コメント
1件
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輩等
輩等
何其れ、此の人も悪い人?
早く、お姉ちゃんと逢わなきゃいけないのに
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輩等
彼の人が敵に気を取られている隙に私はまた逃げた。
如何しよう、如何しよう
もう逃げる場所なんて無い
早くお姉ちゃんの所に行かないと…!
そう思い、手に持っている図鑑を一層強く抱き締めた。
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征く手を阻まれた。
驚く程早い。一体何者?
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そう云い乍ら図鑑に手を伸ばしてきた。
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福沢
福沢
福沢
福沢
福沢
質問に静かに頷いた。
危害を加えようとはしてこない。
けど、未だ信じきれない。
福沢
屹度、私は大層震えていただろう。
そんな私を見兼ねてか、
其の人はしゃがんで、何処からか飴を取り出した。
福沢
云い訳になるかもしれないが、
酷くお腹が空いていたから、私は飴を食べた。
優しい、優しい味がした。
其の瞬間、涙腺が決壊したかのように涙が溢れ出た。
福沢
福沢
福沢
其の儘福沢さんに負ぶさって、何処かへ連れていかれた。
そして辿り着いたのが、此処だった。
福沢
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福沢
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福沢
そう云って髪が短い女の人は出て行った。
私の為にお風呂まで沸かして呉れて、
別世界に来た様な気がした。
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福沢
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眼鏡を掛け乍ら答えた其の人は、相当福沢さんに懐いていて、
背中に居る私に敵意丸出しの視線を向ける。
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明李
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明李
福沢
眼鏡の人は乱歩と云うらしい。
福沢
明李
明李
福沢
乱歩
乱歩
明李
福沢
明李
明李
又も涙が出そうになった。
お姉ちゃんを置いてきてしまった。
苦しい目に遭っているかもしれない。私の所為で。
福沢
福沢
乱歩
乱歩
福沢
福沢
乱歩さんは不貞腐れて質問を続けた。
乱歩
乱歩
明李
乱歩
明李
乱歩
乱歩
明李
乱歩
明李
明李
乱歩
私はただ頷いた。
乱歩
乱歩
福沢
乱歩
乱歩
自分が迷惑を掛けて居る事は判った。
矢っ張り、出て行こう。
そう思った矢先
乱歩
福沢
明李
福沢
福沢
乱歩
福沢
明李
乱歩
明李
福沢
明李
そうして、云われる儘社員寮へと向かった。