TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

配信者のストーカーは誰?

一覧ページ

「配信者のストーカーは誰?」のメインビジュアル

配信者のストーカーは誰?

1 - 配信者のストーカーは誰? 第1話

♥

416

2020年10月28日

シェアするシェアする
報告する

天聖花

『それではご主人様のあそこを』

天聖花

『マッサージいたします』

深夜の暗い部屋の中

クチュ…クチュ…と粘ついた音が響く

誠彦

(ああ…気持ちいい…)

天聖花

『次はご主人様のあそこを』

天聖花

『舐めさせていただきます』

そして、唾液が混じったような

何かを啜り上げる音も聞こえてくる

誠彦

(あっ、ああ…そんな激しく…)

次から次へと誠彦に快感を与える音

これらはすべてイヤホンから流れていた

あそことはもちろん耳のことだ

誠彦

天聖花(てんせいか)さん…

誠彦はスマホの画面に目をやり名前を呟く

そこにはアニメで見るような美少女が映っている

誠彦

(何でこんなに可愛いんだろ…)

誠彦

(パッチリと大きいタレ目)

誠彦

(金髪の綺麗な髪)

誠彦

(まさに僕の理想通りだ)

天聖花

『今夜もいっぱい』

天聖花

『癒されていってくださいね』

天聖花

『ご主人様♡』

誠彦

(そしてこの声)

誠彦

(いつも優しく囁いてくれる声)

誠彦

(僕には、何よりの癒しだよ…)

天聖花

『それでは耳かきに移ります』

誠彦

(耳かき…これもいいんだよな)

天聖花

『今日は新しい竹の耳かきを使って』

天聖花

『ご奉仕させていただきます』

天聖花

『最近はご主人様のために』

天聖花

『毎日雑貨屋さんに行って』

天聖花

『マッサージ用のオイルや』

天聖花

『耳かきを探してくるんですよ』

誠彦

(研究熱心だなあ)

誠彦

(こういう真面目な所もいい)

天聖花

『それではこちらのお耳から』

天聖花

『失礼します』

カリカリと耳をなぞる音が響く

誠彦

(…いい音だな)

誠彦は目を瞑り、流れてくる音に身を任せる

天聖花

『今日も本当によく頑張りましたね…ご主人様…』

誠彦

(ああ、なんて…)

誠彦

(心地いい声なんだろ)

誠彦

(本当に安心する…)

誠彦

すー、すー…

いつの間にか誠彦は眠りに落ちていた

朝になり、誠彦は目を覚ます

誠彦

(…また寝落ちしちゃったな)

誠彦

ふぁあ~

誠彦

(…まだ眠い)

誠彦

(天聖花さん…)

誠彦

(ずっとあの時間が)

誠彦

(続いたらいいのに)

典子

誠彦~起きなさい!

典子

そろそろ準備しないと

典子

遅刻するよ!

部屋の外から声がかけられる

声の主は誠彦の母、典子だ

誠彦

…起きてるよ

典子

なら早く出てきなさい

典子

朝ご飯できてるから

典子

私はもう出るけど

典子

帰りはまた遅くなりそうなの

典子

夕ご飯は自分で何か食べて

典子

じゃ、戸締まりよろしくね!

慌ただしく家から出ていく典子

誠彦

(朝からうるさいなあ…)

誠彦

(でも、おかげで眠気も飛んだ)

誠彦

(朝飯食べるか)

誠彦がリビングへと向かうと

テーブルには、すでに妹の夏南が座っていた

誠彦

…おはよう

夏南

…………

夏南の返事はなく、それどころか

誠彦の姿を見て、テーブルから立ち去ろうとする

誠彦

おい──

夏南

私もう学校行くから

夏南はそう呟くと、家から出ていった

誠彦

なんだよ…

誠彦

(まったくあいつは)

誠彦

(見た目は悪くないのに)

誠彦

(性格がなあ…)

誠彦

(さて、遅刻しないように)

誠彦

(僕もそろそろ出るか)

誠彦は朝食の残りをかき込むと

一番最後にこの家を後にした

昼休み

女子生徒A

玲奈、今日はお弁当?

玲奈

ええ、一応自分で作ったんだけど

女子生徒A

へ~!すご~い、おいしそ~

玲奈

本当?もしよかったら

玲奈

少し食べてみない?

女子生徒A

いいの?じゃ卵焼きもらうね

女子生徒A

うーん、おいしい!

女子生徒A

さすが完璧美少女の玲奈様!

玲奈

もう…からかわないでよ

誠彦は、昼食を食べる手を止め

玲奈の様子をじっと見ていた

男子生徒A

何見とれてんだよ

誠彦

い、いいだろ別に…

男子生徒A

我がクラスのアイドル

男子生徒A

玲奈ちゃんが俺らなんかを

男子生徒A

相手にするわけねーから

誠彦

だよな

誠彦

やっぱり俺の癒しは

誠彦

天聖花さんだけだよ

男子生徒A

お前、ホント天聖花好きな

男子生徒A

でも最近は

男子生徒A

ネレタロって配信者もいいぞ

誠彦

ふーん、変な名前

男子生徒A

今ちょうど天聖花と同接数競ってるし

男子生徒A

何より高飛車なキャラが

男子生徒A

俺の性癖に刺さる笑

男子生徒A

お前も1回配信聞いてみ?

誠彦

いや、俺は配信者に関しては

誠彦

天聖花さん一筋だから

男子生徒A

まったく…つれねぇ奴

学校から帰宅した誠彦は

いつものように自室にこもり、スマホをいじり出す

誠彦

(あ…天聖花さんの呟きが)

誠彦

(ついさっき更新されてる)

天聖花

『また新しい道具を購入してみました』

天聖花

『ステンレス製の耳かきです』

天聖花

『楽しみにしていてください!』

誠彦

(ステンレス製の耳かきか)

誠彦

(次の配信も楽しみだ)

天聖花の呟きには1枚の写真が添えられている

どうやら耳かきを指でつまみ撮影したものだ

天聖花

誠彦

(この耳かきを持ってるのが)

誠彦

(リアルの天聖花さん…)

誠彦

(いったいどんな人なんだろ…)

誠彦

(身長は?年齢は?職業は?)

誠彦

(体型は?髪型は?顔立ちは?)

誠彦

(…やっぱり美人なのかな)

誠彦の頭の中で想像が膨らんでいく

誠彦

(ん?この写真…)

誠彦は耳かきを撮った写真に

辺りの風景が一緒に写り込んでいることに気づく

誠彦

(これはもしかしたら…)

誠彦

(天聖花さんの住んでる場所が)

誠彦

(分かるんじゃないのか?)

誠彦

(知りたい…もっと)

誠彦

(天聖花さんのことを知りたい)

誠彦はいけないことだとは理解しつつも

パソコンで写真の場所を特定し始めるのだった

配信者のストーカーは誰?

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

416

コメント

8

ユーザー

場所映したらやばいんじゃね?

ユーザー
ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚