深夜0時
心地よい風とともに桜が舞う中君は
泣いていた
桃
…………ねぇ
赤
…?
桃
なんで泣いてるの?
赤
…
赤
なんでだと思う?
これが俺と君の出会い
疑問を疑問で返されたんだが…
桃
えぇ…と、
赤
………ふふ、
赤
俺ね…死にたいんだ
桃
、ぇ?
赤
生きてても意味がないんだ
赤
でも死んでも意味がなくてさ、
赤
もうどうしたらいいのかわからないんだ…
赤
…ハハ、おかしいよね、、
そう君は乾いた笑いで言いながらも、とても悲しそうな、もう何もかも疲れてしまったような、今すぐにでも消えてしまいそうな、そんな瞳だった
赤
ごめんね、初対面なのに
赤
こんな話しして…
桃
…そうやって、
赤
…ぇ?
桃
そうやってずっと謝ってきたんでしょ?
赤
………ニコ
俺がそう言うと君は困ったように笑った
そして
赤
うん、
と、頷いた
俺は、昔の俺を見ているようで どうしても
助けたいと思った
桃
俺もさ、ずっと何したらいいかわからない時があってさ
桃
ずっと人の言いなりみたいな…人形って言うのかな…w
桃
そうやって生きてきた
桃
死のうと考えたこともあってさ
桃
でも、そんな時、助けてくれた人達がいてさ、
赤
助けてくれた…人、達?
桃
そう、俺その人達に救われて
桃
今の俺がいる
桃
きっとその人達がいなかったら俺は今この世にいなかったと思う
赤
………そっか、よかったね
赤
大切な人に出会えて
桃
お前もその人達に会ってみない?
赤
へ?
桃
どう?
赤
どうって言われても…
赤
迷わk
桃
そんなこといいんだよ
桃
一回でもいいからさ 会ってみようよ!
赤
……………わかっ、た
桃
よし決まり!!
これが俺たちの新しいページに進むきっかけ
~ end ~







