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私は先生が好きだった
人を助ける為に 真剣に新薬の研究をしている所も
研究に没頭すると 自分の事がズボラになってしまう所も
白衣が靡くと香る甘い匂いも
先生の全部が好きだった
だから、私は受け入れてしまったんだ
『いやぁ、ちょうど良かったよ』
『研究の材料が無くなってしまってね』
薄れていく意識の中で
最後に嗅いだのは 先生の香水の匂いだった
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作品ページ
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