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信頼、記憶、相棒、喪失

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信頼、記憶、相棒、喪失

2 - 第1話 訪れた悲劇

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151

2023年06月01日

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第1話 訪れた悲劇

とある土曜日。 彰人と冬弥は、練習のためにWEEKEND GARAGEへ向かっていた。

彰人

WEEKEND GARAGEで練習すんの、久々だよな

冬弥

そうだな。久しぶりに謙さんにも会うし、挨拶しておこう

彰人

だな

WEEKEND GARAGEはビビッドストリートの中にある。ビビッドストリートへ行くにはスクランブル交差点を渡らなければいけない。土曜日とはいえここは東京。人が多いのも当然だ。

彰人

あっちー………

冬弥

人が多いから、余計にだな

彰人

そうなんだよなあ…………

横断歩道の信号が青になったことを確かめて、2人は渡る。と、その時。冬弥の耳は、車のエンジン音を拾った。

冬弥

ん……?

彰人

どうした?

少しずつ、それでいて早く此方に近付いてくるその音は、冬弥達の方へ向かって来ていた。

冬弥が恐る恐る自身の左を向くとそこには、猛スピードで迫ってくる白い車が。

冬弥

…………!!

彰人

冬弥ッ!!!

ドンッ

と、冬弥の真横で鈍い音がした。つい今まで自分の右にいた相棒は何処へ行ったのか。意を決して、冬弥は下を見た。

冬弥

…………ッ!?

視線の先には、頭から血を流してうつ伏せで倒れている彰人の姿が。

冬弥

え………?彰、人……?

彰人

…………………

返事は無い。彰人が自分を庇って車に轢かれたと理解するのに、然程時間はかからなかった。

冬弥

嘘、だろ………?彰人……?

ザワザワ

通行人A

人が轢かれてるぞ!

通行人B

大丈夫か?

通行人C

えぐ!血出てんじゃん!

通行人D

とりあえず救急車呼んだ方がいいよね

ザワザワ

冬弥は、頭の中が真っ白だった。自分が咄嗟に避けられなかった所為で、自分の相棒が轢かれるなんて。

冬弥

…………バタッ

冬弥は、気を失って倒れてしまった。

良い感じの背景がなかったのでこれで

一方その頃 WEEKEND GARAGE

カランコロン

いらっしゃーい!……あ、こはね〜!待ってたよ〜!

こはね

こんにちは、杏ちゃん。あれ?東雲くんと青柳くんは?

まだ来てないんだよね〜。連絡もつかないし。何処行ってんだろ?

こはね

心配だね……

場所は変わって、WEEKEND GARAGE。こはねは、自分が来た時にはいつもいる彰人と冬弥がいないことを心配していた。

連絡してみよっか!

こはね

え?でも、大丈夫かな?

大丈夫だって!ね!

杏は早速スマホを取り出して、彰人の携帯へ電話をかけた。

プルルルル プルルルル プルルルル

あ、もしもーし!彰人ー?

冬弥

………ああ、白石か。どうした?

あれ?冬弥だ。彰人は?

冬弥

え、あ、彰人、は………

な、なになに?なんかあった?

冬弥

実は___

通話終了

通話
04:38

こはね

あ、杏ちゃん、どうだった?

こは、ね…………

こはね

杏ちゃん……?

彰人、が……彰人が………!!

こはね

────え?

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コメント

2

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彰人ぉぉおおおお誰だよ引いたやつ出て来いや!

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