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ミサキ

丁度あなたが立っているところでね

ミサキ

ねぇあなた私の身体探してくださいな

!!

八尋

ま、待って葵は…

ミサキ

まずは腕右の腕

ミサキ

この手で白墨

ミサキ

を使って字を書くの

ミサキ

急いでね

ミサキ

じきに授業が始まるわ

ミサキ

ツーツーツー

八尋

切れちゃった

ギギーギギ

砂時計?

時間制限付きか…

八尋

あそこに腕を置けば

八尋

先に進めるのかな…?

花子くん

さぁ

花子くん

でもなにかは起きるだろうね

八尋

大丈夫だよ進も…?

そうですよ平気っすよ!!先輩

あんなイタ電…無視して行きましょ

花子くん

やめた方がいーんじゃない?

花子くん

七不思議ってね自分が支配する

花子くん

領域内では最強なんだよ

花子くん

俺のバアイはトイレね

だからトイレの花子さんか!

花子くん

そうそう

花子くん

もし道を外れて

花子くん

怒らせたりしたら

花子くん

どーなるか

花子くん

試してみたいなら

花子くん

止めないけどぉ

普兄やりすぎあと…時間制限付きなの忘れてる?

花子くん

…あ

八尋

花子くん

よぉーし探すぞ〜

八尋

まずは右の腕だっけ?

うんうん

八尋

ひとまず言われた通り

八尋

腕を探してみよっか

八尋

電話の声からして

八尋

女の人の右腕よね

先輩が言うなら…

ニヤ(・∀・)ニヤ

花子くん

そーそ

花子くん

探しモノも案外タノシーよ

花子くん

ほらみて少年

花子くん

お宝発見ニヤ(・∀・)ニヤ

てめぇ真面目にやりやがれ

花子くん

あはは

…制限時間内

早くやろ?^^

花子くん

は、はい

は、はい

(あ、圧が)

数分後

木彫りの筋肉

花子くん

ロボットアーム

八尋

マネキンの右腕

マッチョのマネキンの右腕

八尋

探すのは女の人の右腕なの

八尋

光くんは自分の好みの腕持ってきたでしょう

八尋

花子くんは真面目にやる

八尋

桜くんは女の人の腕探して!!

八尋

もう聞いてるの?

えーとぉ

花子くん

ヤシロ言いずらいんだけどさ

笑笑笑笑

花子くん

なんか変じゃない?

八尋

そう?

八尋

元々こうだったと思うけど

そうかなぁ?

八尋

ズルッ

八尋

ゴトン

シーン

寧々ちゃん

先輩

花子くん

ヤシロ

八尋

わああああ

寧々ちゃん俺は元の寧々ちゃんの方が好きかな?

八尋

桜くん…✨✨

(やられた)

時間だよ時間だよ

な、なんだ

八尋

人形が

授業の時間だよ

八尋

授業?

見て、砂全部落ちてる

八尋

そんな…

八尋

あとはあそこに置くだけだったのに

遅刻する子はだーれだ

来るならきやがれ

返り討ちにしてやらぁ

花子くん

伏せろ

八尋

きゃ

おわ

八尋

花子くん

わ”ーっ!!!

行き止まり!!

遅刻する子は

八尋

お前だ(寧々ちゃんを掴む)

花子くん

ヤシロ!!

八尋

え?

ハサミが!!

先輩

!!ドカ(人形を蹴る)

じょきんっ

サッ

八尋

さ、桜くん

花子くん

下がってて

おっと

普兄危ない

花子くん

ごめんごめん

(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…

八尋

₹ゅƕ

花子くん

ゴッ(蹴る)

おお〜

八尋

やったぁ

花子くん

いやまだダメだ

八尋

!!!

花子くん

少年

言われなくてもやってらァ!!

花子くん

さすがァ

すごーい

花子くん

じゃ行くよ

八尋

え!?

花子くん

(*´罒`*)ニッ

まさか

花子くん

逃げろー

やっぱりぃぃぃ

八尋

でも扉が

ぴょんぴょん

ん?

八尋

もっけちゃん

花子くん

あの腕を祠に

光くん

うおおおおおおおお!

ビュー

ズバン

バタン

投げた!!

おーっし!

花子くん

オー投げた

ゴゴゴゴゴ

!!開いた

ジリリリリン✕2

また…

花子くん

スッ

花子くん

もしもーし

ミサキ

左腕

ミサキ

あたしの左腕探してくださいな…

ミサキ

あたし毎朝授業の前に

ミサキ

お供えをして

ミサキ

祠に祈るの

ミサキ

左と右で

ミサキ

手を合わせて

ミサキ

今日も皆が健やかでありますように

ミサキ

急いでねじきに…

花子くん

やぁ二番

花子くん

久しぶり俺の事覚えてるよね?

ミサキ

ミサキ

ミサキ

…じきに授業が始まるわ

ガチャン

ツーツーツー

八尋

…挨拶?

花子くん

そうただのゴアイサツダヨ

花子くん

桜は天才だね

(*´ ˘ `*)♡エヘヘ

八尋

:(´◉ᾥ◉`):ウグッ

花子くん

ヤシロ?

先輩?

寧々ちゃん?

八尋

何でもない

八尋

知り合いなの?

花子くん

七不思議同士だから

ガコン

!!

八尋

!!

花子くん

!!

!!

サラサラサラー

また腕探しかよめんどくせぇな

おい花子

なんか他にねーのかよ

花子くん

なんか?

苦手なもんとか…弱点とか

花子くん

あるよ

八尋

花子くん

弱点ならちゃんとあるよ

花子くん

神の依代と言って…

え?それ今言う?

花子くん

言い忘れてた

花子くん

七不思議に特別な力を与えてる

花子くん

電池みたいなもんかな?

花子くん

それを破壊されると七不思議は大幅

花子くん

に弱体化する

それだ

どこにあるんだよその神の…

えーと

ノリシロ?

依代な?

依代!どこだ!

花子くん

この境界の最深部

???

八尋

最深…

部?

花子くん

そのまんま最も深い場所の事

花子くん

恐らくはあの扉のずっと先

(遠そ)

花子くん

この階の1番上

1番上ってことはつまり…

(やっぱり遠かった〜)

花子くん

じゃ張り切って登るぞ〜

それから

八尋

終わった!

疲れた

八尋

大丈夫?

うん

:(っ`ω´c):グヌヌ

…ねぇずーっと思ってたんだけどさ

その人体できてないんでしょ

なら電話かけてきた人は誰?

ゆ、幽霊?

八尋

え!?

八尋

(なんか浮いてる)

八尋

(底が見えない)

あ!あそこなんかいる

花子くん

ひっでぇ

俺達が集めてきたパーツ?

笑笑笑笑笑笑

やば

八尋

こ、怖い

花子くん

少年が変な足付けるからァ

な!!

テメェが

【テキトーでも進める】とか言うからだろ

八尋

ああー

八尋

バストサイズと左足は完璧なのに

花子くん

ヤシロこの胸でほんとにいいの?

パチャパチャ

足音?

ミサキ

ようやく来たのね

八尋

(この声間違えない)

電話の人!!

八尋

わぁ

八尋

(びっくりするぐらい綺麗な人)

八尋

(でも体がないはずじゃ)

あ、あのその人形は

八尋

これでも頑張った方で

ミサキ

素敵な身体ね

八尋

へ?

そ、そんなのでいいのか?

(や、やばぁ)

ミサキ

実は困ってたのよね

ミサキ

人間の体って何でできているのかさっぱり

(調べろよ…あこの世界携帯無いのか)

(あっちの世界はあるのに)

(…んあっちの世界?)

(あっちの世界ってなんだ?)

(忘れちゃダメなこと忘れてる気がする)

地縛少年花子くん(黒川桜)(柚木桜)

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