楓 side
楓
気付けば君に夢中だったんだ
藍 花
丸く二重の瞳が揺れる
楓
気になってた
藍 花
楓
楓
嬉しすぎて言葉が出なかった
話がある 、そう連絡を貰った時から 頭は其の事で一杯だった
藍 花
楓
藍 花
楓
藍 花
狡いですほんとに 笑
君の方が 狡いと思う
楓
藍 花
好きな人に 「 好き 」だと言われる事は 幸せだ 、と想う
翌 日
楓
藍 花
今日は人が少なく 2人丈の空間に居ると 錯覚してしまいそうだ
楓
藍 花
昨日から 起きている全てが夢の様だった
楓
藍 花
「 付き合える事になったから 」 なんて口には出来ない
楓
藍 花
楓
藍 花
言ったんですか?
楓
藍 花
同時に 瞼が重くなった
楓
… ってあれ 、藍花ちゃん?
藍 花
楓
夢を 見ていた
藍 花
当たり前になった この景色 いつもの日常
変わったのは
楓
定位置の隣に 貴方が居る事
楓
ふと 楓先輩の手が頬に触れる 其の儘 、自身の顔を私の方へ近付けた
其れ以上 歩み寄れば __
楓
楓
楓
藍 花
其処で目が覚めた
楓
着いたよ
藍 花
私寝ちゃってました … ?
楓
目線を逸らされた気がした
藍 花
楓
降りよっか
藍 花
藍 花
確認の為に唇を触る
藍 花
まるで 誰かが触れた様に __
藍 花
夢だし … //
楓
藍 花
楓
藍 花
楓
藍 花
楓
藍 花
鞄には 輝きを増した ペンダントが付いている
毎朝電車で見掛ける君に 何時しか見惚れて居たの __
「 微 睡 み の 中 で 」 完 結