テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
21、22話の続き 📕🎤編
・ご本人様と関係ありません ・個人用なので駄作 ・学パロ ・///使用 ・虐め ・長い ・キャラ崩壊注意 ・何が来ても良い人向け
以下本編 250タップ
仲の良い友人が付き合い出した。
もう一組も恋人とはいかないが、良い感じだ。
そんな友人を見て、少しだけ勇気が出てきた。
📕
そう決意を固めた数日後、好きな人から衝撃的なことを聞く。
※屋上に通じる階段
いつも通り、昼休みは皆とご飯を食べていた。
二組のカップルは偶にイチャイチャしている。
少しだけ羨ましくて彼の方に体を寄せる。
🎤
📕
🎤
📕
🐼
📕
🐼
どうしようもない感情からNakamuの体を揺らしたが、怒られてしまった。
大人しく座っていた場所に戻って項垂れる。
🎤
📕
📕
良い笑顔を向けられて「手伝う」と言われたが、本人である。
勇気をもらったはずなのに対面すると緊張して言えなくなる。
ずっとそれの繰り返しだ。
🎤
🐼
🎤
📕
そう言った彼の笑顔は今まで見たこと無い柔らかいものだった。
胸が強く締め付けられる。
「彼の為だ」なんて言い訳して告白しなかった天罰だろうか。
📕
📕
自然な流れで相手の情報を聞き出す。
彼は「えーと」と言いながら携帯を操作する。
🎤
🎤
📕
伸ばそうとした手を引っ込める。
もう彼は誰かの恋人。
いつものように上辺だけの「好き」も言えない、ハグも出来ない。
🎤
爽やかな笑顔が胸を刺す。
良くないと分かっているのに彼に抱き着いた。
🎤
優しい手つきで頭を撫でてくれる。
こんな不純な僕は許されないだろう。
それから、憂鬱が顔を出す日々が始まった。
クラスに居たら彼と話せる。
昼休みと下校は皆と話せる。
普通に聞いていたら満たされている日々なのに、学校に行く時と皆と解散した時が虚しくなる。
📕
こんなにネガティブになるのは初めてだ。
僕はこんなに弱い人間だったのだろうか。
いや、人間は元から弱いが、ここまでだっただろうか。
📕
彼の次に大好きなゲームをしていても、読書をしていても気分は晴れない。
情けなく、未練を引き摺る。
空虚な日々を送って三ヵ月、彼が休みがちになった。
健康優良児を看板にしている彼だったから、とても心配だった。
📕
🎤
📕
📕
🎤
📕
衝動的に動いてしまったことを後悔する。
机に伏して項垂れていると、通知の音が鳴った。
🎤
🎤
🎤
📕
📕
🎤
📕
📕
忘れないようにスマホにメモをして、残りの授業を受ける。
放課後、2-Bに向かい、先輩を探す。
顔写真か何かで僕の顔を知っているのか、先輩の方から近づいてきた。
先輩
📕
先輩
乱暴に渡されたビニール袋の中身を見る。
レンジで温めるタイプの卵焼きとおにぎりとサンドイッチが入っていた。
📕
声に出すことはしないが、先輩の雑さが見えてきた。
📕
先輩
モブ
先輩
モブ
先輩
📕
これ以上、先輩達の会話を聞いていると気が狂いそうだったので、早歩きで彼の家に向かう。
📕
🎤
🎤
📕
彼の家に上がり、彼の部屋に向かう。
色々行う前に除菌シートで自分の手を拭き、マスクを着ける。
🎤
📕
先輩から渡されたビニール袋を彼に見せる。
少しだけ悲しそうな顔をした。
📕
🎤
彼に飲むタイプのゼリーを渡す。
彼が飲んでいる間に冷えピタを着ける。
📕
🎤
📕
🎤
📕
🎤
いつものように頭を撫でようとして手を止める。
彼はもう先輩の特別な人。
その事実が胸を締め付ける。
📕
🎤
悲しそうな笑顔が脳に焼きつく。
先輩と付き合ってからの彼はあまり笑わなくなったような気がする。
📕
彼が少しでも笑ってくれるような話を考えながら、家に帰った。
翌日、少しだけ早く教室に向かい、彼を待つ。
皆のことが大好きな彼なら、最近の出来事を話したら笑ってくれるかもしれない。
期待と不安のドキドキが混ざっておかしな心情のまま居ると、彼が教室にやって来た。
📕
🎤
📕
📕
📕
予想通り、彼は皆の話を聞いて笑ってくれる。
安心して話を続けられる。
彼の笑顔が見れるなら自分の恥ずかしい話だって出来る。
🎤
📕
🎤
📕
🎤
椅子に座っている彼の前に立つ。
指を下に向けたので、その場でしゃがんだ。
すると、彼が僕を抱き締めた。
彼の服が視界いっぱいに広がる。
📕
🎤
体調は良くなっても精神的疲労は取れていなかったみたいだ。
僕の頭を無心で撫でている。
先輩には悪いが、このまま彼にされるがままにした。
🎤
朝、友人に甘えてしまった。
こんなことが先輩にバレたら彼がとばっちりを喰らうというのに。
🎤
期待する気持ちを抑えて先輩に連絡を入れる。
校門に向かうと先輩が居た。
🎤
先輩
🎤
先輩
🎤
先輩はさっさと行ってしまう。
俺は早足で先輩の後ろを着いていく。
🎤
お出かけの予定は先輩が立ててくれた。
だが、中身は聞いていない。
先程までは楽しみだったが、突然不安になってきた。
🎤
最初は確かに嬉しかった。
なんの取り柄もない自分を好いてくれる人間が居るのだと心から喜んだ。
でも、蓋を開けてみれば冷たくされる日々。
昨日のお見舞い品で卵焼きを貰ったのは少しショックだった。
🎤
やけに明るい街を一緒に歩く。
なんだか嫌な予感がしてきた。
先輩が足を止めたから俺も足を止める。
🎤
先輩
🎤
先輩
🎤
先輩
🎤
先輩
🎤
先輩
先輩の手を振り払おうとしたら殴られてしまった。
恐怖が脳を支配する前に体を動かす。
後ろから先輩の大声が聞こえるが、止まったら穢される気がして足を止めなかった。
無我夢中で走っていたら見覚えのあるヘッドホンが見えた。
🎤
📕
何も考えずに彼に飛びつく。
数秒後に先輩の存在を思い出した。
このままでは彼に迷惑をかけてしまう。
🎤
📕
🎤
📕
手を繋いで走り出す。
彼の優しさが嬉しかった。
彼の部屋にお邪魔してベッドの上に座る。
📕
🎤
📕
🎤
先輩から言われたことをそのまま話す。
彼の表情が暗くなる。
俺の所為でよく笑う彼が曇っている。
🎤
軽口のつもりだったのだが、彼は怒ったような顔をして俺の頬を抓る。
🎤
📕
📕
その言葉が分からない程子供ではない。
彼は涙ぐんで、俺に抱き着いた。
その言葉にどう返せば良いのか分からない。
分からないまま、彼の背中を擦る。
📕
🎤
📕
🎤
あれから先輩とは別れた。
どこからか噂が回ったらしく、先輩は学校に居づらいらしい。
でも、今の俺には関係無い。
相変わらず皆と登校して、お昼ご飯を食べて、下校をする。
そんな日々の中で少しだけ変わったことがあるくらい。
👓
📕
🦈
📕
🙂
🐼
📕
🎤
📕
🎤
📕
🎤
📕
🎤
📕
何気ない、彼の「大好き」に困らされるようになった。
前のようには受け取れない。
でも、これはきっと悪い意味ではないはず。
📕
🎤
📕
🎤
揶揄われるのも悪くはない。
でも、もう少しだけこの関係を崩したくない。
俺達の関係は前より良くなった気がする。