振り返った瞬間俺は幼なじみに抱きしめられていた
tn
!?
tn
え、ぐ、グル、さん?
gr
少しはッ!俺の話も聞いてくれ!(ポロポロ
そんな風に泣きながら言う彼は初めてで、
なんと言葉をかければいいのか分からず数秒考えて言った言葉が
tn
な、なんでグルさんも泣いとるん?
という安易な言葉しか出てこなかった
その質問に彼は少し言葉を詰まらせながらこう言った
gr
おさ ななじみだった のに、今までトントンの気持ち に 気づけなかっ たから、(ポロポロ
すごく嬉しかった、だけど
tn
別に、グルさんはなんも悪くないよ...
悪いのは俺だから、
そんな考えが頭によぎった
でも気づかないうちにその言葉は周りの人に聞こえてしまった
gr
トントンは 悪くない、
いつもトン氏と呼ぶ彼に、 グルッペン・フューラーにトントンと呼ばれるのは久しぶりでとても嬉しかったし
幼なじみだからなのか、グルッペン・フューラーだからなのか分からないがその一言で少し報われた気持ちになった
そのせいなのか、抱きしめられていたからなのか分からないが今まで俺の中で
張り詰めていた糸が切れ
いつの間にか俺は
意識を手放していた