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たかーい
たかーい
小さい頃は楽しかった
普段は見えない
大人の頭まであげられて
フワッと浮く気がして
手を大きく広げると
どこまでも行けちゃう気がして
子供ながらに
どこまでも行きたかった
今はそんなことできない
理解しちゃったからさ
まぁでも
いいことはある
ブランコは
夢を捨ててしまった僕らに
似合っている
高くまでは行けない
でも高く飛べる
今日も僕は
飛ぶために
ブランコに乗る
たかーく
たかーく
天まで届くように
足を動かして
もっと
もーっと
誰も届かない
高さまで
今日も僕は
足が疲れるまで
ブランコを漕ぐ
ある日
誰も来ないはずの
丘の上のここへ
綺麗な眼をした
男の子がやってきた
君は何をしてるの?
何をしているのか
分からない
生きる意味を探すためかな
ここにいる意味なんてない
でも
なんでだろうね
僕には分からない
ふーん
いつも独りなの?
そうだよ
ただブランコを漕ぐだけ
それに友達なんて居ない
1人なんだ
そう言って君は
おもむろにブランコを漕ぎ出した
え、
なにしてるの
ひとりって寂しいじゃん
寂しいって何
1人だからここにいるのに
正直いって僕には
人といるっていう感覚がない
両親は亡くなったし
友達は居ない
でも君が横にいると
安心するね、、、
、、、良かった
久しぶりの暖かさに
胸がいっぱいになった
たかーく
たかーく
もーっと
たかーく
お空に手が届くように
声にならない
悲鳴が届くように
全ての悲しみを
空がすべて持ってくれるように
声にならない叫びを
涙に変えて
全ての悲しさを
笑顔に変えれるように
今日も僕は
空を見上げて
大きくブランコを
漕ぐ
没りました
今日夜にブランコ乗ったんですよ
その時思ったこと書いてみました
いいねちょーだい