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長文打つわ、() 最初から凝った表現が施されて見ていくうちにどんどん色々な考察が私の中で施されました 1つの場面や区切りで同じ行動や言動を違う言葉で表されており、とても凄いと実感しました 最初の🍵くんと🌸くんの話す内容が薄いようで濃い内容、🌸くんの隠していることが滲み出て見える表現、惹かれるほどじゃ足りないぐらい素晴らしいです(=神)
初めて900タップ行きました! 後書き 桃は笑顔をずっと隠して笑っています それも声には出さず…小さい頃から 桃はよく笑う子で周りからの印象も 高く笑顔にさせる子でした。 ですが年齢を重ねていくに連れて 笑い声が変だの女みたいな顔になる だの茶化す様な人間が出てきました。 それがきっかけなのか桃は笑うのを 隠す様になりました。 そこからは本作通りになります。
#レオコン2 に参加させて頂きます
ご本人様も視聴者の方も 楽しんで読んで貰えるよう 頑張ります🔥
✘ワンクッション✘ ご本人様関係一切なし スクショ・拡散等の行為は違反です 多分めちゃくちゃ長いです 休み休みで閲覧をお願いします
緑黄
『沢山の景色を天の貴方と 今の彼と一緒に』
拝啓 ______へ
____元気にしてる?
俺は今、君との思い出が一番 詰まっているこの場所へ居るよ
あの時の空は淡い灰色だったよね
君はあの空を綺麗な透くんでいる 青空に変えたいとも言っていたね
………………
今俺が見ているこの空は 君が望んで止まなかった綺麗な 透くんでいる蒼穹だよ
空を見上げているだけで とても気分が心地良いんだ 本当に眠たくなってしまう
あの日から君に少し 似てしまった気がする それが俺は少しばかり嬉しい
でも、一つだけ
絶対にこの気持ちが埋まる ことの無い気持ちが今俺の隣に あるんだよ
嗚呼
気付いたら自分の頬に 水の様な物が伝っていくのが分かる
何度願った事だろうか
陽射しに照らされて表面が とても乾いて熱くなっている 屋上のアスファルトが一部
水の粒子のように濃く 色褪せていく
『沢山の景色を天の貴方と 今の彼と一緒に』
春
新しい出会いと別れが 重なるこの季節は人の色々な 感情を引き出す
ガヤガヤガャ(👤
緑
緑
緑
緑
俺は緑川須稚(みどりかわ すち)
今年高校に入学した新一年生
高校ってなんでこんなに 登校が早いのだろう、、 もっと寝てたい
それに今日は新学期初日 もうすでに家に帰って布団に 潜りたいと思っている
緑
少し愚痴を心の中で吐きながら 俺は自分のクラスへ足を運ぶ
トコトコッ
緑
緑
ここ何処?
緑
緑
桃
緑
俺の目に止まったのは 笑をブレザーの袖で隠す 特徴的な髪型の人だった
桃
緑
確かに今思い返せば 結構深いため息を付いたかもしれない
緑
桃
緑
桃
緑
桃
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
緑
桃
緑
緑
桃
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
緑
桃
桃
緑
何でそんなに笑った顔を 隠すのだろう
あの瞬間、少し顔が見えた
変な意味では無いが
とても整っていて 可愛らしい顔をしていた
緑
桃
緑
桃
桃
緑
桃
緑
"らんらん"と呼べなかった 少し距離を感じてしまうのが さっきの行動によるものからなのかも しれない
俺はまた1つ溜息を付いて 目の前にある扉をスライドした
ガラガラッ(開
ガラガラッ
お、また三組の 1人が来たぞ
え〜、イケメン来いッ、
緑
……イケメン来た...
何だアイツ、背たか
緑
と思いつつ自分の座席を確認し 席へ移動する
緑
絶対お近ずきに...
何かハイスペックそ
なんだかんだで自分の座席 に腰を下ろす
緑
黄
緑
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
緑
緑黄
緑
黄
緑黄
緑黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
黄
緑
黄
緑
黄
黄
黄
緑
緑
黄
よろしく!
桃
緑
桃
緑
桃
緑
緑
桃
桃
緑
緑
桃
緑
桃
桃
緑
桃
緑
桃
桃
緑
桃
緑
桃
桃
緑
桃
緑
桃
緑
桃
俺、この学校の 生徒会長なんです!
緑
桃
緑
桃
緑
桃
緑
緑
桃
緑
緑
桃
桃
緑
桃
緑
桃
おーい、らぁぁん!!
桃
桃
緑
紫
桃
ぉわ、なんかヤ✘ザみたいな人来たぁ
緑
緑
緑
紫
桃
桃
紫
緑
紫
紫
緑
紫
緑
紫
緑
紫
緑
紫
緑
紫
緑
緑
桃
緑
紫
緑
紫
緑
紫
桃
桃
緑
紫
緑
紫
桃
緑
桃
キラッ(陽射し
桃
紫
緑
紫
桃
桃
緑
紫
桃
緑
緑
桃
緑
紫
桃
緑
黄
緑
彼とは初日をきっかけによく 話すようになった
黄
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
黄
緑
緑
黄
緑
分かりやすい程笑みを浮かべ ながら楽しそうに話す彼はとても 素直で正直なのだと五感で感じる
黄
緑
黄
緑
黄
黄
緑
黄
緑
緑
つい頭に浮かんだ言葉がそれだった
初日から笑顔で声を掛けてくれるのも こうやって正直に褒めてくれる所も 全部全部
緑
無意識で零してしまった一言
咄嗟に今の過ち気づく
緑
直ぐに訂正しようと彼の 方に目を向けると
黄
緑
口ずさんで、こちらを向く時の 不意な上目遣いの紅く染まった顔は
夕陽に照らされたものか... それとも、、、、
黄
緑
おそらく後者だろう
その甘過ぎる空気が自分の 理性を壊しに来ている
このしどろもどろな気持ちの 正体は一体なんなんだろう
胸の内がモヤモヤしてそれでも ふわふわしている様なこの気持ち
誰かに教えて欲しい
いや、
俺の五感が言っている
みことちゃんに教えて欲しいと
何故だか
君じゃなきゃ駄目な気がする
これは君と一緒の時間を共にして 何度も想ったこと
本当に君は
緑
黄
黄
緑
そんな儚い表情をするんだろう
それでいて下高
何か大切な物を触れるかのような 優しい手つきでノートを描き巡らせる
まるで大切な人を亡くした かのような儚く...とても優しい目で
そして切なかった
緑
黄
きょとん、と首を斜めに傾ける 君の行動一つ一つが可愛らしい
緑
隠語にそんなに詳しいの?
黄
これはただの憶測に過ぎない
彼がこうも隠語に詳しいのかや 興味を示しているのかなんて 単純な事かもしれない
根拠など無いただの直感
緑
黄
緑
君は嘘が苦手だ
黄
緑
黄
緑
当たり前だ...嘘が苦手な子が 嘘を付くほど隠したかったこと
俺はなんて失礼な事を してしまったのだろう
緑
こうやって人との距離を 感じてしまう...すぐ思った事を 言ってしまう自分に嫌悪がする
緑
黄
緑
緑
彼に対する申し訳なさが 俺の心を蝕んでいく
黄
緑
彼に名前を呼ばれても 俺は振り返りはしなかった
俺はまたみことちゃんを 悲しい顔にさせたくは無かった
また
俺がドアに手をかざすと
後ろから走ってくる音がする
黄
緑
何かに抱き着かれる感触
この教室には俺と彼しか居ない だからこの感触の答えは自然的に分かる
緑
黄
黄
控えめに俺のブレザーを 包み込む彼
身長はそれ程変わらないのに 身体の骨格や大きさが明らかに 小さかった
黄
微かに聞こえた声
泣いているのか掠れていて そんな状態の彼を置いていくこと なんて俺には到底出来なかった
緑
緑
黄
緑
黄
綺麗な君の顔を俺が泣かせてしまった
いつも大人びている君の顔は 感情一つで...子供のような可愛らしさ が垣間見えている
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
もう居ない恋人の話
緑
黄
緑
黄
聞きたい
君がそんなに大切にした 恋人さんの話を
黄
あの時の俺は少し荒れていて
黄お母さん
黄
黄
黄お母さん
黄
黄お母さん
黄お母さん
黄
黄
あんなクズなんか じゃないッ"!!!
黄お母さん
黄
黄お母さん
黄
黄
黄
黄お母さん
黄
「あんたが勝手に産んだんだろッッ!」
黄
黄
黄お母さん
黄お母さん
俺はあの時の母さんに 寄り添ってあげれんかった
くだらない反抗期が重なって
俺はお母さんに酷い事言って 頭冷やすために外に出たんだ
黄
とにかく今は人と会わない ような人気の少ない場所を 手当り次第走り回ってた
そこで見付けたのが
黄
黄
黄
亡くなった恋人との出会い
黄
黄
黄
黄
黄
黄
初めて男の人に照れて
普通なら男が可愛いなんて 言われて良い気持ちなんしないのに その時言われた時は少し嬉しかったの
黄
黄
『みことちゃん』だね
黄
黄
澄千
その子は君と同じ『すち』 って名前なんだよ
黄
澄千
澄千
黄
澄千
おっとりしててよく笑って 澄千くんと居る時間は俺の中で かけがえのないもの物になってた
澄千
黄
澄千
黄
澄千
澄千
黄
黄
澄千
黄
黄
黄
黄
黄
俺はその時の心情を全て 澄千くんに話したんだ
黄
黄
澄千
澄千
黄
そうやって俺にほほ笑みかける彼
澄千
澄千
澄千
黄
澄千
黄
黄
それに対して俺は謝れなかった
澄千
澄千
澄千
澄千くんの一つ一つの言葉には 切なさと悲しさと強い意志が込められ ているなんとも言えない気持ちだった
澄千
黄
澄千
黄
温かい......抱き締められたの いつ振りだろうか
変わらない身長差なのに何故か 澄千くんはずっと大人びいる
澄千
少し経って澄千くんは俺から離れた
澄千
黄
俺は本当はもう少しして欲しい なんて気持ちは心に蓋をして
澄千
澄千
黄
澄千
黄
澄千
澄千
澄千
黄
澄千
黄
黄
澄千
黄
澄千
澄千
黄
黄
澄千
澄千
澄千
はぁっ、はぁッ
みことッ、どこなのっ!、
黄
澄千
澄千
黄
澄千
黄
みことッ!!ポロポロッ
、お母さんっ、その、ごめッ
ギュッ(抱
そんなのッ、もう 良いのよポロポロッ
貴方が、ずっと笑って 居れられれば、それでポロポロッ
、お母...さんポロポロッ
ごめん、ッ、ごめんなさいポロポロッ
私こそッ、ごめんねポロポロッ
澄千
澄千
澄千
黄
澄千
澄千
澄千
好きな子出来ちゃった
それから澄千くんとは 何回も顔合わせたり家に呼んだり して凄く距離が縮まってね
澄千くんは両親が亡くなってから 関西の方に住んでいるおばあちゃん家 に引き取られたらしい
だから澄千くん関東出身なのに 関西に居るわけだって思った
あの時澄千くんに出会って 背中を押してくれなかったら 今頃お母さんとの仲を取り持って 居ただろうか
自分には無い羨ましい物を俺は 貶してしまったのに優しく真っ直ぐに 俺の大切だった物を取り留めて繋げて くれた彼の事が
俺は好きになってしまった
好きになってこの気持ちがどうか 勘違いってことにしたくても抑えきれ ないこの感情をあの人に伝えたくて
俺は猛アタックした
こんなに好きになった人は 人生で1回も無かったの
お母さんにも相談して協力 して貰ったりもして
遂に俺と澄千くんは結ばれたの
本当に嬉しかった
ずっと一緒に居れるって2人で そう想って嬉しくてやまなかった
でもそれは叶わなかった
"あの日"を堺に
澄千
澄千
プップーッ🚗³₃
澄千
澄千
ドンッ
ぐすっ、ぐすッ、泣
黄
澄千
黄
黄
黄お母さん
黄
黄お母さん
どうか嘘だと思いたかった
二度と澄千くんが目を 覚めてくれないこと
黄
澄千
黄お母さん
黄
黄お母さん
黄
黄お母さん
黄
俺は囁き声で彼に問いかけた
黄
黄
気付くと手の甲に水滴が ポツポツと付いていった
黄
澄千
君は応えてはくれない
もう応えれないんだ
黄
黄
それでいいのポロポロッ
澄千
黄
あの時澄千くんが少し動いていた 気が俺にはした
澄千
黄
その時澄千くんの意識が 少し戻ったの
黄
もう、よく分からなくなって ただただ焦ってナースコールと 澄千くんしか頭でいっぱいだった
澄千
黄
澄千
黄
澄千
澄千
黄
澄千
澄千
澄千
黄
澄千くんの言葉を聞くのに 必死で顔がぐちゃぐちゃに泣き崩れ ていても全然気にしなかった
澄千
澄千
黄
黄
澄千
澄千
澄千
黄
澄千
澄千
澄千
黄
どんどん顔が辛くなっていく 澄千くんを見てられなかった
澄千
黄
俺の事絶対見つけてね"ッポロポロッ
澄千
君の...ッ、傍でっ...ッ"、、ポロポロッ
守る....ッ"...からっ、
黄
俺も同じだよポロポロッ
澄千
澄千
澄千くんは最期の言葉を 俺に遺して逝ってしまった
黄
黄
その後俺は直ぐにナースコール を押して澄千くんのお葬式が行われた
大好きだった澄千くん
今も忘れられない彼
数年間ずっと穴がぽっかり空いている
君との幸せだった時間
衝撃的過ぎた
黄
黄
黄
黄
緑
そんな顔しないでよ
申し訳なそうに切なく悲しそうに 笑う君が見ていて辛いよ
黄
黄
緑
緑
緑
黄
緑
自分でもびっくりするくらい 大きな声が出てしまった
君のこの話を少しでも 肯定したくて否定したくなくて
緑
黄
黄
緑
自分では謝る癖に他人には 謝らせないの...どうしても君みたいな 行動で本当に優しい
緑
黄
ずっと目じりに溜まっていた 涙が一粒彼の頬を伝う
その涙は夕陽の逆光で朱色に 輝いて見えた
緑
黄
緑
緑
黄
『みことちゃんは泣き虫だなぁ笑』
黄
緑
緑
黄
緑
黄
緑
この安心する温もり 優しく丁寧な手つき
黄
緑
やっと見付けた
君が澄千くんなんだ
黄
黄
緑
緑
すち.澄千
緑
黄
緑
黄
嗚呼、可愛い
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
緑
黄
黄
緑
黄
緑
緑
緑
黄
緑
黄
良いのかなこんな贅沢な選択をして
澄千くんの事は今でも好きだけど
すちくんの事も、もっと知りたいと 想う自分も居ることを
良いのかな
そんな自分に甘い選択をして
黄
緑
緑
黄
黄
緑
緑
緑
緑
黄
黄
緑
黄
黄
緑
緑
黄
緑
黄
緑
黄
黄
緑
緑
黄
緑
黄
黄
緑
黄
緑
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
緑
黄
「夕日が綺麗だね」
拝啓、澄千くんへ
今貴方がいる所はもう 苦しくないですか? 痛くも何もない幸せな場所ですか?
今俺の隣に居る人は 貴方の生まれ変わりなのかも しれません
もし、そうなら1つ
『約束を果たしてくれてありがとう』
ずっと、何年経っても 俺は貴方と今隣でこれから 支え合っていける彼氏...両方 を愛します
どうか今は安らかに眠ってください
また貴方と逢える日まで
今日の夕日は一段と綺麗に見えます
これが気の所為でも良い 今俺は貴方と彼、三人で
黄
緑
澄千
同じ景色を見ている気がします
この景色を天の貴方と 今の彼と一緒に
『この景色を天の貴方と 今の彼と一緒に』
❦ℯꫛᎴ❧