主
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主
主
ある夜の事後、チョーさんが深刻そうな表情で俺に話しかけてきた。
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チョーさんはしばらく天井を見つめてから、俺の目を見て言った。
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え?
引退という言葉が俺の頭の中でグワングワンと響く。
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いやだ。
チョーさんがいないと、いやだ。
誰が俺の相談に乗るの?
誰が俺が活躍するたびに褒めて頭ぽんぽんするの?
誰がキャプテンなき今のチームを引っ張ってくの?
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迷惑??
何言ってんの?チョーさん。
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チョーさんと目がぴったり合う。
なんだか、泣きたくなってきた。
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ギュッ
チョーさんが俺を抱きしめた。
あったかい。
チョーさんは俺に優しく囁いた。
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まだ頭の整理が追いつかない。
涙が止まんない。
一番泣きたいのはチョーさんだろうに。
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チョーさんは俺を一層強く抱きしめた。
俺はチョーさんの胸に顔を埋めて、しばらく泣いた。
俺の嗚咽が収まるまで、チョーさんは背中を摩ってくれた。
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やっと涙が収まったかと思ったら、
チョーさんがゆっくりと顎クイをしてきて、目を俺のと合わせた。
そして、さっきのように優しく俺に問いかけた。
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チョーさんがいないとほんまにしんどい。
無理に決まってる。
。。。
でも。
チョーさんも、引退した他の先輩方も、同じ道を歩んできている。
泣いたって仕方ない。
俺はまだまだ湧き上がりそうな涙を一生懸命堪えて、はっきりと言った。
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言えたはいいものの、やっぱり涙を抑えられない。
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チョーさんは優しく笑った。
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そう言って俺を抱きしめて、頭をわしゃわしゃ撫でた。
俺は再びチョーさんの胸に顔を埋めて、寝落ちするまで泣いた。
嗚咽がうるさくても、
涙がチョーさんの胸をつたっても、
チョーさんは何も言わず、俺を抱きしめ続けた。
END
主
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主
主
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