﾊﾞｯ

ﾌﾗﾌﾗ

ｷﾞｭｯ

別れ話...

ｷﾞｭｳｳ

ｷﾞｭｳｳ

ｷﾞｭｯ

ｷﾞｭｯ

ｷﾞｭｳｳ

ﾁｭｯ

❦ℯꫛᎴ❧？